2019 . 4 . 1

またもや、2回目の口周りの手術。他院で富士山型にされたのよ!。デザインを工夫して口角も挙げて治しましょう。

症例が増えるごとにいろいろなことが解ります。富士山型が増えています。どうしてか考えました。私が口周りの手術を始めたのが5年前で、増えてきたのがもう3年前です。ブログに毎月何例か載せるようになったのが、2年半前です。私は今や最多症例でしょうが、SNS上では私以外にもたくさんのクリニックが載せています。流行を作った訳ではないのですが、私の症例が評判で他のクリニックも追随しようとしているのでしょう。ただし所詮真似っこですから、細かいデザインは間違うし、術前診察が稚拙なのでバランスが崩れる症例が多発しているのでしょう。美容医学は経験により積み重ねられた知識と、美容医学の普遍的知性(専門部位に限らず美容外科的素養)に基づかなければ可愛い美人は作り上げられません。残念ながら今時の若い医師や新参医師には、そのような素養と技術、医学的知識を兼ね備える暇はないようです。ましてや、なんとかミクスに乗じたビジネス的非形成外科医には無理難題でしょう。今日も来ました。私は真摯に対応します。

症例は35歳女性。半年前他院(知り合いだが非形成外科医)で白唇短縮術を受けた。20mmを6mm切除して14mmにしたが後戻りして16mmになった。傷跡が2mm拡がったものと考えられた。Nostril sill に傷跡と糸の跡が目立つ。鼻翼下の切除幅を減らした模様で富士山型になった。切除幅を鼻柱基部3mmで外反し、鼻翼下は5mm。シミュレーションで口は閉じられる。

顔面横部品の比率を診ると、内眼角間距離32㎜:鼻翼幅36㎜:口唇幅46㎜です。黄金分割比率を適用して口唇幅を51mm目標にしたいが、上に挙げなければ富士山型を治せない。30度左6mm、右5mm。鼻翼は不要。

約1か月後再診。人中部4mm、鼻翼基部は6mm可能。口角は左7mm、右6mm可能で30度方向に上口唇は10㎜内側まで=鼻翼下まで。上下口唇(赤+白)が23:42なので黄金比からして頤骨切り術を要する可能性は示唆した。

翌日再診:血痂は多くないが除去。腫脹は重度でまだ亢進しているから48時間まではすごいでしょう。浮腫みやすい体質(ホルモン性等の診療は未)だとの申告。術中に口輪筋上に瘢痕が癒着して硬かったし血行が阻害されドレナージが不良と考えられると説明。そういえば前回の術後早期には鼻の下に横線状の溝があったと申告。口輪筋を切除縫合された為に瘢痕が強いのだろうと納得した。さらに鼻翼基部の追加切除も念頭に入れた。取り過ぎよりは追加が適切と私も納得した。その際頤の形が変遷していると申告された。その点については下段で書きながら考えていきます。

画像は各方向を術前、術直後から載せます。

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正面像ではいつも以上に腫脹が強いです。二次手術ですから。実際術中にも口輪筋が一部切除されていたようで瘢痕が多く、血行状態が不良でした。その結果静脈還流が低下しますから腫れます。

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近接像ではデザインを見ましょう。鼻柱基部から下4㎜、鼻翼基部したから6㎜の切除幅です。そして口角は術直後にデザイン通りの形になっていますよね。

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斜位像と側面像では二回目ですから腫脹が強く外反が強調されています。赤唇もです。

そこで術後2週間の抜糸直後の画像を診ると。

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いつものように抜糸時に引っ掻いたので傷の線が赤くぼやけます。白唇の内反は解消できて丁度いい外反です。赤唇がブチ腫れていたのがかなり解消傾向で口角との位置関係も赤唇円のカーブも綺麗に整ってきました。口は力を入れて閉じますが頤の梅干し状態は見られません。ただし何もかもがまだまだ日数を要します。

本症例は二次手術ですが、わざわざ私に依頼してきたように患者さんは、顔面の形態のバランスを重要視しています。長い経過を経ているのですが、写真を持ってきてくださいました。

その際患者さんが頤の形態的変化に着目し、私に教えてくださいました。画像を見てください。

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何年か前の前回の手術前の画像を頂きました。頤(下顎の先端)が尖っていたのが、術後変わったそうです。

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IMG_0351今回の術後経過画像を、下顎まで出しても良いそうです。少なくとも、術直後には口角を挙げたからその下の下顎縁も引きあがっています。術後1週間では手術部位周囲も腫脹するために、下顎縁も若干膨らんでいます。

患者さんと私で「頤の形は下口唇に依存しています。口角も挙上したので頤の両サイドは細くなったね!。」と考えました。後で考えたら前にも書いた学会発表での昔からの仲間も形成外科医の演題:頤の梅干しは何?、下口唇が影響?。に関連していて、まだ解明中の命題です。エビデンスの一つになりそうです。

この件はどのように変遷するかこれからが見ものです。次回をお楽しみに!

術後1ヶ月で来院しました。

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あえて評価を訊きましたら、「やはりもう少し切除量の調節をしたらよかったかも?、富士山型は残りましたね!。でも人中部の切除もしたかったのですし前医の作った傷跡も切り直したかったのだから仕方ないと思っています。」と優しく答えられました。

そこでの検討結果として、鼻翼基部を中心に約3㎜の追加切除を加える?。富士山型を完全に解消するためには口角挙上術は必要だが、解消には至らない。やはり鼻翼下の切除調節が第一選択。ただし鼻翼基部下の切除を増やせば増やすだけ鼻翼横の余剰による膨隆は増えるからその際はCO2LASER等による焼灼を要する可能性がある。もう一つ元来鼻翼幅が36㎜と大きく、丸く張り出しているのを外側切除の適応もある。同切開で傷跡は増えないが、いずれも傷跡の硬さが解消する術後3ヶ月経ないと触れません、切れません。

IMG_1405IMG_1403E-ラインより口が後ろにあるため、スッキリ感がyよく見えます。品性に魅せられます。やはり後は正面像での富士山型の問題が気になるでしょう。

次回術後3ヶ月をお楽しみに!、だけでなくさらなる検討が求められます。患者さんは乗ってくるでしょう。真摯に対応する私の本領発揮です。

当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページの修正を行っています。

施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

6月から費用の説明も加えなければなりません。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円 +消費税。局所のブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。