カテゴリー別アーカイブ: 美学

2022 . 8 . 6

やはり口周りは人中だけではない上(白)口唇短縮術と口角挙上術の併施が適切で、好結果!。

口周りの手術は赤唇と白唇のバランスです。毎回書きますが、唇は赤い部分だけでなく、その上の白い皮膚も含んで形態を観る部分です。しかも赤唇の露出する表面や赤唇縁には手術痕痕を作れませんし、白唇の表面にも傷跡は避けたい部位です。ただし2箇所だけは可能です。鼻翼基部(医学的には点ですが)の折れ返り線から鼻孔底隆起の下、鼻柱基部(医学的には点ですが、人中の最上部)の折れ返り線は傷跡が目立ちません。赤唇縁は膨らみがあるから切りたくないのですが、口角部の赤唇縁は隠れているし隆起がない部なので切れます。 と言う考えで、上白唇短縮術で、白唇をスッキリさせて赤唇を豊かに魅せる。間違っても斜めには引き上げません。変形をきたす可能性があるからです。両側の鼻翼間を同じ幅で切除短縮しても、さらに外側は挙がりません
▼続きを読む
2021 . 11 . 17

本当のHamra法は大変な手術です。筋皮弁法も併用しました。注入手技よりも確実です。

これまで何回か登場して下さった患者さんです。この度久し振りに本当のHamra,ハムラ法=Orbital fat Repositioning, 眼窩脂肪移動術を施行しました。吊り上げは筋皮弁法を使います。手間と時間が大変に必要な難しい手術です。 この手術はUSAでも有名なリフト手術の得意なAesthetic Plastic surgeon であるSam Hamra が考案した方法です。本来Composite Face lift としてFace lift と下眼瞼からのmid Face lift を組み合わせた手術法ですが、日本では下眼瞼の瞼頬溝,Tear Trough の改善法だけを応用した手術をハムラ法と呼んでいます。因みに下眼瞼から上顎骨と頬骨へのアプローチは、頬骨骨折整復術や頬骨骨
▼続きを読む
2021 . 11 . 5

幾つもの手術を受けてきた患者さん。今回鼻尖形成術に至りました。順番があるのです。

症例は42歳女性。何年かに亘って私にかかってきた楽しい患者さんです。鼻尖から白唇、鼻翼に対しては当初から言及していました。ただし私の得意分野であるほかの面から進めてきました。実は私顔の全体像を掴みながら美容医療をしています。顔面全体像ならず、眼瞼や鼻や口や前後関係も得意分野です。 カルテを見ると、本年に入ってから鼻唇角プロテーシスの件と同時に鼻尖を治す様に書かれています。6月には鼻尖鼻柱への軟骨移植と鼻唇角プロテーシスとだけ記載されていて、7月に入って具体的なプランを検討し始めました。計測値から載せています。鼻翼幅38mm:鼻尖幅23mmだが、鼻翼は財布に凝らしているので寄せたくない。エ~!、知らなかった。かといって鼻翼軟骨が大きい。鼻柱も幅がある。鼻翼軟骨縫合+軟骨移植2枚と決めて、
▼続きを読む
2021 . 6 . 30

患者さんからお申し出を頂き、鼻尖の移植軟骨を移動させながら、鼻唇角プロテーシスを長くして、鼻尖を高くしてみましょう。

トータルコンセプトを求めて美容医療を受けて来た患者さんで、一人の美容外科医に頼る事をモットーとして、私に罹って来た患者さんです。何と嬉しい話しでしょうか?。そうです。出来れば顔面はバランスを診ながら美容医療を施行して行くべきです。見た目は皆差異があります。でも、理想的な形態と部品や輪郭の比率はあります。その点は真面目な勉強している美容外科医の独壇場です。ビジネスに特化したチェーン店系のクリニックでは評価する時間が取れません。 症例は49歳女性。顔面形成に邁進して来た明るい女性。目がパッチリした美人顔で、はっきりした顔立ちを活かすため、美容医療を受けて来た患者さんです。今回は鼻尖部から鼻柱基部への修正点を指摘されました。 そもそも2年前に私が隆鼻術を施行しています。鼻尖中心化+耳介
▼続きを読む
2021 . 4 . 15

人により鼻の形態は様々です。長年の懸案の隆鼻術。鼻稜はシリコンプロテーシスが定番。学会でも定式とされます。今回は短いL型でスペーサーの役目。鼻翼縮小術皮弁法も併施しています。

ご存知の通り、昨年3月以来約1年間は外国人が来院しませんでした。渡航制限は水際対策としてもうっとも有用だからです。ましてや本邦には外国客船が最初の発生源だったので、厳しくなりました。敢えて見直したら、一昨年までは主に中国人患者の売り上げが当院の売り上げの約三分の一以上を占めていました。どこもかしこも経済的に厳しい中、当院でも新型コロナ,covid-19に大きく影響されました。逆に今考えれば、むしろ何とかミクスはお札を沢山刷って、円安で外国人を呼んだだけの政策だったのかと言えます。 ただし私に関しては、口周りの手術がマスク義務化のため減らずに、私は自粛に応じて、一応勤務日数減少していたため、仕事の多くが口周りになりました。鼻もです。さらにリモートワークの会社員は眼瞼の手術後も目立たないの
▼続きを読む