カテゴリー別アーカイブ: 口元の美容形成外科

2018 . 7 . 28

若々しく童顔効果を得られましたが、追加手術?。

まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。 私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。御託を並べてばかりで手術が上手くないという意味でしょうか?。いや違います。口元の手術ばかりだという意味でしょう。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間
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2018 . 7 . 12

口周りの手術:今回は術後1か月までを同時公開。上口唇短縮術+口角挙上術+鼻唇角プロテーシス

口周りの手術は白唇部短縮術と口角挙上術の併用法が主です。口周りと呼べば鼻や頤、歯や歯槽、周りの骨も関係します。骨格を治してから口周りを手術する症例が増加しています。鼻翼は同時に治す要にお奨めしています。鼻尖増高術を軟骨移植でする場合は、同時手術が難しく、しかも白唇短縮術と切開が近いので3か月以上明けなければなりません。本症例では鼻尖終了。鼻陵も入っていて不要。鼻翼は大きくない。頤も出来ている。唯一鼻唇角が喰い込んでいて上にある点が残っていました。その為に白唇が長いのを認識していました。鼻唇角の下制は移植が必要ですが、耳介軟骨では不足なケースが多く、シリコンプロテーシスが適応しますが、多くの若造の美容外科医は知りもしません。そもそも鼻唇角という言葉も知らない輩が多いのです。奴等には教えてあげな
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2018 . 7 . 5

骨切ったら唇が余った症例が増えています。

顔面骨切り術は、顔面骨格を変える手術です。先天的に顔面骨格の異常を呈する病態は少ないのですが、輪郭は顔面の形態のベースですから、形成外科分野では専門的に研鑽している医師がいます。そして正常範囲でも美容的に骨格改造をして美的に向上する希望は昔からありました。 ただし、骨切り術は大きな手術で、合併症も重篤になり得るし、生体機能を害する可能性さえも皆無ではありません。また特別な設備と器材も必要ですし、医師の体力も要します。だから、形成外科の中の専門家(顎顔面外科医と呼びます。)は数少なく、日本では十人は数えられません。韓国にも多くは居ませんが、設備費用も医師の費用も、まだ流石に本邦の半分以下ですから(一人当たりJDPに比例します。)安く受けられるし、専門家が育って来たので最近韓国で手術を受け
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2018 . 6 . 28

口周りの手術を毎日しています。静麻で経過が良い。

口周りの手術は白唇部短縮術と口角挙上術の併用が主体です。私は日本一丁寧に傷を縫合する美容形成外科医ですから、手術時間を要します。SNS上でかなり話題に上がっているそうです。患者さんが増えて、最近では鼻下と口角の、どちらかから二回に分けて受ける患者さん、またはどちらかだけで済む患者さんも居ます。それなら、当院の手術時間枠の3時間45分以内に2例出来ますが、両方ではやはりぎりぎり一例しか出来ません。どうせ1症例に限るなら、さらに時間を取って静脈麻酔で楽に受けようという策もあります。それに静脈麻酔下で手術すると患者さんが楽なだけでなく、痛がらないので手術中に気を使わないでよいし、出血が少なく術後経過も早く治ります。今回はまずその手術前、手術直後の画像を見て、これまでの症例と比べてみれば判るでしょう
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2018 . 6 . 21

口角挙術単独施行です。さすがに白唇部短縮は要りませんでした。

数少ない口角挙上術の単独症例です。何故かは見れば判りますし、診察所見が示唆しています。こうしてちゃんと、診断の下に治療方針を決めなければ、良い結果は得られません。 またぞろ強弁する様で恐縮ですが、形成外科医療とそれに基づく美容外科医療を軽視してきた世間の風潮に抗う為に説明します。形成外科と美容外科は形態的改善を目的にするという意味では同じですが、対象が違います。形成外科医療は何らかの原因で異常な形態を呈した患者さんを正常に復するまたは近づける為にあります。美容外科医療は正常範囲の患者さんに形態的により向上を求めて行なわれます。その基準は学術的に確立しています。 また正常と異常のカテゴリー分けは、数字的に標準偏差を元に算出しますし、客観的に判断されますし、政治的にも判断されます。例
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