本症例は初診時には楽しく診療しました。結構フランクですが、やりたいことの主張が強く、巷間いわれているように私もそうなので、二人で丁々発止の診察でした。こうして密な診療の結果、適応が高いと考えられ、手術に至りました。術前の計画は看護師に任せて静脈麻酔の希望も汲み、麻酔医が立ち会えるようにスケジュールを立てました。
ここでいつもの私のモットーです。美容外科治療は人格を豊かにする為にあります。美容医療を何らかの目的を持って受けても、目的を達成出来るとは限りません。例えば可愛くなると稼げるかと言っても、私は銀行員ではありませんから出来ない相談ですし、可愛くなってもてたいと言っても相手を充てがう事は出来ません。ただし内面的人格が高くても、外面的人格つまり美貌が足りないと感じている人は沢山居ます。
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カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
細面で下顔面が長いなかで上口唇の白唇が長いので、人中部だけでない両側鼻翼間の白唇短縮術が最適!。鼻尖だけ下げたら鼻柱が喰い込んでいるから鼻唇角プロテーシスも併施出来ます。
長い題名となりましたが、顔面の形態的特徴と、これまでの治療経過により、治したい部位が多数あり、それぞれを評価して二つの問題点を同時に解消できるから、説明の上症例提示したいと考えたからです。一つは懸案の白唇短縮術です。同時に創内から鼻唇角プロテーシスを挿入します。
他院で鼻尖を下げたら、魔女鼻になって鼻唇角が鋭角化して意地悪っぽい口元になったので、白唇短縮術の創内から鼻唇角プロテーシス(お隣の国では猫手術と称するらしい)を挿入しようということになった。この組み合わせは何例目かです。白唇の長さがどうあれ歯槽骨の傾斜が強く唇が尖っている人や、鼻尖が垂れている,Drooping人で鼻唇角が鋭角な人はプロテーシスの適応があります。
白唇短縮術は形成外科・美容外科診療歴30年以上の私が丁寧に
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口角挙上術は結果が見えますから楽しみです。
ブログに詳しい説明を書いても、難しくて理解できないとの感想が聴かれます。内容に少なからずの専門用語,Technical term が混じっていますが、できる限りかっこ書きや注釈、時には脚注で一般用語に言い換えているので内容は簡単でも、長いから読むのが面倒なだけでしょう。時折、用語の説明が足りないこともあります。お許しいただいて読み飛ばしてください。
過日に家で勉強クイズをしていて、私はごちゃごちゃと派生する知識を披瀝していました。やはり長男や次男に「相変わらずうんちくばかりうるさいなあ!。」と疎まれ、私は「ブログなんかもっとうんちくだらけだぜ!。」と切れました。妻が「ブログばかり書いていて仕事してんの?」と混ぜかえすから私「日中は手術しているかブログ書いているかばっかりだ。大変なんだけ
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口周りは鼻、口、顎の関係。頤もです。頤プロテーシスから計画的に先行して、本題の上口唇短縮術と口角挙上術
口は上下唇が包んでいます。口腔内には前方に28本の歯牙と上下歯槽骨(歯の植わっているU型の骨)があり、上は上顎骨等、下は下顎骨(下歯槽骨は下顎骨の一部ですが)に乗っています。これらの位置関係は様々で、正面像での形もバリエーションがあります。側面像での3次元視では前後関係も様々です。側面像でのE-ラインは見た目に反映しますし、正面像では上下左右の長さが見た目に大きく反映しますが、人間は遠近感を感じ取りますから、正面視でも前後関係が意識されます。さらに頤(下顎中央)に梅干し(*脚柱)ができると動的形態に影響します。他の部位も表情により動的形態は豊かです。しかも話す、食べる際に頻回に動く部位ですから、表情筋が交錯しています。
こうしてみていくと、口周りの動的&性的な形態は数字だけでなく、周囲
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口周り:赤唇が富士山型になった症例の解消手術が流行っています。こうして修正には複数回手術を要し得ます。
私は口周りの手術の専門家ではありません。眼瞼も外鼻も、リフトも含めて顔面の美容形成外科全般を取り扱います。ただし簡単な重瞼術埋没法や出来合いのシリコンプロテーシス等は若い経験の浅い美容形成外科医が多いチェーン店でも取り扱いますから、私の出番は少ない様です。
昨今なんとかミクスの好影響か、美容医療の患者さんは増えました。何度も書いて来ましたが、口周りの手術は形成外科の技術と知識を要し、同時に美容外科のセンスが重要だし、美容外科学の知識が無ければ美しい顔を作れません。
だから私に罹る患者さんが多いと自負していても、コマーシャリズムとSNSには敵いません。当院はTVCMは打っていませんし、SNS上は私のこのブログが優勢でも、他も”やらせ”を載せるから”いたちごっこ”になり上下動が激しい
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