2018 . 12 . 17

両側鼻翼基部間での白唇部短縮術は精魂こめて丁寧に。

考えてみれば判ることですが、白唇短縮術に於いて、私は両側鼻翼基部の間だけを同じ幅切除しますから、口角は挙がらないので、術前と比べて相対的に口角が下がるのは当然です。約5年前には、口角を挙げようとして鼻唇溝部まで切除してみました。ところがやはり傷跡が見えてしまいます。3例だけで止めました。

でも、必ずしも白唇短縮術と口角挙上術を同時施行するべきとは言いません。私はこの何年か口周りの手術ばかりしているので、同時にしないでそれぞれの手術に専念して精度を高めようという気持ちも働いています。

2回に分けて順次していくか?、経過を診ながら二次手術にするかは状態によります。通常は口角も挙げた方が可愛さが増します。ただしそれは、好みでもあります。人格にも影響します。前にも述べましたが、美容外科治療は外面性(静的な見た目と動的形態)と内面性(社会性や性格などの人格)の調和ですから、口角挙上術の有用性は個体差があります。

もっとも敢えて書けば白唇が長いとスケベェに見えるし、もたついていると野暮ったい。場合によっては暗い感じがするので、ほとんどが数字的に決まってきますし、上下顎の前後関係も数字上どうあれ影響しますから適応は広く、先行的に手術する症例が増えてきています。 本症例は白唇部短縮術に専念し精魂込めて丁寧に縫合しました。

症例は、23歳女性。白唇部中央の人中部の上下長18mm。赤唇は反り返っているが、白唇は軽度内反。人中とCupidの弓は明瞭で作成不要。上口唇(白唇+赤唇)26mm:下口唇(赤唇~頤)39mmで2:3の理想比(最近は白人を対象とした黄金分割比の5:8は薄い赤唇をよしとする日本人には適合しないと考え1:1.5を使います。)より上が長い。計測に基づき4mm切除の適応です。口輪筋の処理は折り畳んで縫合し、外反(C-カール)は通常度に加えたい。

内眼角間32mm:鼻翼幅34mm:口唇幅40mmでこれも2:3の理想比(口の横長もおちょぼ口をよしとする日本人には適合しないので1:1.5を使います。)で最低6mm横に引きたいから、45度5mmの適応ではある。

でも実は考えてみたら、口の横幅が小さいので、白唇部短縮術を34mm幅にすれば挙げられない口角部分は6mmしかないので下がる部分は少ないので見ていられないほどにならないと考えて二次的手術の含みとした。

各方向の術前、術直後の画像を供覧します。

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正面像では鼻が拡がります。申し訳ない言い方ですが、鼻と口の幅がおんなじに見えています。必ず鼻の形は治っていきます。最多症例を経てきた私は知っています。

術直後は赤唇の裏返りがオーバーです。これも丁度良くなります。術前のシミュレーションにより判っています。

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デザインを見れば判りますが、両側鼻翼基部(鼻翼の最下点)間を同じ幅4mm切除します。その横の長さは約30mmでした。口唇幅と差が少ない症例です。術直後の画像は斜め下から撮りました。Nostril sill,土手の下に縫合線があります。ここは折れ返り線なので傷跡が見えなくなります。 IMG_3285IMG_3287IMG_3294IMG_3296

右側面像ではE-ラインが直線上です。白唇が反っていません。そして白唇が長いから左斜位像では口元が寂しく、暗い感じさえ見られます。術直後の画像では腫脹ですっきり感が見えません。 丁寧に縫合しても腫れます。口周囲は血行がいいので避けられません。次週には、形態的な良好性がもっと見えてきます。お楽しみに!

術後1週間で抜糸しました。

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いつものことですが、抜糸の際に引っ掻いたり引っ張ったりするので傷が綺麗だったのが出血で赤くなってしまいます。すぐ止まります。それより何よりも赤唇の外反が可愛いでしょ?。横幅が無くて人中部が挙がったから子供の可愛さに見えます。本症例の患者さんは口角挙上術を併用していないので、もう口紅(グロス)をつけて来院されました。子供の明るい赤唇に見えてより可愛さが増しています。画像上は口角の下がりは見られません。

IMG_3503IMG_3504周囲に内出血が顕在化しています。次週には吸収されるでしょう。側面像と斜位像では口唇幅と鼻翼幅の対比が見えない為に、元々ある赤唇の中央の膨らみ=口唇結節がさらに強調されて可愛さが強調されます。

白唇部短縮術単独症例ではさらに丁寧に縫合しましたが、術後1週間の画像ではまだ傷跡が目立たないかどうかの評価は難しいでしょう。傷跡は3か月まで診ないと評価できません。その時本当に目立たないのを魅せられますよ!

医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時追加修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも随時表現や補足の説明を付け加えていきます。

施術のリスク・副作用について ・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

費用の説明も加えなければなりません。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円 +消費税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。