何回も書いてきましたが、形成外科医療と美容外科医療は、美容外科医療の車の両輪に例えられます。そして形成外科医療と美容外科医療は共に、形態を治すという目的を持っています。違いは、機能的改善をも目的とするかです。形成外科医療は、先天性でも後天性でも、または外傷や腫瘍などの原因がある疾患に対して、機能的な損失を改善することが必要とされると同時に、形態的な損失も取り戻すことが目的とされます。身体機能は形態的な良否と表裏一体だからです。対して美容外科医療では、正常範囲の形態をより向上させることが目的とされます。逆に結果として機能的損失を生じない様に治療するのは当然です。
こう考えてみると、身体機能に対しては、治すか壊さないかの逆の方向性ですが、どちらにしても身体機能の、解剖学的または生理学的な構
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カテゴリー別アーカイブ: 皮弁
可愛い男子。美容医療に理解がある男子。その様な男子には、私も技術と知識を発揮します。目頭Z-形成法から。
最近街に、可愛い男子が増えています。子供っぽいとも云われます。いわゆる草食系に近いかもしれません。女性が強くなった肉食系からの対言でもありますかね。昔から、男性でもルックスがいい男を美男子と称してきましたが、それとは違う。いまやモテる男子は、対人関係の対応が上手いお笑い系でしょう。女性なら美人ですね、可愛いですねと云われたいのは、モテるためでもありますが、それはジェンダーに沿っています。ジェンダーフリの時代、可愛い男子が増えてきたのは趨勢かもしれません。書いていて、何を言いたいのか解らなくなってきました。
私は37年間、他の美容形成外科医よりも多くの、男性患者さんを診てきました。過年の銀座美容外科時代からそうです。何故でしょうか?。一つには銀座近辺では、ルックスを使って仕事をする男性が
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いろいろやっても、やはり広範囲皮下剥離Jowl Lift(MACS liftの切開)が効果的です。
昨今TVCMでも電車内広告でも、インターネット内のSNS等の広告(現在HP.もYouTubeもインスタグラムも医療広告”宣伝”と見做されるがブログは違う)でも、リフト手術が載っています。広告宣伝とは誘引を目論むものですから、テキトーな内容が横行しています。何がテキトーかというと、説明書きが細かくて読めない。または画像だけだったり、関係ない画像だけだったり、画像を加工してあったりしている広告が横行しているのです。例えば糸リフトは必ずすぐ後戻りするのに、その説明がない。それどころか、それを見てクリニックを訪れて、カウンセラー(本来診察とは、カウンセリングではなく、コンサルテーション)と称する非医療者に薦められて手術を受けたら、すぐ効果が無くなったと訴える患者さんが、ちょくちょく私を訪れます。
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一重瞼という先天性前葉性眼瞼下垂症患者さんは、遺伝子が同座ですから、蒙古襞の拘縮を伴います。
眼瞼下垂症手術は切らない手術では自費診療ですが、切開法では保険診療です。もちろん適切に診療されて、厳密な診断に基づく場合に限られます。ところで眼瞼下垂症は、私も毎回書いて来た様に、概ね四つのカテゴリーに分けます。先天性と後天性。前葉性と後葉性です。その中で先天性前葉性眼瞼下垂症、つまり遺伝的な一重瞼や、その上眼瞼挙筋の筋力低下を伴う先天性後葉性眼瞼下垂症を伴う場合でも、蒙古襞は被さり拘縮していることが、ほぼ必発です。
題名に書いた通り、一重瞼の遺伝子は蒙古襞の拘縮を起こす遺伝子と同座と考えられています。同座とは同じDNAが決めるということです。なぜかと言えば、目的があるからです。2万年前にモンゴル地方は最終氷河期でした。そこでは目がぱっちり開いている人は凍ってしまい見えないから、自然淘
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遠方からでも画像で視てもらい、奥目で眼裂横径が小さいので、私の好きな手術の適応。眼瞼下垂症手術に目頭形成術の併施です。
それぞれの患者さんは形態と機能にバリエーションがあります。人は皆同じではありません。「そんなことは当然ですよ。」と言われそうですが、誰にでも同じ治療を施す若輩の美容医療医師が横行しています。機能を診られない医師も多くいます。さて、機能的に良好な方が生きていくのに便利です。そして形態は機能に直結します。特に眼瞼は大きく相関します。
機能と形態について他の部位から触れます。首から下、体幹は内臓を内蔵していますから、心肺機能や消化器等の機能を包む部位です。ですから体幹の形態がバランス良く整っている方が、身体機能が高いのは当然です。また四肢は運動能力に直結しますし、生活や作業にも使いますから、場合により長さや太さの形態や、筋力が機能に直結します。
首から上、顔や頭ですが、脳を容れる頭蓋は
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