2016 . 9 . 6

切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILTは万能に近い・・の2週間後

これまで重瞼術を繰り返して来て、満足を得られない患者さんにはこの手術をお奨めします。とにかく結果が良い。かといって目立ちすぎない。ダウンタイムは若干増えても日常生活には支障を来さない経過です。

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上が術前術直後です。明らかに開いて、重瞼はくっきり入りました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA2週間後の経過画像です。

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近接像でも見られるように腫脹が遷延しています。だから開瞼が不足なのか、それとも締めが弱いのかは解かりません。とにかく重瞼線の下が腫れていて、結果が出ていません。もちろん左の前頭筋収縮が強くて眉が挙がっているから重瞼の幅が動的に揃っていません。BTXが必要かもしれません。

切らない眼瞼下垂手術=黒目整形原法=NILT法は重瞼をクッキリさせ、目の開きをパッチリにします。何度も言いますが、二重まぶたにすると目が大きくなるのでは無く、一重瞼は皮膚が被さっている異常で、先天性皮膚性眼瞼下垂ですから、改善すれば瞼縁が露出するので、結果として目が大きくなります。瞼縁の高さは筋肉と腱膜が決定します。腱膜性眼瞼下垂はLT法で改善出来ます。

本症例の術前を診ると、目が開いていない。MRD2㎜で腱膜性眼瞼下垂です。さらに重瞼が浅いのは、筋力がまぶたに伝わっていないから皮膚も挙がらないし、折れ込まないからです。この様な場合LT法で腱膜を強化して、そのまま糸を表に出して引き込むNILT法をすれば、このようにクッキリとパッチリとできるのです。その意味で万能に等しい手術です。先天性筋力低下による筋性眼瞼下垂症以外には適応します。

本症例では、まだ術前術直後と2週間後の画像だけですが、それにしてもそんなにすごくないでしょ?。今後の経時的経過の画像をちゃんと提示していきますから、お楽しみに。