カテゴリー別アーカイブ: 美容形成外科学博士

2022 . 9 . 28

鼻唇溝は法令”線”と呼ばれますが線ではなく溝。鼻翼の横の三角形の窪みだけ埋めます。=同部にシリコンプロテーシスは安全ですが、今回初めて自家組織(長掌筋腱)を使います=

法令線は人相学の用語です。もちろん洋語にはありません。英語では、Naso Labial fold と称します。訳すと鼻唇溝です。美容医療は戦後日本に導入されましたが、正しい用語は導入されませんでした。当時は(美容)整形と標榜していて、昭和51年に形成外科、53年に美容外科が標榜科目となりました。逆に整形外科学会からはビヨーセーケーと整形外科を混同されるから美容整形は使わない様に申し入れられました。いまだにセーケーと呼ぶ頭の悪い国民が居る日本国は反知性主義国家で残念です。その後チェーン店の美容外科は、婦人雑誌にやや違法性のある広告を載せて、最近ではTVCMを乱発しました。ネット上では画像改ざんが横行しました。最近では法制化され収まってきました。こうして美容医療は更に広まりました。ところが、用語
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2022 . 9 . 26

Jowlと下顎下には広範囲剥離皮下リフトが効果的です。Jowlに脂肪注入されていて、予め吸引を要しました。

数年前から、私の中で広範囲皮下剥離リフトは定番です。一種のブームです。ところで費用を決める手術名はMACS Liftとしています。フルネームではMinimal Access Cranial Suspension Liftです。訳すと最小の切開で頭蓋骨に吊り上げるリフトです。剥離範囲は関係ありません。顔の軟部組織を、支えるために骨という硬組織に引き上げて吊り上げる方法は、これも定番で、しかも比較的安全で別に難しい手技ではありません。また、切開が少ないのは患者さんに受けが良いのでしょうが、当然剥離が難しいから手を抜かれます。確かに剥離範囲が広いと止血が難しく、また剥離操作は層を一定にするための技術を要します。ですが私は、そのために修練して技を磨いてきました。クリニックのスタッフは学術的に勉強して
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2022 . 9 . 13

人中部の上を中心とした上白唇短縮術の二回目。実は一回目は私の初の症例です。同時に頬のコケ=頬骨弓部の下の段差にPRP

近々9月末に北海道札幌で日本美容外科学会 JSAPS, Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery があります。発表を依頼されました。日本に二つある美容外科学会の一方の形成外科トレーニングを受けた美容外科医の集まる側の学会です。お題はやっぱり、”Rejuvenation 口唇”です。Rejuvenation とはJuvenile,若年を、Re, 再現する、つまり若返りです。口唇は10年で1㎜伸びますから、若返りの為には欠かせない手術です。もっとも若年時から長い人も居ますから、Rejuvenationに限りませんが・・。ちなみに昨年にはもう一つの日本美容外科学会 JSAS, Japan Society of Aesthetic Surgery でも依頼
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2022 . 9 . 9

頤プロテーシスは、半円形でやや尖らせましょう。正中化には糸で引き出します。骨膜対筋も縫合して入り口を塞ぎます。

頤プロテーシスは、前に出すか?、長くするか?、幅はどれだけ欲しいか?。等いくつかのデザイン上の差があります。これまで、他院で入れたのに、格好良くないので入れ替えた症例は4例ありましたが、プロテーシスは全例同じデザインでした。もちろんチェーン店です。画像を載せます。 見ての通り、横長の半棒状ですから、前には出ますが、頤の幅が出来て、女性では男性化されます。E-ラインよりも口が前では人間らしくない(人間は口で啄まないから口が出てない筈)ので、頤を前に出したい人が居ます。この場合頤を前に出すのは賛成しますが、長くしたらしゃくれるし、幅が出来たら、強そうになります。USAの西部劇に出て来る様な強そうな頤になります。ちなみに割れたらもっと強そうですが、アジア人には絶対あり得ません。ヨーロッパの王
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2022 . 9 . 9

下眼瞼の皮膚のしわ、アイバッグ=目袋が無いなら、皮膚切除で。筋は縫縮。

美容医療に於いてはどんな治療でも手術適応を吟味するべきです。治療を受ける受けないは最終的に患者さんの決定に基づきますし、手術は受ける受けないだけでなく、方法も多様です。 患者さんは、生来の容貌は多様で、現在までの経年変化も多様で、美容医療を求める目的も多様です。疾病なら治すことが目的です。生命維持や機能維持の為で、エビデンスに基づいて定式の診療=診察と検査及び治療法が選ばれます。だから定番の診療法は保険収載されます。それでも、人が人を診る訳ですから、傷病は個体差がありみんなに同じ診療で済むわけではありません。ですから、医療はコンピューターで手伝えても診療は出来ません。 美容医療に於いては、疾病では無いので、どんな形態をどんな風に変えたいのかは個人差が大きいのですが、さらに患者さん
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