今回、切開法の眼瞼症手術と目頭切開を併施した2症例の中期的経過写真が出揃ったので画像提示しつつ、この手術について論じてみたいと思います。
症例1:実は肥満者で、まぶたにも脂肪が多い生来の一重瞼。眼裂縦径が6.5㎜。挙筋滑動距離は12㎜と正常範囲です。眼裂横径が24㎜、内眼角間距離が39㎜。蒙古襞の拘縮が強く、まるで水かきの様な突っ張りを呈しています。ご覧いただける様に鼻根部が低い鞍鼻でもあります。術前の画像から提示します。眉の位置にも注目を。
上記の数字から、先天性の皮膚性眼瞼下垂症(=一重まぶた)と、正常範囲で(標準偏差SD1以内)はありますが、眼裂狭小状態です。鞍鼻はそれに伴う変異です。
切開法で効果を定着させたいとの希望があり、根本的には眼裂狭小状態を治さない
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カテゴリー別アーカイブ: 目頭切開
美容医療の真髄Ⅷ 切らない眼瞼下垂手術後は、いい感じ?。-1週間後-
可愛いだとか、可憐だとか、若々しいとか、綺麗とか、結果に対して言いたい放題書いてきましたが、要するに短期で結果が出る。そしてその結果がいい感じであることを画像提示から捉えていただきたいと思います。
この図は術前この図は術直後約1時間この図は術後5日目
いかがでしょう?。46歳ですから、術前は開瞼は悪くないのですが、皮膚が進展して被さっています。瞼縁に被さって隠すほどではないのですが、目つきが怖い感じで、ちょうどボクサーが滅多打ちされて敗けた試合後を、思い浮かべればいいかもしれません。
今回は伸展弛緩した皮膚を切除しないで、埋没法で持ち上げようと考えました。ところが高い位置で棒を当ててシミュレーションすると、開瞼をそのままで二重が広いと、相対的に開瞼が落ちたように見え、眠そう
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重瞼術切開法は永久的か?。眼瞼下垂手術を併施すべきか?。目頭切開の必要性は?。そのⅢ
先日来院された、眼瞼下垂手術1週間後の経過を提示いたします。
さて、今回の症例は中学からの留学生で、そのまま仕事に就いた女性です。性格の優しい方で、言語も完璧でない為におとなしい印象を与える人です。中学と言っても河北省出身だそうで、蒙古系の強い印象です。そうですね、中国と言っても広くて、南方系は古いアジア人系、北方は新しいアジア人径=モンゴル系が強い様です。もちろん、交配して来ていますから、混合していますので、あくまでも割合としてです。日本でも南北で古いアジア人系と、新しいアジア人系の割合が違うのは、前にも説明しましたし、科学的事実です。
という訳で、今回モンゴル系の要素=一重瞼で蒙古襞が強い。眼瞼下垂症状を呈している。そんな、典型的症例ですから、経過を追ってよく診て行きましょう
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美容医療の’真髄’Ⅰ 眼瞼下垂構造だと、アスリートの成績に影響します?
日本人や東アジア人全般には、眼瞼下垂状態の構造の遺伝子が蔓延しているという事は、人類学の常識なのですが、その結果特性として文化文明のレベルや(高さではない。)質的差異に反映されている生理的機能性が、その社会の構成員の中の世界的代表者である人物の像にも反映されている事になっているのは、残念ながら必至の結果なのでしょう。
日本国の国力の現状がどのようなものかは、誰もが憂慮していますよね。その中身は、世界的なトレンドの中で先進国の経済的成長性が停滞しながら、後進国に経済力を依存する事になる流れが止められないからです。この結果、先進国では人生において幸福を経済的富裕性以外のものに求める事になります。
芸術や、スポーツ、学術もです。科学技術は実用に限らず理論や哲学的な理念の追求をも文化の醸
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重瞼術切開法は永久的か?。眼瞼下垂手術を併施すべきか?。目頭切開の必要性は?。そのⅡ
さて前回のお題で三つの提議をしましたが、回答を書き連ねます。
第一題として、 「重瞼術の切開法は永久的か?」と聴かれれば、「そうあるべきです。」と答えます。重瞼術とは、挙筋と皮膚または眼輪筋最浅層を連絡し、開瞼力を眼瞼浅葉に伝達する構造を作ることです。私の2000年の博士論文に記載して、USAのAesthetic Plastic Surgery略してAPS,訳すと美容形成外科に投稿した世界で認められている説ですから、間違いありませんよ。英語ではTransmissionと表現しました。そう自動車のエンジンの力を車輪に伝える装置ですよね。同様に挙筋の開瞼力を皮膚に伝える装置=生物ですから構造と言っておきます。これがあるかないかが、二重瞼と一重瞼の間の変異だと論文で述べました。
タイム
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