カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2018 . 5 . 14

若々しく可愛い女になりました。

まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。 私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。御託を並べてばかりで手術が上手くないという意味でしょうか?。いや違います。口元の手術ばかりだという意味でしょう。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間
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2018 . 5 . 10

定番となりました口周りの手術でも、症例の差はあります。

毎日口周りの手術を行っています。口周りの手術に於いてはバランスが重要です。私は毎回強調してきましたが、顔面全体の中での縦横の比率に応じて治すべきです。その点では症例ごとにバリエーションがあります。実際にいくつかの手術を組み合わせた症例も多くありますが、白唇が長い人を短くする手術が基本です。白唇部だけ短縮すると相対的に口角が下がるので、99%の症例が口角挙上術を併施します。また、白唇部は加齢に因り長くなり、赤唇部は加齢に因り薄くなり貧相になります。だから加齢顔貌の改善のためにも効果的な手術です。だからむしろ、先天性に長い場合それだけで人格に影響してしまいます。 症例は37歳、女性。上顎が下がっていて弛みや間延びした印象があると感じて来院。その前に丁寧にメールで相談事項を送ってこられました
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2018 . 5 . 2

切らない眼瞼下垂手術じゃあ無理だったのです。目頭も必要。

本邦に於いては美容医療は、美容外科と形成外科が別科目で、前者は自費診療、後者は保険診療が適要されています。実は多くの他国では同一科目です。何故そうなったかというと、昭和51年に美容整形(現在も過去も法律上の診療科目ではない。)を診療科目にする際に、形成外科の学会長が、「作戦上形成外科を別科目にする?!。」とか訳の判らないことを提唱しておいて、昭和53年に形成外科医と美容整形医が手を打って、美容外科という新しい診療科目を設置しました。 結果として自費診療と保険診療の境界線が引かれたのですが、所詮その診断は担当医師が決める事です。結局切らない手術はの多くは自費で切開すれば保険が通るとのコンセンサスが得られています。ただしチェーン店では、非形成外科医のビジネスマンがほとんどで保険診療機関を申
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2018 . 5 . 1

お治しして、完成!。くっきりしました。

先日、ネット上の広告規制が成立しました。これまではインターネット上に医療機関が載せる情報はユーザーが選んで視るものだから、非特定者を相手にしていないし、広告費が掛かっていないとの建前から、広告と見做さないことになっていました。ところがバナー誘導を始めとしてインターネット上に広告的なやり口が横行してきて、しかも画像の改ざんや修正、症例の選択が見られる様になってきたから、これでは患者さんがだまされていることになります。普遍性がなく且つ証明不能な内容、つまり最高とか誰々も絶賛とか書いて、誘引行為といって患者さんを自らの下へ呼び込むためのページがチェーン店系で多く見られます。それに美容医療は誰もが元来同じ顔ではないからどんな治療も誰でもに一様に適応するのではないので、逆に言えば誰にでも効くものなんか
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2018 . 4 . 27

この女性には口周りの手術が適応です。

症例は44歳、身体は男性。でも精神的には女性でいい女。ブログ見て来院。GID患者ですが、一目見て面長で下顔面が長い。まずは計測しました。 高身長で顔面も面長。上下比は60mm:56mm:67mmで上口唇34mm:下口唇46mmで白唇長25㎜!。部品の横比は内眼角間30mm:鼻翼幅32mm:口唇幅50mmと5:8の黄金比。赤唇は外反しているし、口唇結節はH−Aでチュンとくちばし状に丸い。これまでに鼻中核延長術と鼻尖への軟骨移植を受けている。鼻尖は下がっているが、鼻柱は下がっていない。鼻唇角が喰い込んでいる。この様な症例は面白いのですが、たくさん切除すると傷跡がねェ~とか言いながら押し問答しました。 検討の結果:白唇部は6㎜切除に落ち着きました。外反は不要ですから口輪筋上で皮膚皮下脂
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