2019 . 7 . 22

間の抜けたモンゴル系の目元。目頭形成術で蒙古(モンゴル)襞だけでも外しましょう。

本当にすごく目が離れているモンゴル系。日本人でこのサイズの人は珍しいでしょう。お魚型です。蒙古襞は今から約2万年前にモンゴルで発生した突然変異遺伝子の発現ですが、その後中国や朝鮮を経て日本にも蔓延しました。一重まぶたの遺伝子も同座で、蒙古襞の程度も重瞼線の高さも連続的にバリエーションがあります。

現世人類,Homo Sapience は約20万年前にアフリカで発生して、地球上に徐々に進出しました。2万年前の最終氷河期に、モンゴルやシベリアでは一重まぶたで前葉性眼瞼下垂、つまり目が開きにくいから目が凍らない人が突然変異で発生して、寒冷地適応者として彼らの末裔だけが生き残りました。白人や黒人は全員二重まぶたで蒙古襞を持ちません。これは北東アジアに特有の遺伝子です。これは現在最先端の集団遺伝子学で証明されています。

日本に一重まぶたで蒙古襞の遺伝子が入ってきたのは、いわゆる弥生人系が持ってきたと考えられています。日本列島にはすでに南方から進出していたいわゆる縄文系人と呼ばれるアジア人が居住していて、紀元前1万5千年前頃から北東アジアから浸出してきた人たちと混血しました。現在の日本人では、二重まぶたと一重まぶたの発現率が50:50とされています。蒙古襞は遺伝子の強さに応じて連続的に程度に差がありますが、一重まぶたの人と二重まぶたの人では内眼角間距離にして平均値で3㎜の差があります。

したがって本症例の様に内眼角間距離が42㎜の人は日本では稀です。モンゴルには少なくありません。もっとも最近相撲界には多く見られます。

ですが、目頭の蒙古襞は切除して無くすとみっともない形になります。蒙古襞は、ほとんどのチェーン店系美容整形でやるような目頭切開では、涙湖(赤肉)が全部露出して怖い顔になります。または虫みたいと形容されます。だ〜から〜!。蒙古襞は外すべきです。一辺4㎜60度のZ−形成術で、蒙古襞の下の付着部を外して斜め上に移動させれば、拘縮が解消して目頭も1.25×2=2.5㎜近づきます。あとは程度問題です。でもねえ〜、形成外科を研修していないチェーン店系ではできっこないんですよ。何故なら、Z−形成術は皮弁形成を要し、皮弁形成は形成外科医しか知らないからです。因みに当院に潜り込んだ整形外科上がりの美容整形屋は皮弁をいう言葉さえ知りませんでした。

症例は30歳男性。約3年前に眼瞼下垂手術をしました。モンゴル系の中国人で長らく我が国に滞在していて日本語は堪能。重瞼は狭くしたら奥二重になった。当初からモンゴル系だから蒙古(モンゴル)襞の被さりと拘縮が強い。モンゴル人の鑑です。

当時は目頭形成術の内容をよく理解していなくて、また経済的にと時間的に余裕がないため受けなかった。今回突然来院されて、治すチャンスを作った。

瞼列横径24㎜:内眼角間42㎜でかなり離れている。患者さんはブログもご覧になった様で、目頭Z−形成術を現在理解している。しかし眼球も遠い。角膜中心間距離で70㎜なので蒙古襞の問題だけではありません。それにあまり変わりすぎると顔が変わるので、一辺4㎜60度のZ−形成術が最適だと考えた。

画像を二葉ずつ並べます。

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上に術前の眼瞼部画像遠近。近寄って撮影するといかにも目が離れて見えます。

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上にはデザイン後の開閉の画像。下にはまたまたいつもの図。

DSC_0077左の左図が術前で上のデザイン画の左眼瞼と同じです。右図が術後で下の術直後の左眼瞼と同じです。
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上には術直後の遠近。切れ長になって格好いいでしょう。

下には術前と術直後の近接画像

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目頭形成術だけでも眼瞼全体がそれなりに腫れますから、開き難くなります。しかも術直後はカメラを見てくれないで下を向いているので開き具合が判りません。

本症例は術後の形態的評価が重要です。機能的にも開瞼が向上した筈です。次回術後1週間が見ものです。

術後1週間で抜糸しました。

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遠近二葉載せます。目頭形成術をしただけで目が開き易くなり、眉を上げる力が和らぎました。

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抜糸直後ですから、近接画像では傷跡(もう傷ではない。)が見えます。と言っても一辺4㎜のZ型ですから目立たなくなります。蒙古襞の拘縮がないから、肥厚性瘢痕も軽く済みます。拘縮がないから傷跡の幅が広がることはまずありません。

それは次回の画像で証明できるでしょう。問題は眼瞼下垂症の改善をどうするかです。

術後1ヶ月で診ました。

IMG_1222傷跡は赤いですが、肥厚性瘢痕(ケロイドもどき)は認められません。

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画像が不備で申し訳ございません。傷跡はもっと目立たなくなります。

当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しブログを掲載しています。

医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。

施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。