題名にある様に、口周りの手術はセットがお勧めです。ただし何度も書いて来ましたが、幾つもの間違いが生じています。
まず口唇は、赤い部位だけではありません。鼻の下の皮膚の部分も口唇です。赤唇と白唇と呼びます。なぜなら一緒に動く部位だから、また、胎内の発達段階での原基は一体だからです。少なくとも口唇裂では両方が割れています。残念ながら、日本人やアジア人だけが理解が間違っています。その原因は、赤唇は性器ですから、東アジア人は特別扱いしてきたからと考えられます。
次に、人中短縮術との術式名が横行していますが、大間違いです。人中だけ短縮する手術なんてあり得ません。人中とは読んで字の如く”人の真ん中”です。白唇の中心の溝を”人中”といいます。ちなみにここも、胎児の初期に口が両側から合体する部位
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カテゴリー別アーカイブ: 医学
一重瞼という先天性前葉性眼瞼下垂症患者さんは、遺伝子が同座ですから、蒙古襞の拘縮を伴います。
眼瞼下垂症手術は切らない手術では自費診療ですが、切開法では保険診療です。もちろん適切に診療されて、厳密な診断に基づく場合に限られます。ところで眼瞼下垂症は、私も毎回書いて来た様に、概ね四つのカテゴリーに分けます。先天性と後天性。前葉性と後葉性です。その中で先天性前葉性眼瞼下垂症、つまり遺伝的な一重瞼や、その上眼瞼挙筋の筋力低下を伴う先天性後葉性眼瞼下垂症を伴う場合でも、蒙古襞は被さり拘縮していることが、ほぼ必発です。
題名に書いた通り、一重瞼の遺伝子は蒙古襞の拘縮を起こす遺伝子と同座と考えられています。同座とは同じDNAが決めるということです。なぜかと言えば、目的があるからです。2万年前にモンゴル地方は最終氷河期でした。そこでは目がぱっちり開いている人は凍ってしまい見えないから、自然淘
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7年前から診ている患者さん。徐々にJowl が垂れてきたら Lift が適応。広範囲皮下剥離なら効き、長持ちします。
題名にある様に、私のブログに載る手術症例はリピーターが多いのです。リピーターと言っても、注入や当て物だけでなく、手術症例もリピートされます。これには二つの理由があります。
一つには、それまで私が注入などの簡便な治療(いわゆるプチ整形)をした患者さんでも、ただ打つだけでなく、私が美容的素養を披歴して、患者さんもノって、美について語ってきたからです。そんじょそこらの若造と違って、美容形成外科医としてのキャリアーが長いのは経歴を見れば判りますし、幼少時から父に仕込まれました。前にも書きましたが、父に同行していたら、「あそこに歩いてるのが美人っていうんだぜ!。」とか教えてくれたものでした。美容的素養は目で見える外面的観点だけでなく、内面的または精神的観点、社会的観点まで仕込まれました。チェーン
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眼瞼下垂症は手術法を間違えないで下さいな。今回左側は短縮縫合法で、右側は前葉切除法と使い分けました。
昨今、眼瞼下垂を手術する美容医療の医師が増えています。SNS上で話題ですから、チェーン店系の非形成外科医も手を出してしまいます。また、眼科が担当すると考え違いしている患者さんも、たまにいらっしゃいます。何故違うのかと言えば、確かに眼科は眼球周囲を取り扱いますが、目的は視機能を診療する分野ですから、多くの眼科医は形態に留意するべきである、眼瞼を取り扱うのは得意としません。ただしそのような意味では、眼瞼は機能と形態の両面を留意しなければなりません。形成外科医は機能と形態のバランスを考えて治療する科目ですから、確かに合致します。したがって形成外科を学ばないで、医師となって直ぐに就職するチェーン店系美容外科の医師達は、機能面を学べないので、手術を担当するべきでなかったのかもしれません。
という
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若くして上白唇が長いのですが、上口唇短縮術は周囲の構造と関連します。
上口唇短縮術は、流行っています。欧米では、実際はもう25年以上前から発表されています。ですが鼻の下を切除する上口唇短縮術は、本邦では論文を渉猟する限り10年前からです。実は日本語には、”鼻の下が長い。”という揶揄があります。内面的人格に繋がる外面的形態と捉えられます。毎回私が書いて来た美容医療の基本的概念に合致します。ですから私は積極的に施行しています。
ですが、鼻翼間を切開して白唇を短縮する手術は、美容形成外科手術の中でも数少ない、顔の前面を切開縫合する手術です。顔の前を切る主なものとしては、黒子切開ですが、これは必要なら致し方ないと言えます。リフト手術は顔の横の耳前や髪の前の切開ですが、丁寧に縫合すれば傷跡は見えなくなります。眼瞼の切開は二重の線なので目を開いていれば見えません。ま
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