イケメンをよりカッコよく、男前をアップする美容医療は私の得意な分野です。とにかくイケメン作りは楽しいです。
今回の症例はイケメンですが、美容マニアです。ごらんになってお判りになれますか?。とにかくよくできています。ところが、細部に問題点があります。今回患者さんが訴える三点は私も理解できました。
症例は22歳、男性。これまでに鼻柱延長術と鼻翼縮小術を受けている。効果は得られているが、バランスが取れていない点があるということで来院されました。問題点を挙げます。
1、鼻柱延長術の際に鼻尖に耳介軟骨移植を受けているが、鼻尖の高さが足りない。側面像や斜位像を見れば、鼻尖が下がっているのが見える。いわゆる鳥のくちばし状と形容される変形。鼻尖を高く、鼻稜の延長に持っていきたい。
2、鼻
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美容医療の神髄-歴史秘話第66話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その42”「相模原編8:美容外科学」
それでは、13年目の北里大学形成外科・美容外科医局で、研究員としての博士論文に沿った記憶を掘り起こしてきましたが、今回やっと研究結果と結論を画像で説明したいと思います。
まず結果;Resultですが、光学顕微鏡;Light Microscopic Findingsと走査式電子顕微鏡の項目がありますが、光学顕微鏡では言い訳がましい記載になっています。要訳します。*コラーゲン繊維はファンギーソン染色出よく描出でき、瞼板の前面に沿う眼瞼挙筋腱膜から眼輪筋方向に前方に枝分かれしている。コラーゲン繊維は眼輪筋の筋体を貫いていく。しかし、薄切であり像は細切れであるので、我々はコラーゲン繊維が本当に連続性に走行しているか否かを判断できません。
だから、走査電子顕微鏡での観察が有意なのです。また
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とにかく美男子作りは楽しい!
予めお断りしておきますが、私は男色の傾向はありません。でも美男子(普通はイケメンと呼ぶ)は好きです。少なくとも、美男子をより美的に、より男前にアップする美容医療は私の得意な分野です。アッいけねえ!こんなこと書いたら男性患者が殺到して手に負えなくなってしまったらどうしよう?。とにかくイケメン作りは楽しいです。
今回の症例はイケメンですが、美容マニアです。ごらんになってお判りになれますか?。とにかくよくできています。ところが、細部の一部に問題点があります。今回患者さんが気にしている二点は私も理解できました。さらにもう一点口角も治したいそうです。後段に拡大像で載せます。
症例は22歳、男性。これまでに鼻柱延長術と鼻翼縮小術を受けている。効果は得られているが、バランスが取れていない点があ
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片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された。蒙古襞の拘縮が目立つからいつものやつ。当然両側したくなります。
片側眼瞼下垂手術+蒙古襞の解除の症例患者さんが、術後3週間で来院されました。またまた画像の撮り方がずれてしまい。上目遣いになってしまいましたが、よく開いていて二重も綺麗に入っています。窪み目も解消しています。
両側眼瞼部の画像です。
未手術側の右眼瞼と手術側の左眼瞼の近接画像です。
術後1週間の画像です。症例は40台女性。先天的には一重まぶた。20年前に埋没法で重瞼術を受けている。その後の経年変化で、眼瞼下垂症状を呈してきて、くぼみ目、重瞼線の多様化を来たした。合併症とLF11.5mmで先天性が否定的であることから、後天性腱膜性下垂と考えられる。
ただし眼裂横径23mm/内眼角間34mm/角膜中心間58mmと、眼球が離れていなくて顔幅も小さいのに、(計り忘れま
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美容医療の神髄-歴史秘話第65話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その41”「相模原編7:美容外科学」
今手許に2003年に投稿し,受理された私の博士論文のコピーを置いています。久し振りに読みます。何故か今回のテーマでも読むことは無かったのです。大筋は記憶していますから。でも詳細な方法論は忘れました。何しろ私は臨床医で、研究者ではありませんから、この後は基礎研究に携わることもなかったからです。
正直に書きますと、これまで論文を訳して記載しようと思ったのですが、ブログを書く際には手元になくて、見合わせてきました。だから、この相模原編は7回もグダグダと前置きばかりしてしまいました。それにこの研究員の1年は、濃厚で有意義だったので思い出すと様々なことが走馬灯の様に巡ってくるのです。でもそれでは進まないので、論文を手元に置いて読み、訳し始めます。
今回は走査型電子顕微鏡Scanning E
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