カテゴリー別アーカイブ: 二重瞼と一重瞼

2017 . 1 . 27

切開法の経過が落ち着いたので微調整しました。微調整なので説明を加えます。

昨年9月末にJAASで眼瞼下垂手術のデモをした患者さんを、ずっとメンテナンスしています。これまでの経過画像を提示します。今回は微調整なので、開瞼の仕組みの一つである、神経系についても説明します。 上の画像は術前術直後です。 上の画像は術後1週間と術後3ヶ月です。 今回右眼瞼の内側に切らない眼瞼下垂手術を追加しました。 近接画像では反転して比較します。今回の術前の眼瞼部の近接画像です。左図が右眼瞼、中央の図は左眼瞼の反転、右図は左眼瞼です。 術後1週間の画像です。左図が右眼瞼、中央図は左眼瞼の反転、右図は左眼瞼です。 こうして術前と術後を、手術側と非手術側の反転画像を比較してみると、変化がよく判ります。まず第一に今回は重瞼線は
▼続きを読む
2017 . 1 . 26

機能的若返りにはなりましたが、次は?。

先々週に黒目整形非切開法を受けられた患者さんの、2週間後の経過写真を撮らせてもらいました。黒目整形はその名のとおりに、黒目の露出を増やす手術です。 症例は58歳、女性。先天的には奥二重だった?。一度埋没法で二重を広げている。ハードコンタクトを30年、ソフトコンタクトを10年装用してきた。LF:挙筋筋力(滑動距離)13mmと先天性筋力低下ではなく、後天性腱膜性眼瞼下垂症ではある。緑内障があり、開放隅角か閉鎖隅角かは不明だったためフェニレフリンテストは回避しました。診察中、ブジーを当ててシミュレーションしてみると、重瞼線を1mm挙げれば弛緩した皮膚を持ち上げられるし、形態的にやり過ぎ感も呈さないことが見て取られた。本症例は切らない眼瞼下垂手術が黒目整形として有用な患者さんだと判断し
▼続きを読む
2017 . 1 . 18

若返り手術の第一段階は黒目整形から!

先週黒目整形非切開法を受けられた患者さんの、1週間後の経過写真を撮らせてもらいました。黒目整形はその名のとおりに、黒目の露出を増やす手術です。 目を開く力は自分で調節出来ますし、視線の方向で変化します。また脳の作用(気分)でも自動的に変化します。それに鏡で見なければ自分では視認出来ないので、自分では客観的な判断が出来ません。基本的に対面者は無意識に正面視での黒目の露出で相手の精神状態を感じています。黒目が隠れていれば元気の無さを感じるし、露出していれば気持ちの昂りとか、真摯な態度を感じます。 眼瞼は加齢により必ず変形してきます。目を開こうにも皮膚が被さり筋力が落ちると、黒目が露出しなくなり、仏頂面に見えて来ます。元気がない感じは終焉を感じさせてしまいます。こうして見て来ると、加齢
▼続きを読む
2017 . 1 . 12

難しい症例ですが、黒目整形切開法ならこの場合でも、いい感じが作れます。

今回は何回かの美容外科治療を受けてきた結果として、何らかの形態的変形と機能低下が見られるために、改善を計る為に当院の私を訪ねていらっしゃいました。難しいけれど面白い症例です。 症例は31歳、女性。7年前に眼頭切開。その後同部を修正した。先天性に右眼瞼下垂症があり(左右が違うのは見えていたそうです。)6年前に某非形成外科で切開法重瞼術を眼瞼下垂手術と称した手術を併施され受けているが、変わっていないとのこと。もちろん兎眼やLid lagもないから上眼瞼挙筋をスライドしていないのは明白。もっとも悪化はしていないそうで`医原性`眼瞼下垂ではない模様。LF:挙筋筋力(滑動距離)は右11mm、左13mmで右先天性眼瞼下垂は軽度。まずは術前と術直後の画像を提示します。 手術方法はいつも
▼続きを読む
2017 . 1 . 11

片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された症例。蒙古襞の拘縮も目立つからいつもの黒目整形切開法。両側を比較してみていくとよく判ります。

症例は00歳、女性。一重瞼だった。20年前に埋没は受けているが、ご覧の様に外れてきた結果ラインが乱れている。LFは11.5mmで、眼裂横径23㎜、内眼角間34㎜、角膜中心間距離58㎜と眼球の位置が離れていないのに、目の窓の間が離れている。つまり蒙古襞が被さっているし、ピーンと突っ張っている為にまぶたの内側が開かない。所謂吊り目っぽくて、キツい目元の感じに見える。くぼみ目や三重瞼も生じているし、黒目の上が2㎜以上隠れている(=MRD<2㎜)から後天性腱膜性眼瞼下垂を伴っていると考えられる。 この様な機能と形態の改善にはなんと言っても`黒目整形`切開法が最良の結果をもたらします。ブログの読者の皆さんはご存知だと思います。 通常私は、両側同時に手術する事をお奨めしています。両側の手術の
▼続きを読む