カテゴリー別アーカイブ: 真皮縫合

2024 . 7 . 5

今回は2vectorこめかみリフト。Malar,ゴルゴ線方向とJowl,Buttress方向へ。時間を用意して長くなくても超広範囲剥離で、ドッグイヤー修正も必要。

こめかみリフトの3部作が載っています。そして遂に、今回は複数方向への剥離操作が加わりました。リフト手術は切開線の長さでフルフェイスリフトとかミニリフトとか呼びます。当院で定番のMACS lift (私はJowl liftと呼んでいます)は切開線の長さが中ぐらいです。主に下顔面を目的にします。結果的にこめかみ部からの中顔面へのリフト効果を追加したくなります。ただし剥離方向で中顔面と下顔面を使い分けることが出来ます。 でも患者さんは、「何故バラバラにリフト手術を執り行うのか?。」と訝るでしょう。 二つのポイントがあります。一つは、長い切開のリフト手術では、全身麻酔が必要だからです。全身麻酔や静脈麻酔は設備と道具を要します。当院にも備えていますが、専門に麻酔に携わる人が必要です。しかし
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2024 . 6 . 26

鼻稜にはI型プロテーシスで、鼻筋はまっすぐに。鼻尖には耳介軟骨移植が定番で、3枚重ねでツンっとさせました。

副題:鼻の非吸収性注入物は、適切な位置に入れないと却って形態不全になるという典型例です。 外国といっても中華人民共和国です。実際には中国は美容医療の後進国です。何しろ一応共産主義国ですから、建前上国民は平等です。だから一人だけ美しくなってはいけない筈なので、美容医療は禁忌だったのです。数十年前に解放政策が執られてからは政策が変わって、美容医療も徐々に容認されましたが、あくまでも経済的に上昇させることを重視してきました。そもそも指導者がいないので医学的な進化は求められません。 ですが、三国志に重瞼術の記載があります。本来中華国は文化文明が発達していたのです。美容医療も文明です。あんなに広い国に、あんなに多くの国民が居るのだから、政治的文化が発達しなければ統合できないので、独裁的でも
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2024 . 6 . 24

まだまだ流行っている口周りの手術セット。上白唇短縮術は定番です。口角挙上術を併施するのがお奨めです。

題名にある様に、口周りの手術はセットがお勧めです。ただし何度も書いて来ましたが、幾つもの間違いが生じています。 まず口唇は、赤い部位だけではありません。鼻の下の皮膚の部分も口唇です。赤唇と白唇と呼びます。なぜなら一緒に動く部位だから、また、胎内の発達段階での原基は一体だからです。少なくとも口唇裂では両方が割れています。残念ながら、日本人やアジア人だけが理解が間違っています。その原因は、赤唇は性器ですから、東アジア人は特別扱いしてきたからと考えられます。 次に、人中短縮術との術式名が横行していますが、大間違いです。人中だけ短縮する手術なんてあり得ません。人中とは読んで字の如く”人の真ん中”です。白唇の中心の溝を”人中”といいます。ちなみにここも、胎児の初期に口が両側から合体する部位
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2024 . 6 . 7

7年前から診ている患者さん。徐々にJowl が垂れてきたら Lift が適応。広範囲皮下剥離なら効き、長持ちします。

題名にある様に、私のブログに載る手術症例はリピーターが多いのです。リピーターと言っても、注入や当て物だけでなく、手術症例もリピートされます。これには二つの理由があります。 一つには、それまで私が注入などの簡便な治療(いわゆるプチ整形)をした患者さんでも、ただ打つだけでなく、私が美容的素養を披歴して、患者さんもノって、美について語ってきたからです。そんじょそこらの若造と違って、美容形成外科医としてのキャリアーが長いのは経歴を見れば判りますし、幼少時から父に仕込まれました。前にも書きましたが、父に同行していたら、「あそこに歩いてるのが美人っていうんだぜ!。」とか教えてくれたものでした。美容的素養は目で見える外面的観点だけでなく、内面的または精神的観点、社会的観点まで仕込まれました。チェーン
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2024 . 5 . 21

若くして上白唇が長いのですが、上口唇短縮術は周囲の構造と関連します。

上口唇短縮術は、流行っています。欧米では、実際はもう25年以上前から発表されています。ですが鼻の下を切除する上口唇短縮術は、本邦では論文を渉猟する限り10年前からです。実は日本語には、”鼻の下が長い。”という揶揄があります。内面的人格に繋がる外面的形態と捉えられます。毎回私が書いて来た美容医療の基本的概念に合致します。ですから私は積極的に施行しています。 ですが、鼻翼間を切開して白唇を短縮する手術は、美容形成外科手術の中でも数少ない、顔の前面を切開縫合する手術です。顔の前を切る主なものとしては、黒子切開ですが、これは必要なら致し方ないと言えます。リフト手術は顔の横の耳前や髪の前の切開ですが、丁寧に縫合すれば傷跡は見えなくなります。眼瞼の切開は二重の線なので目を開いていれば見えません。ま
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