カテゴリー別アーカイブ: 目頭形成術

2023 . 6 . 11

片側性の先天性後葉性眼瞼下垂症を治して、重瞼術と目頭蒙古襞の拘縮解除術を同時手術。左右を合わせましょう。

昨今、眼瞼下垂症の診療は、国民に膾炙しています。何故か専門外の診療科目である非形成外科医の美容整形屋でも触りたがります。もちろん自費治療で高額に設定出来るからです。実は😞、私が手を貸しました。今から25年も前の平成8年に父、森川昭彦(胸部外科出身の美容整形医の走り)が非形成外科系の日本美容外科学会JSASを主催した際に、会長指名演題として、私が眼瞼下垂症の症例発表を1時間も講演したからです。その際私は”難しいからお前たちにはできっこないから教えを乞いに来たら?”との甘い考えでいました。ところが一部のビジネス的美容外科やチェーン店系美容整形屋は経済的余裕があり、投資として眼瞼下垂手術が出来る医師を雇って、教わった彼らも見よう見まねで手術をし始めました。 逆に経済的に余裕がない地域、地方で
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2023 . 6 . 10

目頭切開術で可愛い女子をぱっちり系にします。ついでに重瞼は埋没で強化します。同時に下眼瞼縁の母斑(あざまたは大きなほくろ)切除と植皮術の結果を修正しました!。

形成外科と美容外科は、別の診療科目名です。前者は傷病等の原因がある形態変化を取り戻す、または変形を防ぎながら治す医療で、原則的に保険診療です。後者は正常範囲(一般人には違いが分かりにくいのですが、医療側には基準があります)の形態をより美しく変える、または経年変化へ対処する医療で、自費診療です。形態的改善を目的とする点では同じでも、対象が違うのです。ちなみに基準は学術的に議論されますが、保険診療の対象は国が決めます。ただし形態的改善の為の技術と知識は、オーバーラップします。また一部の対象患者さんはオーバーラップします。その知識と技術とは何でしょうか?。 いろいろな科の医師とも議論してみたのですが、医療の知識と技術と経験は、大学医学部を出て国家試験に通った段階では、臨床的に診療中に足りる水
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2023 . 1 . 9

男性でも!だからこそ!、社会的立場を創る為に目元に気持ちを込めましょう。

個人情報を保護しなければなりませんが、一言だけ載せます。患者さんは来春大学を卒業して社会人となる予定ですから、上記の表題でいきたいと思います。ちなみに、医療に於いては、従来から守秘義務があり、特に対応は変わっていません。法律で詳しく規定して、さらにパラメディカルの対応が変わったのです。ところでブログ掲載の際は料金を下げて、承諾を得ています。ですから本来は何を書いても良いし、個人情報は社会歴とされ、重要な医療情報の一部ですから、ある程度は載せます。ただし詳しいことは、個人の特定に繋がるから載せません。 私の下に、従来から男性患者さんは多く来院されました。銀座美容外科時代は特に多く、20%近かったです。昔から”いい男”は、さらにルックスを向上させることで、社会性や経済性に有用性があると捉え
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2022 . 6 . 30

眼瞼形成に目頭形成の併施は、口周り(人中だけでは無い上白唇短縮術等々)と並んで好きな手術です。

目頭切開手術は昔から眼瞼形成術の中でも定番でした。何故なら、重瞼術の際に併施する方が自然だからです。実際に重瞼術の大家である内田先生は、目頭切開を戦前に発表しています。内田法はW-形成術ですが、いまだに行われています。かと言って目頭切開術は、重瞼術や下垂手術と違って、傷跡が前にあるので全例に行われるのではありません。 蒙古襞は遺伝子が決定します。新モンゴル人種は必ず持っています。二重瞼と一重瞼も遺伝子が決定しますが、蒙古襞の遺伝子と同座です。日本人は新モンゴル系と古モンゴル系の混血ですから、二重瞼も一重瞼も存在しますし、蒙古襞の程度にもバリエーションがあります。ただし一重瞼の人は当然に蒙古襞が被さり、二重瞼の人はほとんど被さっていません。これが自然の摂理です。 蒙古襞の被さりの程
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2021 . 12 . 25

4年前からの患者さん。いつも明るい楽しい患者さん。目元を更に明るく、綺麗にして似合います。

症例は26歳女性。3年以上前に初診。先天性二重まぶたも前頭筋は収縮。LF右11:左12と右が弱かった。前転が必要。重瞼は右の上にすると蒙古襞が目立つから上から2番目の線。フェニレフリンテストで半分挙がった。術当日。平行型希望なので目頭切開が必要と説明すると、当日は予定が立てられないので、6ヶ月以内なら同時施行扱いですることになった。左のラインで2㎜幅切除し、1点ずつ挙上前転し、2点ずつLT法で重瞼固定した。前頭筋使わなくなって喜んでいた。その1週間後に抜糸時には、開瞼が良好で、腫脹で幅が1.5倍以上でも重瞼がくっきりしていた。その後来院をされずいつ出来上がったかは不明。いつ頃か後戻りが起きてきた。 今回、LF右13㎜:左14㎜で右が再発した。右は先天性後は性眼瞼下垂症を伴っていたからで
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