今回球と徳洲会病院での合同手術について説明します。内容はどうあれ医療に対する姿勢が大事!です。中小病院ならではの、様々なしったかめっちゃかな医療を経験しました。いくつか覚えているのは、a;口腔外科医と美容外科医である私による手術。b;後輩の耳鼻科医と形成外科医による耳下腺腫瘍摘出術。c;耳鼻科手術後の重篤な後出血を治す為に耳鼻科医と口腔外科医と私で四苦八苦した。d;心臓外科手術後に胸骨正中切開創が開き、私と共同で筋皮弁で充填しようとしたら、心臓外科医が術中に前胸動脈を傷めて出来なくなったどうしような症例等。更についでに長男の扁桃腺の手術をしました。とにかく今までで一番小さくてもアクティブな大和徳洲会病院では医局員が近しく、いい経験と知識を得られました。
a;徳洲会で美容目的の自費の手術
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カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAS)専門医
難しい症例ですが、黒目整形切開法ならこの場合でも、いい感じが作れます。
今回は何回かの美容外科治療を受けてきた結果として、何らかの形態的変形と機能低下が見られるために、改善を計る為に当院の私を訪ねていらっしゃいました。難しいけれど面白い症例です。
症例は31歳、女性。7年前に眼頭切開。その後同部を修正した。先天性に右眼瞼下垂症があり(左右が違うのは見えていたそうです。)6年前に某非形成外科で切開法重瞼術を眼瞼下垂手術と称した手術を併施され受けているが、変わっていないとのこと。もちろん兎眼やLid lagもないから上眼瞼挙筋をスライドしていないのは明白。もっとも悪化はしていないそうで`医原性`眼瞼下垂ではない模様。LF:挙筋筋力(滑動距離)は右11mm、左13mmで右先天性眼瞼下垂は軽度。まずは術前と術直後の画像を提示します。
手術方法はいつも
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片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された症例。蒙古襞の拘縮も目立つからいつもの黒目整形切開法。両側を比較してみていくとよく判ります。
症例は00歳、女性。一重瞼だった。20年前に埋没は受けているが、ご覧の様に外れてきた結果ラインが乱れている。LFは11.5mmで、眼裂横径23㎜、内眼角間34㎜、角膜中心間距離58㎜と眼球の位置が離れていないのに、目の窓の間が離れている。つまり蒙古襞が被さっているし、ピーンと突っ張っている為にまぶたの内側が開かない。所謂吊り目っぽくて、キツい目元の感じに見える。くぼみ目や三重瞼も生じているし、黒目の上が2㎜以上隠れている(=MRD<2㎜)から後天性腱膜性眼瞼下垂を伴っていると考えられる。
この様な機能と形態の改善にはなんと言っても`黒目整形`切開法が最良の結果をもたらします。ブログの読者の皆さんはご存知だと思います。
通常私は、両側同時に手術する事をお奨めしています。両側の手術の
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黒目整形セットで大人っぽくなったね。
黒目整形セットの症例が続いています。まずは術前と術直後の写真を提示します。
今回の症例は18歳、女性。高校卒業前の若年者です。大学進学は決まっていますから、このチャンスに眼瞼形成術を希望された患者さんです。上に提示した画像2枚はどちらも術前です。左画像の様に髪を下して眉と眼瞼が見えないようにしています。右画像の様に髪をよけてもらうと眉の位置が見えます。開瞼時は常に前頭筋が反射運動で収縮して、眉毛を吊り上げています。この点は重要です。
間違いなく、通常の短期経過では、48時間をヤマに解消しはじめます。この後は腫脹が軽減していき、内出血の広がりは止まります。そして、これらのダウンタイムの時間経過は山の頂の程度により差があります。山が高ければ降りるのに(治るのに)日数を要する:山が高
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美容医療の神髄-歴史秘話第73話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その49”「相模原市から隣の大和市へ編3:美容形成外科学」
耳鼻科や口腔外科とはそれまで接触する機会が少なかったのですが、それはオーバーラップする部位があり、疾患もオーバーラップするので、むしろ取り合いになる可能性さえもあるからです。
例えば、口腔外科医とは歯科の免許を持つ者のうち、歯と口の中を外科的に診る研修をして来た者ですが、口の周りは顔ですから、容貌にも影響する場合があります。少なくとも歯や歯槽骨や、上下顎骨の形態は顔面の輪郭に影響する訳ですし、歯は表情により見える所なので審美歯科という分野さえもあるくらいです。耳下腺を始めとする唾液腺は口の中に唾液腺を分泌する開口部(耳下腺開口部は見て判る。)があるので口腔外科医も守備範囲です。実はその時初めて教えて貰った事がことがあります。複数の診療科目がオーバーラップする疾患に於いては、各学会が折衝
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