カテゴリー別アーカイブ: 二重瞼と一重瞼

2024 . 3 . 16

眼瞼下垂症は手術法を間違えないで下さいな。今回左側は短縮縫合法で、右側は前葉切除法と使い分けました。

昨今、眼瞼下垂を手術する美容医療の医師が増えています。SNS上で話題ですから、チェーン店系の非形成外科医も手を出してしまいます。また、眼科が担当すると考え違いしている患者さんも、たまにいらっしゃいます。何故違うのかと言えば、確かに眼科は眼球周囲を取り扱いますが、目的は視機能を診療する分野ですから、多くの眼科医は形態に留意するべきである、眼瞼を取り扱うのは得意としません。ただしそのような意味では、眼瞼は機能と形態の両面を留意しなければなりません。形成外科医は機能と形態のバランスを考えて治療する科目ですから、確かに合致します。したがって形成外科を学ばないで、医師となって直ぐに就職するチェーン店系美容外科の医師達は、機能面を学べないので、手術を担当するべきでなかったのかもしれません。 という
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2024 . 2 . 19

遠方からでも画像で視てもらい、奥目で眼裂横径が小さいので、私の好きな手術の適応。眼瞼下垂症手術に目頭形成術の併施です。

それぞれの患者さんは形態と機能にバリエーションがあります。人は皆同じではありません。「そんなことは当然ですよ。」と言われそうですが、誰にでも同じ治療を施す若輩の美容医療医師が横行しています。機能を診られない医師も多くいます。さて、機能的に良好な方が生きていくのに便利です。そして形態は機能に直結します。特に眼瞼は大きく相関します。 機能と形態について他の部位から触れます。首から下、体幹は内臓を内蔵していますから、心肺機能や消化器等の機能を包む部位です。ですから体幹の形態がバランス良く整っている方が、身体機能が高いのは当然です。また四肢は運動能力に直結しますし、生活や作業にも使いますから、場合により長さや太さの形態や、筋力が機能に直結します。 首から上、顔や頭ですが、脳を容れる頭蓋は
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2023 . 10 . 3

他院でのボトックス後のお直しですが、MT法(重瞼術埋没法)で僅かに広げて楽に。蒙古襞の拘縮はずっと気になっていたそうです。

どうも私は、お直し屋としての仕事が増えています。お直しは面倒ですが、それはそれで良いことなのかも知れません。私の啓蒙活動が功を奏しているからです。昨今美容医療がポピュラーになりました。念の為書いておきますが、ポピュラーになったのはIT上の話で、美容整形は戦後から、”美容外科”になってからでも45年の歴史です。昨今美容医療のクリニックも増えましたし、患者さんも積極的です。母集団が増えれば好ましくない結果も増えるのですが、経験値の低い医師が増えたからでもあります。その結果、経験の長い、私の様な医師に助けを求めに来院される患者さんが増えました。私は受け皿として、困っているみなさんの為に頑張ります。 私は産まれながらの美容外科です。私が産まれた直後に父が美容整形医院を開業して、生育時に何気なく
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2023 . 9 . 23

埋没法重瞼術は定番ですが、切らない眼瞼下垂手術=NILT法=黒目整形は埋没法の一種です。

近年になって美容医療が流行したと考える国民が増えました。確かに人数は増えたのは統計上で明らかです。忌避観念がなくなって来たのです。でも最大の要因は、コマーシャリズムでしょう。TVCMも増えましたし、JRの電車内の扉の横は美容医療の広告だらけです。ただ、そのS.クリニックグループではトッピング治療も横行しています。先日ある患者さんが目袋の相談時に言いました。「広告で安く載っていたのでS.に行ってみたら、大して診察もなく、見積もりだけ出されたの!。とんでもない額でした。広告の3倍額よお〜!。もちろんもう行かないわよ!。」半ば怒っていました。患者さんはむしろ行っただけ損した感じの、自虐ネタでした。私患者さん(S.にでは無い)に失礼と思いながらも「やはりS.ではまだトッピングが常道ですよね。だってあ
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2023 . 9 . 16

症例の女子は美人なので、目力アップすると似合います。社会機能的に聡明性が高まります。中国でも”目は口ほどにものを言う”のだそうです。

美容医療は昨今始まったのではありません。外傷後の形成外科治療は第一次大戦後にヨーロッパで有用でした。UKは王国ですから、戦傷者を、戦争に行かせた王室が面倒を看たのです。使われた技術は発展して、美容医療にも流用されました。日本では戦前から数名の施行医(ただし当時は眼科医や耳鼻科医)が存在しました。学術誌にも載っています。戦後日本では原爆の研究のためにGHQ (主にUSA )の形成外科医がやって来ました。ついでに美容医療も教えました。学んだ医師が、GIにモテる為の美容整形を受ける女性の為に、美容医療手術を施行しました。その後高度成長期には、美容整形クリニックが雨後の筍の様に増えました。昭和30年代には、既に山手線の各駅に存在しました。昭和51年に形成外科が、昭和53年に美容外科が標榜科目(広告に
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