カテゴリー別アーカイブ: 美学

2019 . 5 . 24

人中部白唇短縮術と口角挙上術。先天性疾患に対応しました。やはり私だからできる診療を信頼してくれたのです。1年後にも画像を戴けました。

医学的に面白い症例でした。先天性疾患があり、その付随症状として上口唇が長く、下顎の後退もありE-ラインがプラス。口蓋裂の治療に付随しての構音障害はリハビリを継続しているため、口輪筋を訓練しているから厚みがあり上口唇が内反している。これまで診てきた症例と比べていろいろな点を留意しなければならないということです。知識を駆使する為に頭脳を駆使しなければならなくて難しいけれど、それぞれ解き明かしてみれば結果が予想出来て面白いのです。 今回1年経て来院されたのです。一つは疲労快復に対する点滴治療。高い知的作業の仕事で疲れるそうです。当初から頭の良い女性だと思っていました。もう一つはわずかな傷跡の処置。ブログを見てきて注射の意味を知って、来院されました。実はもう一つ、先天性疾患を私が1年前に解説し
▼続きを読む
2019 . 4 . 11

口周りの手術も微妙に進化しています。

定番となりました口周りの手術ですが、症例ごとに工夫が加わります。そもそも患者さんは個体差があるから手術を受ける訳だし、好みもあるし、社会的な適合性も加味しなければなりません。口周りの手術に限らず毎回言い尽くして来た様に、細かい形態を造る事は患者さんの悦びを倍加させます。 本症例は個体差として、いくつかの美容医療を受けて来たからの差異があり、術前と術直後に影響が見られました。顔の個体差としては正面輪郭と側面輪郭が綺麗な人ですし、顔面の部品も綺麗でバランスが取れていますから、そうなると口周りの手術の高い効果が得られる症例です。 社会的に一般的な女性ですが、これまで美しさを追求して来たので、周囲にも認識されている筈で、今回も追求して良いのでこちらとしてもやりがいがあります。でも水商売で
▼続きを読む
2019 . 4 . 1

またもや、2回目の口周りの手術。他院で富士山型にされたのよ!。デザインを工夫して口角も挙げて治しましょう。

症例が増えるごとにいろいろなことが解ります。富士山型が増えています。どうしてか考えました。私が口周りの手術を始めたのが5年前で、増えてきたのがもう3年前です。ブログに毎月何例か載せるようになったのが、2年半前です。私は今や最多症例でしょうが、SNS上では私以外にもたくさんのクリニックが載せています。流行を作った訳ではないのですが、私の症例が評判で他のクリニックも追随しようとしているのでしょう。ただし所詮真似っこですから、細かいデザインは間違うし、術前診察が稚拙なのでバランスが崩れる症例が多発しているのでしょう。美容医学は経験により積み重ねられた知識と、美容医学の普遍的知性(専門部位に限らず美容外科的素養)に基づかなければ可愛い美人は作り上げられません。残念ながら今時の若い医師や新参医師には、
▼続きを読む
2019 . 3 . 29

鼻の手術が流行り始めました。といっても鼻唇角プロテーシスです。

鼻唇角とは何?。一般人は知りえないと思いますが、美容外科医でも知らない輩が多い。形成外科医でも鼻柱基部という言葉しか知らない者がほとんどでしょう。一般人は鼻翼基部も知らないでしょう。 鼻柱とは、鼻尖(鼻の頭)から後ろの鼻の穴の間の柱みたいな部分(読んで字の如くです。)です。ところで唇とは赤い部分だけではありません。そう思っているのは日本人だけです。赤い唇:赤唇と書いて、せきしんと読み、白い唇:白唇と書いてはくしんと読みます。その白唇の中央にある溝が人中です。読んで字の如く人の顔の真ん中という意味ですが、大事な事は胎児に際に顔が出来上がる際に両側から寄ってきて合わさる線です。合わさらなかったら口唇裂になるのです。 側面から見て、鼻柱と白唇の角が鼻唇角です。鋭角だと喰い込んでいて魔法
▼続きを読む
2019 . 3 . 15

鼻尖と鼻翼の手術はセット。鼻陵が不要の症例もあります。

外鼻の手術は、種々あります。ところが顔の形態は個体差が大きいのです。鼻は特に足りないところと足りているところのバランスを取りたいのに一部の足りないところだけ欲しがって、例えば鼻陵(鼻スジ)は通っているのに鼻尖(鼻の頭)が下がってしまい鷲鼻(Drooping nose)になったり逆に鼻尖だけ高いアップノーズを越えたファニーノーズになってしまった症例をまま見かけます。 最近はヒアルロン酸等での治療が主体になっています。ところヒアルロン酸での治療中にも、患者さんが費用をケチったり、変化を少なくしたがって却って不自然な外鼻になってしまう事があります。これは患者さんの側が造る問題でもありますが、経験の足りないチェーン店系の若造の美容整形医師は美容学を学んでいないからでもあり、患者さんの言いなりに
▼続きを読む