2019 . 11 . 4

鼻唇角プロテーシスは他国では”猫手術”とか称しているらしいけれど、元々は私が考案した手術です。でも今回は更なる効果も求めます。“貴族手術”も私の父の考案です。

みなさん知っての通り、大韓民国は真似っこ文化で食っています。電化製品、車などのハイテクは日本人の技術者を買って作りました。韓流ドラマは昔の日本のテレビドラマの焼き直しです。タレントは美容整形(かの地ではこう言います。)をして可愛く装っています。その美容整形は日本の美容整形屋には在日が多いから教えたのです。また彼地では外貨獲得を目的に美容整形を国を挙げて奨励していますから、先進国である日本や欧米から知識と技術を輸入してきました。国策ですから、材料や器械の開発においても規制が緩く、危ないものでも認可されるし、日本にも直輸入されています。しかも、真似た術式にニックネームを付けてうまく売り出します。

鼻唇角プロテーシスを猫手術と称しています。鼻唇角プロテーシスは、外人の様な本当のアップノーズを作り上げるために父が発明した台付きL型プロテーシスを、私が台だけなら安全だからと応用したのが始まりで、父も使いました。日本美容外科学会JSAS(非形成外科医の集会)で発表したので参加した韓国の医師が真似たのでしょう。

鼻唇溝プロテーシスも貴族手術と称しています。鼻唇溝は(法令線は人相学用語で、一般語化していますが、洋語圏では通じません。)、上鼻翼の横の三角形のくぼみを埋めればがなくなるのですが(法令というからを気にするのですね!)、これも父が学会で発表しました。同部には李状孔という骨の縁があり、骨の上に乗せる方法は私が考案しました。解剖学的構造を熟知していないと上手く入れられませんから、私の出番です。私と父は技術が向上しているから鼻翼の内側の横の壁から入れられますが、韓国では口の中から入れるそうです。口の中からではやはり感染率が高いので危ないです。ちなみに、昔は鼻のプロテーシスも口の中から入れた医者が居て、感染者が多発したそうです。こちらは父が私の友人のV.クリニックのF.院長に教えてあげたのを仲の良い韓国の医師に教えてあげた様です。

私は、形成外科を16年研鑽し、専門医も合格し、今でも標榜しています。美容外科診療は父の手伝いを始めてから32年ですが、開業してからは主に美容外科を17年診療しています。ですが、最近は切開縫合手術が多くなっていました。白唇(鼻の下=人中だけではありません)短縮術や、眉下切開。目頭は切除でなく形成外科の知識と技術を応用したZ−形成術のみ利用しています。眼瞼下垂手術は形成外科の知識と技術を駆使して、多くの症例に置いて素晴らしいな結果を造り上げてきました。それに創跡が目立たないと評判です。やはり形成外科医の技術と知識がものを言います。

その間プロテーシス挿入術は、必要に応じて適時行ってきました。鼻はI型プロテーシス+鼻尖に耳介軟骨移植術を施行してきました。頤は数少ない適応症例に施行してきました。この二つの手術法は学会JSAPS(形成外科医出身の美容外科学会)でもコンセンサスが得られています。鼻唇角プロテーシスは年間数例。鼻唇溝プロテーシスは10年で2例です。実はどちらも小さいプロテーシスですから技術的には難しくありません。ただし出来合いの材料が手に入りません。私は父の時代から作り貯めたプロテーシスをストックしていますが、上の様な例数ならまだまだ足ります。

症例は、22歳女性。鼻唇角鈍角化手術=鼻柱基部プロテーシスの診察上の所見は一つ。側面での角度だけです。画像を診ながら説明を読んで下さい。分度器は用意していませんが、術前は約60度とかなり鋭角です。とにかく直角以上にしたい。もちろんです。

周囲を診ると、上口唇、特に白唇がかなり前傾しています。人中部の白唇は15㎜と長くありませんし、上下の口唇の比率も28:44で黄金比率の5:8と整っています。でも歯槽の傾斜と歯牙の傾斜が共に影響していて、歯科矯正で8本!(上下左右4本目と親知らず)も抜いて歯牙を後方に移動しても歯槽骨の位置は変わらなかったから白唇は前傾+モッコリした。これも当然です。逆に言えば鼻唇角が鋭角なので、口が余計に出て見える。美人顔なのに口元に品が無い。口を治す為には骨切りしか無いのですが大変な手術です。

