カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2024 . 7 . 15

隆鼻術の定番。鼻綾(はなすじ)にはI型プロテーシスが適切。鼻尖には軟骨移植が安全で綺麗です。

一般の医療に限らず、美容医療を診療する際にも、医学的な見地が必要なのは当たり前です。そこには学術的な裏付けも求められます。学術的とは、その分野の学会で集約された現在の医療水準に則っているかです。美容医療の分野なら、ほぼ全員が日本美容外科学会に参加しますから、全員が演題を視聴して、盛んに議論をすれば、その時点の美容医療の分野のコンセンサスが、確立することになる訳です。これが学術性です。解りやすく言えば医学(科学)的です。 ただし、本邦には二つの美容外科学会があります。形成外科の専門医を持つ美容外科医が所属する日本美容外科学会,JSAPSがその一つ。もう一つは形成外科医ではなく、新人から美容外科チェーン店に入職したり、他科で研修した後に転科して、ほとんどがチェーン店の美容外科に入職した医師
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2024 . 7 . 12

ギューっと目を閉じたら浅くなった二重瞼。前回の切らない眼瞼下垂手術の効果=目の開きは保たれていますからMT法で可能です。

人間は類人猿から枝分かれしたのですが、現世の人間はホモサピエンスという種類で、特徴的な構造を作る基本的な遺伝子は皆同じです。ちなみにチンパンジーとホモサピエンスは、1%も違いません。でも遺伝子は一定のインターバルで突然変異します。交配もします。だから基本的な構造は同じでも、個人的な形態と機能は皆微妙に違います。 これまで何度か触れてきた話題です。類人猿の時代から、いやその前に枝分かれした哺乳類も多くは二重瞼でした。哺乳類が進化するに従って視機能が高まったのは、生存に優位だからです。少なくともホモサピエンスがアフリカで発生した際は、皆二重瞼だったと考えられています。二重瞼は視界が広い分、視機能の利用に有利です。 約2万年前は最終氷河期で、北東アジアは極寒で、しかも砂漠化していたので
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2024 . 7 . 8

目頭切開は蒙古襞の拘縮解除が目的です。切除してはいけません。Z-形成法に限ります。二重瞼者に合わせて変える方法

目頭切開術は美容整形屋(昭和53年までは美容外科という標榜科目はなく、美容医療の医療機関は適当な科目名を名乗っていました)の定番でした。外人顔を造るためです。先の大戦後GIにモテるために流行り、その後の高度成長期には芸能人もこぞって受けました。でも蒙古襞を”切除”する原始的な手術法でしたから、虫みたいな変な目元になりました。父が手術した患者さんのうち何人かは、今でも診ていますが、バレバレで格好も良くないかも・・。 蒙古襞は読んで字の如く、東アジア人に特徴的な変異です。2万年前のシベリアでは極寒で、モンゴルは砂漠化して砂が飛ぶから、目が大きく開く人は絶えていきました。結果的にまぶたが一重瞼で目の窓が小さくて、機能的には先天性前葉性眼瞼下垂症の人が生き延びました。つまりこれらの変異は、寒冷
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2024 . 7 . 6

こめかみリフトの複数回でJowl方向を挙げるのが流行っています。組み合わせをブログに載せたからですかね?。

昨今TVCMやSNSで、リフト手術と称した広告が横行しています。あくまでもビジネスで、要するにコマーシャリズムです。非形成外科医の経営するチェーン店は、資金力があるから、政治献金に勤しみ、この10年間で医療広告内容の規制が緩和されました。結果的にやはり、あるべきでない間違った方向へ向かって来てしまいました。 特にTVCMが目に着きます。S.やT.が沢山流していますね。私も昔CMを打っていたことがあります。銀座美容外科では、全くもって医療法で規制される名刺広告とイメージ画だけでした。それが今や、間違った売り文句で、嘘の医療内容が流れています。T.の気持ち悪いイメージ広告も横行しています。ちなみに、ゴールデンタイムの15秒スポットCMは、未だに一本100万円が相場です。彼らは1日30本とし
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2024 . 7 . 5

今回は2vectorこめかみリフト。Malar,ゴルゴ線方向とJowl,Buttress方向へ。時間を用意して長くなくても超広範囲剥離で、ドッグイヤー修正も必要。

こめかみリフトの3部作が載っています。そして遂に、今回は複数方向への剥離操作が加わりました。リフト手術は切開線の長さでフルフェイスリフトとかミニリフトとか呼びます。当院で定番のMACS lift (私はJowl liftと呼んでいます)は切開線の長さが中ぐらいです。主に下顔面を目的にします。結果的にこめかみ部からの中顔面へのリフト効果を追加したくなります。ただし剥離方向で中顔面と下顔面を使い分けることが出来ます。 でも患者さんは、「何故バラバラにリフト手術を執り行うのか?。」と訝るでしょう。 二つのポイントがあります。一つは、長い切開のリフト手術では、全身麻酔が必要だからです。全身麻酔や静脈麻酔は設備と道具を要します。当院にも備えていますが、専門に麻酔に携わる人が必要です。しかし
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