2019 . 1 . 12

グラマラスアイだか、アーモンドアイだか、垂れ目形成術だか、下眼瞼結膜側切除は対称性が重要。

日本人(東アジアの新モンゴル系人種)は、吊り目です。英語ではSlant eye:傾いた目として差別用語です。日本人選手あMLBで一悶着しました。吊り目の原因は3点あり、どれもが遺伝子の発現として、個体差はありますが、モンゴル系に特有です。日本では朝廷が典型例で、今上天皇も本年5月からの新天皇も吊り目です。

吊り目の原因は、1、蒙古襞の拘縮と被さりが内側を下げます。本ブログの読者のみなさんは知っていますよね。私達の得意の手術=Z-形成法で、コマーシャルしている下手な美容外科では不可能です。2、目頭と目尻の位置を決める靭帯の付着そのものが傾いています。内眼角靭帯の位置と外眼角靭帯の付着部は平均5度外が上に傾いています。白人は水平です。3、目尻の位置はどうあれ、下眼瞼縁のカーブがまっるみが足りない。上眼瞼は正常では最大12mm以上動いて丸くなるのに対して、下眼瞼縁は平均2mmしか動きません。そして、東アジア人は白人に比べて丸身が少ない。よく父と話しました。アジア人は福笑いの目=上が丸くて下が直線。白人はサメの目=上は丸く下もさらに丸い。つまり下眼瞼縁のカーブも吊り目の原因の一つです。

ちなみにこの点はVe.クリニックの仲良しのF先生とよくディスカッションします。彼は美容外科医の中でも私の次に美の本質を理解できる奴です。その辺のチェーン店の輩とは質が違います。

今回は下眼瞼下制術を提示します。表題に書いたようにいろいろなニックネームがあります。多く売り出している(仲良しの)クリニックではグラマラスアイと称しています。確か本症例の患者さんは一次手術をそこで受けています。垂れ目形成だか、垂れ目整形は読んで字の如く垂れ目にする手術ですが、下眼瞼の全体を下げてしまうと変です。アーモンドアイは読んで字の如くアーモンド形の目ン窓にすることで、つまり吊り目を治す結果になります。

目の窓をアーモンド形(=吊り目でない)にするため上の内側は済んでいる症例です。下の外側は微量な変化なので判かりにくいと思いますが、患者さんは理解しています。美意識が高く美的センスの塊のような患者さんですから!。

症例はアラフォーに見えない美しい女性。これまでに当院で眼瞼下垂手術と目頭Z-形成術他いくつかの手術を受けてきました。吊り目の要素の内側半分は治しています。経過は良好で美しさが日々アップしています。

何年か前には、他院で下眼瞼下制術を受けています。当初から左眼瞼はよく下がっていたのに(画像を見れば判ります。)、右が不足でした。対称性を求めて、昨年私が切らない垂れ目形成術(下眼瞼下制術非切開法=下眼瞼NSLT法)をしましたが、前回の瘢痕が邪魔になりあまり下がりませんでした。ご覧の様に挙がり不足です。

やはり切開法の修正は切開法が確実ですし、患者さんも同意されました。ならばもう一度切開法をしてみようということでトライしました。画像を診ましょう。

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上の両側眼瞼部画像を見比べてみれば判ります。左図が術前です。左(向かって右)下眼瞼縁のカーブは特に外側が丸く下がっているのに対して、右(向かって左)下眼瞼縁は外側に向かってせり上がっています。患者さんは「目尻の高さも違うように見えますよね!。」「なんか右目だけ吊り目になっていますよね!。」と訴えますが、良く診ると左も丸く下がっている下眼瞼縁が、一番外側ではカクッと挙がって目尻は上にあります。左右の目尻の位置はほぼ同じです。下眼瞼縁が下がっていれば吊り目に見えません垂れ目形成の効果が奏功しているのです。

今回デザインは下眼瞼結膜に書くので撮影は困難でした。ならば術中写真でも撮っておけばよかったのですが、視難いので止めました。上右図は術直後の画像ですが、微妙な差が対称化しています。下眼瞼縁の外側が下がると目尻(外眼角)も挙がって見えません。黒目(角膜)の下は余り下げていませんから下の白目(眼球血膜)の露出量は変わりません。三白眼になるとまたこれも嫌な目元になってしましますから、中央から外半分だけ下げました。

術前と術後の差は、画像上では細かい差なので判りにくいかも知れませんが(鼻唇角プロテーシスの際もそうでした。でも患者さんは効果を知っています。)、印象の変化は見て取れます。吊り目が解消しているのです。

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逆に近接画像では比較対象である反対側が無いので違いが不明瞭です。何故か目の窓が大きくなって見えるだけです。アアこれが手術の効果です。

手術法ですが、下眼瞼結膜を今回幅3mm切除しました。眼瞼の外半をスピンドル型(紡錘形)というか木葉型に切除します。同部に前回の瘢痕が固まっていましたが剥離して除去しました。創内に瞼板筋を見出し吸収糸で2mm縫縮します。結膜は撚糸で(チクチクしない)3縫合します。上辺は瞼縁の下がりを持続させる為に瞼板に掛け、下辺は折れ返り部(円蓋と言います。靭帯がありますから固定性が高い)に糸を掛けます。眼瞼結膜は粘膜で柔らかいので、3mm切除しても上記の程度の変化です。

目尻(外眼角)の位置が違うのなら、挙がっているなり下がっているなり、その高さは外眼角靭帯の(眼窩)骨への停止部が決定しているので、靭帯を外して再縫合をする方法が適応します。でもよく見ると本症例ではその適応ではありませんね!。もっともその手術法も、形成外科医の分野です。外眼角靭帯は私の得意だった顔面骨折手術の中の頬骨骨折の手術時に扱うからです。非形成外科医には触れません。

今回は術前術直後の画像提示ですが、軽度の腫脹が下眼瞼縁を押し上げていると考えられます。ですから術後は早期より数日後から効果が増強します。次回が楽しみです。

術後1週間で画像を戴きました。本来なら抜糸なのですが、この手術は吸収糸です。

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眼瞼正面像は遠近二葉。遠方像(約1m)をよく見ると眉を挙げています。それも右の手術側をより挙げています。遠目のカメラレンズを視る際には良く見ようとして眉を挙げる癖の人が多く、しかも手術後は僅かでも異物感(吸収糸でチクチクしなくても若干のゴロゴロ感)があるので強く開こうとして力が入るのでしょう。接写(約30㎝)時にはおでこの力が抜けます。右眉と左眉の高さが同じです。

眉を挙げると眼裂も挙がります。特に目頭は内眼角靭帯が強固で挙がりませんが、目尻側は外眼角靭帯がやわいので眉の外が挙がると目尻も挙がります。折角下眼瞼外側を下げた(グラマラスアイ)のに、上左の画像では目尻が挙がって効果不足に見えてしまいます。私が下手に見えます。ところが上右の画像では、目じりの高さは左右対称で、下眼瞼縁の内側3分の2がほぼ水平に下がっています。よく出来ましたでしょう?。下眼瞼が下がると眼裂が大きくなりアーモンドアイになり目元の美しさ倍増です。

IMG_4249残念ながら左右の比較のための近接像を忘れました。次回お楽しみに!。

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施術のリスク・副作用について ・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、お化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

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