であれば、鼻唇角プロテーシスで鈍角化すれば口元がすっきりします。そして本症例では鼻柱も途中までかなり上方に喰い込んでいます。そして鼻の上を見ると、鈎鼻です。鼻骨の先端が鼻陵線より前で、相対的に鼻尖が3㎜低いのです。そこで今回の鼻唇プロテーシスを鼻柱まで入れて、鼻尖を前に押し出してみようと考えました。実はそこは患者さんの提案です。

通常鼻プロテーシスは四角錐型ですが、とんがりの先端を棒状に長くして鼻柱内まで入れてみます。実は鼻プロテーシスは長さにバリエーションがあり、鼻尖から鼻唇角までだけ入れたこともあります。それよりやや短い特殊な鼻唇角+鼻柱プロテーシスを入れてみます。

大きさですが、下へは、触診上鼻柱基部から鼻中隔軟骨の先端まで5㎜です。鼻柱基部を最低5㎜は下げたいから5+5=10㎜以上の上下幅のものを用意します。鼻柱方向の長さは術中に入れてみて必要分にします。

ところで上口唇の傾斜があるから鼻唇溝も深いです。上段に書いた”貴族手術”(アッいけない私まで毒されている。)正しくは鼻唇溝上部三角プロテーシスを鼻翼内から挿入する適応があります。それはまたにしましょう。

画像を見れば明らかです。今回は側面像、斜位像が重要です。4方向の術前と術直後を並べます。

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術前に約60度だった鼻唇角が術後は直角になりました。鼻柱が鼻翼の陰にギリギリ見えていたのが、鼻柱基部から鼻尖まで見えます。鼻尖は明らかに高く挙がりました。

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右斜位像では、見えなかった鼻柱基部が見えるようになりました。鼻尖がツンっとしました。

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左斜位像でもいい形が作り上げられたのが見えます。ただし鈎鼻は鼻尖が上がっても解消はしませんでした。でも鼻尖がツンとして綺麗です。今回の特殊デザインが効を奏しました。

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左斜位像でも見事な変わり様です。この方向では鼻綾から鼻尖がまっすぐに見えます。

正面像では判りますでしょうか?。

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何となく、下り鼻で魔法使い状態だったのが、普通の綺麗な鼻になりました。さすがに鼻柱基部は正面からではよく見えません。照明の関係で影に隠れているから何とも言えません。ところで手術直後にしては腫脹や内出血は起きていません。前々回の症例では術後2日目に内出血が顕在化しました。起きなければいいのですが、内出血の発生率は低いですから安心してください。

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下面像では、前後関係が判明しません。術直後の画像で鼻柱を横断している線は、鼻柱が食い込んでいる部分の前縁にピオクタニンで印を付けておいたのです。少なくともここまでは入れたいと考えました。よく見ると、術前は鼻柱基部が食い込んでいて、鼻柱から鼻尖が凸です。術直後は鼻柱基部から鼻尖までが綺麗に視られます。

術前術直後の形態比較上。見事な結果が得られています。でも術後48時間までは腫脹や内出血などのダウンタイムが悪化します。生体はそのように反応します。ですから、今後の経過を提示していくことが重要です。でもこの手術では、術後1週間目には意外とかなり治っている症例が多いので、次回をお楽しみに!

手術翌日に来院してもらいましたが、私は大阪院出張中で診られませんでした。鼻柱よりも鼻柱基部からその下の白唇がかなり腫脹していたとの報告を受けました。やはり予告した通り48時間までは腫脹等が亢進します。でも内出血は無かったようです。この際白唇が腫れて前突するとあたかも白唇が長く見えます。この手術は標準的に、腫脹の軽快が早いので大丈夫でしょう。

そして術後1週間で抜糸しました。48時間をピークにダウンタイムは治って行ったとのお言葉。

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正面画像でもスッキリしたのが判ります。食い込んでいる鼻唇角は鼻柱基部に影を作りますが、影がなくなると明るい口元に見えます。鼻尖の位置も前に持ち上げたので小さく見えます。鼻までスッキリしました。今回中下顔面の画像を載せましたが、なんと均整のとれた顔立ちでしょう。歯牙の矯正では食い込みは治せなくて、骨切りは不可能な状態でしたが、鼻唇角の食い込みをなくしただけで口が出てなく見える様になります。尚、下からの画像で傷跡は見えません。顔をみせる仕事だそうですが、糸も見えなかったので、腫れが取れた頃からもう復帰しているそうです。

