新型コロナウィルスの感染拡大防止のため外出を控えていただいている、時期ではありますが春休みに、しみ・ほくろ治療のご相談が多いのでご紹介させていただきます
一言でしみといっても、いろんなタイプがあります。
肝斑・老人性色素斑・脂漏性角化症・後天性真皮メラノサイトーシス・雀卵斑など医学用語でも多数あります。
まず診察したうえで治療方針を決めていきます。
1回のレーザーでしみがなくなると、考えておられる方もいらっしゃいますがしみの種類や個人の体質・生活習慣などによっても治療方針が異なります。
肝斑に対しては、外的刺激による色素沈着の可能性があるので、洗顔などでこすりすぎないよう注意し、まず内服薬を処方します。肝斑に対し、レーザー治療をおこなうと、色素沈着でさらに濃くことがあるからです。
脱毛・毛穴ひきしめ効果のあるレーザーフェイシャルは可能です。むしろ化粧のりがよくなることにより、化粧時・化粧おとし時にこすりすぎることが軽減され間接的に肝斑をうすくすることにもなります。もちろんくすみとりの効果もあるのでおススメです。
肝斑ではない、しみに対してはレーザー治療や光治療をおこないます。
Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、しみ部分のみに照射し、照射部分にステロイド軟膏塗布し、テープを1~2週間貼付します。テープは貼りっぱなしで、テープの上から洗顔は可能です。1~2週間で痂疲がとれます。施術後炎症性色素沈着のおこる可能性がありますが、時間がたてばうすくなっていきます。
光治療は、LUMECCA(ルメッカ)を使用します。顔全体に照射し、シミのところが黒く反応し1週間ほどで痂疲がとれます。テープ貼付の必要はなく、お化粧も可能なので、全体にあるしみやそばかすにはよい適応です。
脂漏性角化症やほくろに対しては、CO2レーザーで削りとります。2週間ぐらい上皮化するまで、軟膏塗布、テープ保護が必要です。
全体にLUMECCA(ルメッカ)照射、濃いしみにQスイッチアレキサンドライトレーザー照射、ほくろにCO2レーザーを使用した 症例です。
しみ・ほくろがうすくなりました
1度の治療でも、うすくはなりますが、継続的なメンテナンス治療をおススメします。
【料金】 大阪いけだクリニックでの料金です(税抜き)
・レーザーフェイシャル
全顔:¥6,000 頬のみ:¥4,000
・フォトフェイシャル ルメッカ
全顔:¥20,000 頬のみ:¥15,000
・Qスイッチアレキサンドライトレーザー
1SHOT ¥300
・CO2 レーザー
ほくろ 1個 ¥5,000 同日2個目から ¥3,000
【施術のリスク・副作用について】
・個人差はありますが、部位や症例によっては痛みや熱感を伴う場合があります。
・レーザーフェイシャル、フォトフェイシャル照射直後に部分的にブツブツと肌荒れや赤みが出ることがありますが、これは新陳代謝が早まり皮脂の排出が一斉に起こったものです。一時的なものですので数日間でおさまります。反応によっては軟膏やクリームを処方します。
シミの反応したところが黒くなり、薄いかさぶたとなって1週間ほどで剥がれ落ちることもあります。色の黒い方やシミの濃い方は、一過性に炎症後色素沈着を起こす可能性があります。
・CO2レーザー照射直後は、陥没し少し赤くなります。この状態から2週間程で皮膚が再生され赤みがかった状態になり、それから徐々に正常な肌色になっていきます。
・紫外線による炎症後色素沈着を防ぐため日焼けクリームやテープなどが必要です。