お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。マイクロ波照射による腋窩多汗症治療器ミラドライ(miraDry)のご紹介です。
ワキ汗、においを抑える治療には、ボトックス注射がありますが、半年ごとにもしくは汗をかくシーズンごとに注射をする必要があります。また、保険適応による外科手術(皮弁法)は何十年も前から手術法にかわりはなく、術後肩関節の安静が必要で日常生活に支障がでたり、出血や傷跡などなんらかのトラブルが起こりがちでした。
ミラドライ(miraDry)はマイクロ波を真皮深層、皮下組織浅層に照射し、電子レンジのように汗腺に含まれる水分子を熱発生させ、汗腺を焼灼、凝固させる治療です。
皮膚表面は冷却することで表皮や真皮上層の熱損傷をふせぎます。
皮膚を切らずに手術と同じくらいの効果が得られる治療器で、数年前に開発され学会でも効果の実証がされてきました。効果も長期にわたって持続するとかんがえられています。
1回の治療で効果がありますが、さらに効果を希望する場合は3か月以上の間隔をあけて次の治療をおこなうことができます。
治療のながれです。学会での症例報告や検討されてきたなかで以前と少し治療のながれは改善されました。
治療部位をマーキングし、局所麻酔をおこないます。局所麻酔の量は手術法と同じですが、希釈をして麻酔混合液を多めに注入することにより、神経や筋膜を遠ざけ神経損傷のリスクを低くし、さらに高エネルギーで照射することができます。
テンプレートを転写し、マーキングに沿って照射していきます
皮膚を吸引し、マイクロ波を照射後冷却します。片側、約30分ほどかかります
施術直後、すこし発赤と熱感があります。軟膏塗布してcoolingをおこないます。帰宅後も2、3日は専用アイスパックで適宜coolingします
脱毛レーザーとはちがって、意外とダウンタイムはあります。施術後の違和感やむくみは1週間ほどあるようです。数日間は局所麻酔や吸引の影響による皮下出血や、多量の麻酔混合液を注入する影響で上腕や側胸部にむくみを認めることがあります。
翌日、施術部の腫脹・圧痛・皮下出血、上腕・側胸部のむくみをみとめた。
汗やにおいは翌日からなくなりました。
高価な治療ですが、毎年ボトックス注射をうつことや、手術の侵襲をかんがえると、おすすめの治療です。ご希望の声が多数ありましたので、今回銀座院で稼働していた機器を大阪院に移動させました。この機会にぜひ大阪いけだクリニックで腋窩多汗症治療器ミラドライの施術をおまちしております。
【料金】 (税抜き)
・ミラドライ 両ワキ ¥300,000 →導入キャンペーン価格 ¥200,000
【施術のリスク・副作用について】
・治療後数日間は治療部位の違和感、疼痛、圧痛、発赤、むくみ、皮下出血、隆起や硬化を認めることがあります。
・上腕や側胸部にむくみがでることがあります。
・毛嚢炎や皮下膿瘍を認めることがごく稀にありますが、抗菌薬で対応します。
・治療後数日間は入浴は避け、シャワー浴にしてください。多量の飲酒も避けてください。
・治療後1週間程度は激しい運動はひかえてください。
・まれに治療部位に色素沈着が生じることがありますが、時間経過とともに消退して行きます。必要な場合は医療用の美白剤を処方いたします。
・効果には個人差があります。