口周りの手術は適応が広く、白唇部長が15㎜以上ならば適応症例と成り得ます。ただし顔面の形はバリエーションがあります。
面長の人は大抵下顔面が長く、下口唇から下も上白唇も両方長く、上白唇の切除幅のバランスを取らなければなりません。でも、先ず白唇部短縮術から入る人も多く、逆に頤骨切り術を受けてから口周りの手術を受ける人も多いのです。
対して顔面の幅がある人で縦横の比が丸顔なのに、下顔面のしかも上白唇が長い人はアンバランスですから、白唇部短縮術の適応性が高いのです。そうなれば頬骨骨切りやエラ手術との前後して受ける症例もあり得ます。
顔面縦横の比は頬骨幅:顔面上+中+下長+髪で表わせます。またぞろ黄金比の5:8を当ててももアジア人では縦長の人は少ないのですが、頬骨幅が130㎜以下の
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 医学
いろいろやってもやっぱり口周りの手術(白唇短縮術+口角挙上術)が最終兵器です。
口周りの手術と言えば、ほとんどが人中短縮術と称される上白唇短縮術と、口角挙上術の併用です。時に鼻翼縮小術が併施されます。同時にした方が良い形態が作れる場合が多いからです。 顔面の部品は目、鼻、口の三部位に尽きます。(耳は余り気にされません。)標準的に眼瞼は人の顔の印象の半分を左右します。「目は口程にものを言う。」です。もちろん二重でなければならないのはブログに説明してきていますし、その他の修正点も重要です。鼻は個体差が大きいのですが、鼻スジが低い人や鼻のあたまが上向いた人、丸く大きな鼻は、野暮ったく貧乏くさいので治したくなります。 また旧来骨格の修正術の部類が行なわれてきましたが、最近では専門的に行なう医師が増えてきました。特に日本人(アジア人)には、顔の幅が大きい人と、口が出ている人が多く
▼続きを読む
▼続きを読む
スレッドリフトと眼瞼埋没修正術後5か月の経過
数年間前から時折り来院して、楽しんでいらっしゃる患者さんです。加齢現象に抗う為、眉下切開から入りました。口唇も検討していますが時間の関係で見合わせています。眼瞼は重瞼術埋没法で微調整してメンテナンスしてきました。 今回年末年始を利用して簡単な手術であるスレッドリフトを受けることとなりました。ついでに眼瞼の埋没糸の追加してラインの調整もしました。
画像をご覧下さい。術前術後の正面像、左斜位像、右側面像を並べます。
テープを貼っている2点は3Dリフトの刺出点です。
耳の前のもみ上げの後ろにテープがありますが、ここが刺入点です。
耳前が刺入点で、Jowl (マリオネットラインの後ろ)が刺出点です。
手技を説明します。私はJowl の改善にはスレッドリフトを
▼続きを読む
▼続きを読む
人中だけでなく、白唇を短縮します。口角は富士山型を避ける為に必須です。
口周りの手術は適応が広く、白唇部長が15㎜以上ならば適応症例と成り得ます。ただし顔面の形はバリエーションがあります。
面長の人は大抵下顔面が長く、下口唇から下も上白唇も両方長く、上白唇の切除幅のバランスを取らなければなりません。でも、先ず白唇部短縮術から入る人も多く、逆に頤骨切り術を受けてから口周りの手術を受ける人も多いのです。
対して顔面の幅がある人で縦横の比が丸顔なのに、下顔面のしかも上白唇が長い人はアンバランスですから、白唇部短縮術の適応性が高いのです。そうなれば頬骨骨切りやエラ手術との前後して受ける症例もあり得ます。
顔面縦横の比は頬骨幅:顔面上+中+下長+髪で表わせます。またぞろ黄金比の5:8を当ててももアジア人では縦長の人は少ないのですが、頬骨幅が130㎜以下の
▼続きを読む
▼続きを読む
目の間が離れていなくても蒙古襞は突っ張っていない方が綺麗。
本症例は面白い例です。眼球の位置が近いので内眼角間距離は大きくないのですが、蒙古襞の拘縮と被さりがあり、目の窓が吊り目型です。本症例に目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術をしても良いのかを悩みました。でも結果は得られています。私はやってよかったと思います。経過を診ていけば、皆さんの評価も得られるでしょう。
症例は37歳、女性。実は昨年初診時から眼瞼部の修正を求められました。3年前に他院で挙筋短縮術を受けましたが、奥二重のままで皮膚の下垂が改善していないのを訴えました。しょうがないので来院時もアイプチしていました。重瞼の引き込みは弱く、他院で埋没法の重瞼術を受けてきました。その後私が、眉下切開での皮膚除去をしました。皮膚は持ち上がりましたが今度は開瞼が弱いのです。そして、吊り目状態は残存していま
▼続きを読む
▼続きを読む