2023 . 4 . 25

ゴージャスな美人が、本題はこめかみリフトですが、静脈麻酔下に今回鼻唇溝プロテーシスの改造も同時に治します。ご厚意で術中画像を沢山撮りました。プロテーシスの位置もお見せします。

ブログは皆さんへの情報提供です。広告ではありません。あえて言えば誘因効果はありますが、そこは患者さんの厚意に基づいているからです。何人かの患者さんは複数回登場して、毎回好結果を魅せています。読者は検索して、カテゴリーごとに調べることが多いのですが、多方面に載っている患者さんの記事は多くの読者の目に入ります。本症例の患者さんはそのうちの一人で多分最多出場女子でしょう。他の何人もの患者さんがブログを視てきて「あの綺麗な人がやってもらった手術を私にはどうです。出来たらあんな風になりたいわ〜!。」と訊いてきて、実際適応のある患者さんに何例も施行しました。

上にも書きましたが、ブログは記事です。でもホームページからアクセス出来ますから、数年前からSNS広告の一部と見做されることになりました。でも内容はどう見ても症例の紹介の記事です。一部の人には学会発表みたいと捉えられています。術前から術後3ヶ月までを同じ画角で経時的に載せていますから、患者さんにも好評です。あらかじめ視ておくと診療に臨む前に経過も予想できるし、何よりスケデュールを立てるのに助かると皆さん仰います。本症例の患者さんはゴージャスな雰囲気を魅せますが、目に触れ易い様に、私もも毎回調子に載ってキャッチーなフレーズや内容が増えました。でもそれだけ素敵な女子です。

最近は術中写真も撮り、より患者さんに判り易いようにしてきました。だって患者さんは術中は何をされているか見えないし、知りようがないのですが、画像で見ておけば手術の進行も予測できるし、時には術中に鏡で見せて欲しいという患者さんも出現してきました。今回も患者さんには失礼かもしれませんが手術中の面白い画像を載せます。怖がらずに視てください。

症例は39歳女性。当院には12年前から罹っています。診療歴は豊富で手術前後のブログへの登場回数は10回以上です。実は鼻唇溝プロテーシスは初回は11年前に鼻翼内側から厚さ5㎜の物を挿入しました。その後希望にて、鼻翼外側から厚さ7㎜増大して入れ替えました。その後上口唇短縮術後に影響して左頬前に血腫を生じて、瘢痕となり硬結した為、ステロイドの局所注射を繰り返した。その結果かは判らないが、左鼻唇溝プロテーシスが上外方に移動して、触れる様になり、鼻唇溝は深くなった。

近年ブログに多症例載っているリフト手術を視たそうです。前に書きましたが、切長整形で目尻の余白を減らしたのですが、さらにこめかみリフトで目尻を挙げたいとの希望を持ちました。私「何回もブログに載せさせてもらえて、皆さんに好評で、何人もがあの手術やってって言ってくるんですよ。」「いつもお世話になっています。私にとって〇〇さんは女神様です。」本当にお陰様で手術がひっきりなしです。今回は逆に、ブログを視てのこめかみリフトも希望されました。

1年ぶりの診察です。左鼻唇溝プロテーシスが移動。鼻翼外側の切開で押し出す。プロテーシスは変えない。糸を皮膚へ引き出して位置を固定。こめかみリフトは頬骨隆起部からゴルゴ線まで剥離して目尻が挙がって良いなら、45度へ斜め上方向。ちなみにJowlはスレッドリフトが保たれていてまだ必要ない。

手術当日にもう一度相談して、もっと上方向に35度に変更した。画像を観ましょう。

今回静脈麻酔下に二つの手術を施行しました。上左図は麻酔前に撮った術前画像です。左Malar部が右に比べて前突しています。鼻唇溝プロテーシスがあります。本症例は特殊なケースです。上右図のデザイン画では、何故か左だけこめかみリフトのデザインが描いてあります。またMalarの前の4点はプロテーシスの居所です。

まずこめかみリフトの切除皮膚を提示しました。最大幅は15㎜です。いつものようにゴルゴ線まで剥離したので、Malarがスッキリしました。術直後は腫れています。

側面像で術前術直後を比較して診ましょう。Malarの重心が上がっています。

斜位でもMalarがスッキリしています。

さて今回のもう一つの演題です。

左鼻翼の付け根を切開して直ちに骨の上まで剥離しました。そこから外側に向かって、ポケット状に剥離していくと白い物が見えました。さらにプロテーシスの前の皮膚を内側に押していくと!、ご覧のようにプロテーシスが見られました。

しかも大きい物です。左の画像にある上変は鼻翼の横、右辺が鼻唇溝で挿入する形ですが、最長2㎝あり、画像は撮れませんでしたが、厚さは7㎜ありました。最近鼻唇溝プロテーシス挿入術は流行っていますが、標準的には最長1、3㎝で厚さは3〜5㎜としています。申し訳ありませんが本症例でも、術中に厚さは5㎜まで削りました。

今回は修正術です。鼻翼横の鼻唇溝の上方の三角形の窪みに戻します。ポケットは大きいまま使いますが、まずプロテーシスに糸をかけて二本のループを窪みの真ん中に引き出してから、ガーゼの上で結びます。

こうしてプロテーシスは窪みの下に固定されます。

術後1週間の経過を診ましょう。

こめかみリフトの経過は早い。本症例の患者さんはいつもこうで助かります。アッ、だからブログを見た他の患者さんにも受けがいいのでしょう。さらに患者さんは「よく挙がっている!。」とお喜びでさらに「下顎縁まで挙がっていますよ!。」と、私??となり、上右図の術前の画像を診て、「本当だ!。なんか力が働いているう〜!。」と私がびっくりしました。

側面像ではMalarの重心が挙がって綺麗です。本症例は白人的で、白人はアジア人に比べてMalarの位置が高いのが差異ですから、彼女には似合います。

斜位像でよく判りますが、切長整形で私が造った目尻も挙がって、重瞼が切れ長になり、顔面サイドの余白が減って見えます。患者さんは「感動しましたって書いて下さい。」と嬉しいお言葉。

固定糸は周囲のポケットのカプセルが癒着して閉じる2〜3週間欲しかったのですが、邪魔なので除去することになりました。この時点では適正な位置です。プロテーシスは窪みにあります。患者さんに確かめてもらう間もなく「嬉しいい〜。」と言いながら帰りました。私「次回さらに腫れが取れたらもっとよくなりますよね。それにしても・・。」とこちらが感動して見送りました。

術後1ヶ月です。

こめかみリフトで顔も小さくなったと言われたそうです。口角もさらに上がったと感じています。

鼻唇溝の傷跡はもっと目立たなくなるでしょう。

そこから見てもゴージャスな顔立ちがより美しい。

こめかみリフトの傷跡は生え際にありますから、いつか見えなくなります。

当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守し、ホームページの修正を行っています。

施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

費用の説明も加えなければなりません。こめかみリフトは40万円+消費税です。こめかみリフト手術後は顔面全体を載せたいので、今回の様に顔面全部を露出してのブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として40%オフとなります。左側の鼻唇溝プロテーシスの修正術は規格にないので8万円+消費税としました。