鼻唇”角”は読んで字の如く’角度’です。部位としては鼻柱基部の深部にプロテーシスを入れます。側面像で、鼻尖から後方へ鼻柱が造る線と、白唇(口唇は赤い部分だけでなく皮膚の白い部分も口唇で、皮膚色ですから白唇、はくしんと読みます。) の交わる角度が鼻唇角です。患者さんには、最低限直角以上にしたいと云われます。鋭角だと正面から視て、鼻が喰い込んで見えるからです。角度を変えるにはプロテーシスで鼻柱基部を前に出す事ができます。
鼻唇角プロテーシスは韓国で「ネコ手術」と称されて流行っている様です。確かに東アジア人に鼻唇角が鋭角で喰い込んでいる人が多いので、韓国には患者が多いのでしょう。もちろん日本人の半分は遺伝的要素が同じですから適応患者は多数です。ちなみに鼻唇溝の上の三角形の深い部分にプロテーシ
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昭和62年北里大学医学部卒業。同年北里大学形成外科入局。形成外科、美容外科研修の他、麻酔科、一般外科、整形外科、救命救急科をローテーション研修。平成6年日本形成外科学会認定専門医を取得。
平成10年には銀座美容外科医院副院長として父、森川昭彦とともに診療した。翌年は北里大学で研究し、医学博士取得。平成12年日本美容外科学会認定専門医を取得。平成14年からは多くのクリニックで院長を務める。
平成20年かねてから診療方針に共感していたDr.池田欣生総院長の銀座いけだ・クリニックと大阪池田クリニックに勤務。