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両側斜位と側面の4方向画像も中下顔面を見ますと、均整のとれた口元になりました。本症例は赤唇が綺麗で、音外も丁度良いので上白唇〜鼻柱〜鼻尖がポイントです。鼻唇角は現在直角以上です。鼻尖も高く白人並みの本当のアップノーズになりました。画像にありませんが、鈎鼻も気にならなくなりました。患者さんは診察室に入るなり「横顔がメッチャキレイで褒められたんです!。」と感激されました。私は「貴女がこの手術の意味を知っていて、私に手術を依頼したのです。その意味で診断したのは貴女です。」「要するに君の美的感覚と知識が豊富なのだと言っているのですよ。」そうです。実は最もこの手術が適している患者さんですが、その点を認識している患者さんは美人です。美人はより美しくなる手立てを知っているのです。

次回をお楽しみに!、いや私も喜んでくれる美人患者さんを見るのが楽しみです。

下には術後1ヶ月での画像です。

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口元が美しい!。上品なセクシーさが引き立ちます。患者さんは「なんか、すっきりした感じになったねって言われたんです。でも何かしたのは誰もわかっていないです。」と、優しい物腰で微笑みを湛えながら、”おっとり”とした物腰で嬉しそう。私は拝見して”うっとり”としていました。

下面像では鼻柱に凹みが見られません。それに鼻の穴は細長でその傾きは保たれています。本症例は、上にも書いたように患者さんの斬新な希望を汲取り、鼻唇角プロテーシスの先端を長くして鼻尖を持ち上げました。その効果は出ています。患者さんと術者である私が立てた策ですが、鼻尖も高くツンっとしたままです。作戦成功です!。

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側面像と斜位像の4方向で立体的に診ますと、鼻唇角度は直角より少し落ちました。でも食い込みが消失していますから、すっきりしたのです。彼女はニコニコです。

一点気になることを仰いました。「なんか上口唇がながくなった感じがしますか?。」今書きながら、そう言う目で診て解りました。術前と術後で数字的には変わっていません。でも正面像では、術前には鼻尖が鼻唇角よりも下にありました。私が測る白唇長は鼻柱基部つまり鼻唇角から赤唇縁のCupid’s bow 弓の中央の底の点です。

術前は鼻柱基部は隠れていました。今回の作戦で、鼻唇角の角度は増えました。鼻柱基部の位置は下に、前に出しました。つまり白唇の長さはわずかに(3㎜下げても拘縮しますからわずか)短縮しているはずです。ところが今回の作戦上鼻尖の位置を前に出しました。鼻柱そのものは後ろの方ほど下げました。つまり傾きが起きます。鼻は高くなると横から見たL型の鼻が鼻根を支点に鼻尖が回転します。術前と術後の側面像を比べると。術前は鼻唇角より鼻尖が下:術後は鼻唇角より鼻尖が上にあります。つまり鼻柱基部が正面から見て露見したのです。

正面像では、見た目にそのような変化があり得ます。でも、側面像や斜位像での立体視では、鼻唇の食い込みがなくなって可愛さ倍増の効果を得ました。白唇の短縮を求められたらもちろん応じます。まだ若いのですが、赤唇縁のカーブも綺麗だし、自前の軽いC−カールはヒアルロン酸で強調しているから、似合うことは間違いありません。1ヶ月前には、「成人後は、10年で平均1㎜伸びていきます。加齢後のその時にしたら?。」と申し上げましたが、鼻唇角下制術=猫手術の思わぬ副作用として白唇が長く見えるなら、検討の余地がありますね。

もう一つ鼻唇溝プロテーシス=貴族手術の適応でもあります。側面像でのE-ラインは、鼻尖−口唇−頤尖が元々一直線に並び、口が出ていませんし、今回わずかでも鼻尖が高くなっていますが、正面像で見れば分かるように、口唇の後ろの歯槽骨のカーブが強く両側が後ろに傾いていて、しかも頬の前=鼻の横の骨がちゃんとあるから(これは白人並みの美人の条件)鼻唇溝が深い。鼻唇溝は法令線と称すから線と思っている人が多いのですが、鼻唇溝は鼻翼の横の三角形の凹みを埋めれば線も見えなくなります。本症例患者さんは美しさを売りにする社会制が高いために、美容的センスが磨かれていて、必要充分な治療方を認識しています。もちろん私のレパートリーは広いので、出来るだけカバーしてあげたいと思います。何しろ外面的にも内面的にも美人ですから、「美人ほど美的向上性を突き詰める。美人ほど美人になる資格がある。美人ほど美人になれる。」という私のモットーを揮って力になりたくなるのです。

そのような訳で次回もう一回画像を戴く際にはあれこれ相談に乗りたいと思います。それより何より今回の手術経過は角度が問題です。これ以上食い込まないことお楽しみに!

当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページの修正を行っています。

施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

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