2021 . 1 . 12

切らない眼瞼下垂手術=黒目整形は前葉性と後葉性を同時に治せます。

暮れも押し迫ってきました。手術も押しています。年末年始の休業体制を使っての患者さんも多く、いや緊急事態宣言中か9ヶ月間ずっと忙しかったです。そのため今回のブログは、まず症例説明から提示します。細かい手術等の説明は、追い追い書き加えていきます。

症例は42歳女性。7年前初診。ハードコンタクトレンズを20年間装用してきて早くから眼瞼下垂症状を感じていて来院されました。診察所見から後天性後葉性眼瞼下垂症を診断して、前葉性も伴っていることから、切開法で挙筋前転術に加え、皮膚は幅2㎜切除して重瞼固定も行いました。開瞼が良好となりパッチリとして、従前の状態に戻りお慶びでした。

今回久しぶりに来院。「すごく開いていた。」「嬉しかった!。」でも、最近落ちてきたそうです。さらにその結果「重瞼が拡がった。」診ると後葉成分の後戻りが起きてきて、重瞼は広くなったのです。反比例することを説明すると理解されていました。フェニレフリンテスト=目薬で挙筋を収縮させると一時的に開瞼が強化されました。後天性後葉性眼瞼下垂症の鑑別診断であると共に、眼瞼挙筋の前転術のシミュレーションになることを説明しすると、理解されていました。ブログを読んで下さってきたからでもあります。

今回は非切開で出来ないかとの希望を述べられました。「そうです。後天性後葉性眼瞼下垂症に対しては挙筋前転法で対処できます。」と応じます。重瞼が広くなったのは、腱膜性眼瞼下垂症状ですから、同時に修正できます。切らない眼瞼下垂手術=黒目整形非切開法=NILT法が予定されました。この場合厚労省のお達しにより自費手術になります。もちろんモニターならコストオフしますし、前に切開法を受けているので、アフターサービスとしてさらにコストオフします。

画像を提示します。

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術前の遠近二葉。開瞼が低下して重瞼が広くなったのです。

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術直後の遠近二葉。術直後は疲れて開いてくれません。

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近接像の術前。

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近接像の術直後。右眼瞼は開いてくれましたが、左はまだ。

術後2週間で画像を頂きました。

IMG_4865バッチリ開きました。重瞼も狭くくっきりしました。お慶びです。

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近接画像では別人の様に目力が入って、二重瞼も綺麗です。

ただし患者さんは、左の方が前葉成分が落ちている。左が腫ぼったいと言うが、後葉成分のうち眼窩脂肪は対称的です。挙筋は強化されているが左の中央が足りない。前葉も中央が台形に落ちている。早速近々追加手術を予定しました。

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上の画像は術後1ヶ月+@ですが、左眼瞼の中央付近の瞼縁が挙がっていません。術前から弱かった左の挙筋機能がたりなかったのです。さらに前葉が被っているのです。前回作ったラインのカーブ上の中央より0.5㎜上にNILT法を追加しました。結膜側から挙筋腱膜に糸をかけて瞼板に繋げてU時に掛けた糸を結んで締めて、その二本の糸を皮膚側に出して結んで結紮の1㎜上で切って、埋め込みます。結果は↓

IMG_5809対称性に挙がり、重瞼幅も円弧を描きました。

術後1ヶ月半です。

IMG_5810重瞼の左右差を検討しました。ラインのカーブです。次回術後3ヶ月で診て検討しましょう。