2018 . 2 . 3

スレッドリフトと眼瞼埋没修正術の4週間後経過

数年間前から時折り来院して、楽しんでいらっしゃる患者さんです。加齢現象に抗う為、眉下切開から入りました。口唇も検討していますが時間の関係で見合わせています。眼瞼は重瞼術埋没法で微調整してメンテナンスしてきました。 今回年末年始を利用して簡単な手術であるスレッドリフトを受けることとなりました。ついでに眼瞼の埋没糸の追加してラインの調整もしました。 画像をご覧下さい。術前術後の正面像、左斜位像、右側面像を並べます。 テープを貼っている2点は3Dリフトの刺出点です。 耳の前のもみ上げの後ろにテープがありますが、ここが刺入点です。 耳前が刺入点で、Jowl (マリオネットラインの後ろ)が刺出点です。 手技を説明します。私はJowl の改善にはスレッドリフトを
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2018 . 2 . 1

口周りの多様な手術。この人は素敵です。よくできましたが、まだ白唇部短縮術はしていません。

口周りの手術としては、白唇部短縮術と口角挙上術が定番化しました。本症例もこれまでの症例を見て来院されました。この手術は創の縫合法に長けている形成外科医であり、それで美容外科の素養も備えている美容形成外科医で受けるべきです。実は日本形成外科学会専門医と日本美容外科学会JSAPS専門医の両方取得している医師は、日本国内に100人も存在しません。 本症例は定番の手術から入りませんでした。それには計測して患者さんの印象を理解しなければなりません。 症例は32歳、女性。顔面縦比は、上顔面(生え際~眉下)62mm:中顔面(眉下~鼻下)65mm:下顔面(鼻下~頤先)65mmと中顔面と下顔面が長い。顔面部品の横比は、内眼角間29mm:鼻翼幅33mm:口唇幅41mmと口唇が鼻の1.6倍は欲しいとこ
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2018 . 2 . 1

この子は可愛い。口周りは大事です。術後3ヶ月を経て次は?。

口周りの手術が続いています。口唇の手術に到る患者さんは、他部位の治療を経てきた人が多いのです。そのような訳で、口周りの手術は最終兵器になりますが、見方を変えると私が最終兵器として有用されているのだとも考えられます。本症例は予め赤唇部切除術を受けています。そして今回白唇短縮術に到りました。 今回は口角挙上術は患者さんの希望により二次的になります。鼻柱も検討の余地があります。アレッ、白唇部短縮術が最終兵器ではなかったみたいですが、いくつかの点については今回の術前診察中にも話しました。術後の診療中にも検討していきます。それに白唇部短縮術の結果赤唇部の左右差も顕在化しました。そして今回術後3ヶ月の経過観察に来院されて画像を頂きましたが、その際もいくつかの部位についての相談を受けました。まだ結論
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2018 . 2 . 1

白唇部短縮術と口角挙上術は定番ですが。

口周りの手術のブログ掲示が引き続いています。口周りの手術は最終兵器ですと申し上げてきましたが、考えが変わりました。患者さんに取って、口周りの手術が最終兵器なのではなくて、私が患者さんに取っての最終兵器として使われてきました。言ってみれば、私は駆け込み寺みたいな所です。そこでブログ提示症例だけでなく、口周りの手術症例を見直してみました。するとあるわあるわ。約半数の症例は予め他院で手術されていて、その目的は様々ですが、二次修正も兼ねての症例でした。いくつかの例を挙げますと、創跡の問題や、創跡の位置の問題。不適切な手術選択に対する適正な手術の要望。デザインミスに対する修正。不適切な医師に依る治療の結果の後戻り等々です。アッといけない。私の初療後に切除不足で追加手術した例もありました。その症例は満足
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2018 . 2 . 1

鼻、口の順で口周りを数次的に治してきました。1~2週間の経過

口周りの手術は周囲とのバランスが重視されます。本症例は判りやすい例です。 口とは唇の間の腔ですね。唇の後ろには歯牙が有り、歯牙は歯槽骨に植わっていて、骨は歯齦に包まれています。一般人は唇を赤い部分だけだと思っている人が大多数でしょうが、赤い唇は赤唇部、その上下=上は鼻の下まで、下は頤までを白唇部と称します。欧米の言語では一般用語です。White lip & Vermilionです。そして赤唇や白唇前後の傾斜に個体差があり、縦の比率や顔の他の部品や横幅との比率が重要です。 口の上は鼻です。口の下は頤です。 顔面の縦の比率は、上は生え際から眉下まで、中は眉下から鼻下、下は鼻下から頤尖までを比較します。白人では60㎜と同値が理想的ですが、アジア人の多くは上顔面は短い=頭が
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