それぞれの患者さんは形態と機能にバリエーションがあります。人は皆同じではありません。「そんなことは当然ですよ。」と言われそうですが、誰にでも同じ治療を施す若輩の美容医療医師が横行しています。機能を診られない医師も多くいます。さて、機能的に良好な方が生きていくのに便利です。そして形態は機能に直結します。特に眼瞼は大きく相関します。
機能と形態について他の部位から触れます。首から下、体幹は内臓を内蔵していますから、心肺機能や消化器等の機能を包む部位です。ですから体幹の形態がバランス良く整っている方が、身体機能が高いのは当然です。また四肢は運動能力に直結しますし、生活や作業にも使いますから、場合により長さや太さの形態や、筋力が機能に直結します。
首から上、顔や頭ですが、脳を容れる頭蓋は
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カテゴリー別アーカイブ: まぶたの美容と機能
重瞼術埋没法をMT法と言います。目がぱっちり開いている美人なので、二重幅を合わせるだけで、クッキリとさせます。
どうゆう経緯でMT法になったのか分かりませんが、目がよく開き丸く、はっきりした目元の女子。確かに二重瞼を揃えるだけで良いと、画像からでも診て取れます。ですがそれだけではブログの記事にならないので、いつもの様に鑑別診断の為の診察法と手術法の種類を説明します。
まずは眼瞼下垂症の病態を書きます。前葉性と後葉性、先天性と後天性に分けて組み合わせて四つの機序となります。先天性前葉生眼瞼下垂症は一重瞼の事です。そうです一重瞼は東アジアに発生した突然変異の遺伝子が蔓延したのです。寒冷地適応です。本来アフリカに発祥したホモサピエンス=現世の人類は二重瞼だったのです。後天性前葉性眼瞼下垂症とは加齢によって皮膚眼輪筋が進展した状態です。眼瞼の皮膚は薄く伸びやすいのですが、一重瞼の人は先天性もともなってい
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埋没法重瞼術は定番ですが、切らない眼瞼下垂手術=NILT法=黒目整形は埋没法の一種です。
近年になって美容医療が流行したと考える国民が増えました。確かに人数は増えたのは統計上で明らかです。忌避観念がなくなって来たのです。でも最大の要因は、コマーシャリズムでしょう。TVCMも増えましたし、JRの電車内の扉の横は美容医療の広告だらけです。ただ、そのS.クリニックグループではトッピング治療も横行しています。先日ある患者さんが目袋の相談時に言いました。「広告で安く載っていたのでS.に行ってみたら、大して診察もなく、見積もりだけ出されたの!。とんでもない額でした。広告の3倍額よお〜!。もちろんもう行かないわよ!。」半ば怒っていました。患者さんはむしろ行っただけ損した感じの、自虐ネタでした。私患者さん(S.にでは無い)に失礼と思いながらも「やはりS.ではまだトッピングが常道ですよね。だってあ
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症例の女子は美人なので、目力アップすると似合います。社会機能的に聡明性が高まります。中国でも”目は口ほどにものを言う”のだそうです。
美容医療は昨今始まったのではありません。外傷後の形成外科治療は第一次大戦後にヨーロッパで有用でした。UKは王国ですから、戦傷者を、戦争に行かせた王室が面倒を看たのです。使われた技術は発展して、美容医療にも流用されました。日本では戦前から数名の施行医(ただし当時は眼科医や耳鼻科医)が存在しました。学術誌にも載っています。戦後日本では原爆の研究のためにGHQ (主にUSA )の形成外科医がやって来ました。ついでに美容医療も教えました。学んだ医師が、GIにモテる為の美容整形を受ける女性の為に、美容医療手術を施行しました。その後高度成長期には、美容整形クリニックが雨後の筍の様に増えました。昭和30年代には、既に山手線の各駅に存在しました。昭和51年に形成外科が、昭和53年に美容外科が標榜科目(広告に
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重瞼術埋没法は絶対に永久ではありませんが、複数回の治療は可能です。年単位ではサービス価格としています。
”切らない腫れない痛くない”とか言って誘引する美容外科・形成外科の医療機関が横行しています。確かに切らない手術は開発されてきました。でも腫脹がゼロということはあり得ません。ごく軽いだけです。痛くないかといえば、局所麻酔は細い針でも全く痛くない訳ではありません。時には「ゼーンゼン痛くないですう!」と言ってくれる患者さんもいますが、個体間差異の範囲です。
切らない手術で効果は得られます。問題は持続性です。当院の切らない眼瞼下垂手術は、診察後にNILT法の適応が認められれば、見事に結果が得られます。多くの患者さんは「眼瞼下垂は切開が必要といわれたんですけどお〜?」と訴えますが、私は自信を持って、「このフェニレフリンテストの程度までは挙げて差し上げます。」と言い返します。
画像が証明しま
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