このブログは私自身が画像をトリミングして載せて、説明を記載しております。結構手間が懸ります。大体自費手術症例の半数が希望されます。手術部分だけ載せるなら料金を２０％オフにしています。正しくは広報に協力してもらう為にこちらがお支払いしている形です。広報とは読者の皆さんに美容医療の内容と経過を例としてお伝えすることで、あらかじめ内容を理解して頂き、結果が予想できて希望を汲み取り易くすることと、いざ手術を受ける際の、スケデュールを立て易くする為でもあります。好結果の症例だけを選んで載せているのではないので、事実として捉えられるので、正直で好感を得られているのです。
ところで聴くところによると、S.では画像改竄していました。そして今や、厚労省のパトロール隊が監視しているので、S.やTC.はイメージ戦略のTVCMと、間違った知識でも読みにくいからバレない、電車内広告にシフトしています。嘘っぱちですね。面白い話ですが、規制時に厚労省が騙されました。S.を代表とするビジネス系美容整形屋と折衝したら、施術の料金を載せる規則を制定させられたのです。美容医療に限らず人間の身体に施術する際にそれぞれの身体、程度の希望、社会性考慮すれば同じ費用のはずはないのですが、広告には”一部位または一本最低料金”が載っています。患者さんに訊くと、「あの値段は嘘っぱちで、三倍掛かったわよ！。」と何故か私が怒られました。「トッピングは奴らの常道です。」と言い返しました。こんな面もS.やT.の作戦ですね。
これまでは症例が多くて、ブログ提示のモニター症例が多くても、少なからずの時間を記載に当てられました。ところが先年コロナ禍以後に、さらに労働方法も守らなくてはならなくなり、勤務日数も減りましたから、銀座に登院しては手術、大阪院に出張しては診療とブログ記載の時間が取れませんでした。
たまたま本日ドタキャンの患者さんが出ました。その人はいくつかの手術を計画していたのですが、スケデュールがうまく立てられなくて、いきなり急に延期されました。そこで私は一気にブログを書きまくります。これからは各症例とも、ある程度経過を診てからブログに載せようとも考えていましたが、今日は頑張ります。
と言う訳で、今回３人分残っていたブログを一気に書きました。私のブログにはいつも、前段に学術的知識または美容医療業界の豆知識を載せています。これが結構受けています。患者さんも楽しんでくれたり、へーそんなこともあるのかと感心されたりします。さすが医者は勉強していますねとお褒めに預かることもあります。私は対して「私はビジネスで美容形成外科医をしていません。」「S.はビジネスだと自らがほざいていました。」と明かします。でも今回は学術的な記事は省きます。実は調べ直したり、同僚に確認したりする必要があるからです。と思っていたのに、前振りを書いていました。今日書く三通にはコピペして言い訳を兼ねて載せます。
では症例の内容をご覧ください。
症例は34歳女性。これまで幾つかの手術をしてきました。Jowl lift は血腫を生じて結果が見えるまで時間が罹りました。頤下リフトもです。要するにJowl fatが多い為に挙がり切らなかったのでもあります。減らしてもみました。また何故か、S.美容外科で、ゴルゴ線と瞼頬溝＝クマに脂肪注入をされていてMalar lesionにもたつきが見られます。そこで患者さんが提案してきました。Malar Lesion(＝下眼瞼を底辺として鼻の横と頬の前の際を結ぶ)逆三角形の部分を挙げたいとの事。下顎縁にも働かせてJowlまで挙げたいとの希望です。実は私が施行して、その様な効果を魅せた症例のブログもご覧になったそうです。
早速、用手的にシミュレーションしてみます。ゴルゴ線付近に線状に指を当てて、いろいろな方向に押し上げて見せます。目尻を挙げたいかどうかもポイントです。何度か見せて、垂直から５５度斜めに引くと患者さんは”ピンッ”と来ました。
術直前の確認シミュレーションで、４５度方向に変えました。
画像は各方向を経時的に載せます。
上に正面像の術前とデザイン後。剥離の前方はゴルゴ線です。
術直後は腫脹が強い方です。ですが、よく挙がっています。
翌日はやはり腫脹が亢進しました。内出血は露見していませんでした。血腫も診られません。
上右図は術後１週間で抜糸しました直後です。僅かに内出血が露呈しましたが、触診上血腫ではなく一安心です。
上右図は術後３ヶ月です。Malarが上がってスッキリしたと患者さんも言って下さいました。
下からは斜位像と側面像を並べて、術中画像も一部載せます。
上列が術前の斜位像。下列が側面像。
下列にはデザイン後の側面像。
こめかみの生え際に眉尻の後方を挟んで約３㎝の切開線を描き、ゴルゴ線まで長細い筒状の剥離腔を点線で描きました。さて手術です。まず生え際を皮膚＋皮下脂肪一層まで切開します。その層で、点線の範囲を皮下剥離します。次に・・。
上左図の様にルーラー(滅菌定規)を当てて皮膚を引いて見ます。約１５㎜引けました。それが分かったら、上右図の如くルーラーを皮膚表面に当てて切開線から１５㎜の部位にマーキングします。
続いて皮膚を切除します。上左図の様に、３㎝の創に１２針！真皮縫合したらもう隙間がありません。その上で皮膚は連続縫合します。
術後の４方向を観ましょう。」
上列が右側面像と右斜位像。下列が左斜位像と左側面像。
どちらでも剥離腔上の皮膚が麻酔で白くなっているのが判ります。
引き続き下には術後１週間の４方向。
今度は剥離腔から周囲に内出血の後が黄色くなっています。でもよく挙がってお喜びでした。
傷跡は抜糸しても赤い線です。必ず白い線になっていきます。
上は術後３ヶ月の斜位像。下は術後３ヶ月の側面像。中顔面が何とも挙がっています。
当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。
施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは１～２週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、３ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに２週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2～４週間程度かかります。・手術後２週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、２週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後３日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後１週間（抜糸まで）は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
費用の提示です。こめかみリフトは４０万円＋消費税です。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として２０％オフとなります。
