カテゴリー別アーカイブ: こめかみからJowl Lift

2025 . 1 . 17

まだまだ流行りのこめかみリフトで下から上に向けて挙げます。

リフト目的の症例が続きます。フェイス リフト,Face Liftとは、読んで字の如く、顔を持ち上げることですが、顔を持って持ち上げても意味がないので、顔の組織のどこかの一部を、どこかに向かって持ち上げます。具体的に皮下リフトでは、どこかを切開して、持ち上げたい部分の皮膚、軟部組織を剥離(ポケット状に剥がすこと)して、切開線の皮膚をほぼ上に引っ張り上げてみて、ポケット状にした皮膚、軟部組織に張りを造ると共に、ポケットの先端まで引き上げる作業です。引っ張り挙げて余った皮膚、軟部組織は切除して、上の頭側の皮膚と縫合して支えます。 ここで手術のポイントを三つ述べます。 まずどこを持ち上げたいのか?:これはポケットの先端です。現在私は、ブログにもある様にJowl(マリオネットラインの外のた
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2025 . 1 . 12

こめかみリフト2Vectorが流行りです。目尻挙げたり、Jowl挙げたり、Malar挙げたり。アアッ、3これじゃ3Vectorだ。

題名に洋語が羅列されています。折角ですから、訳して説明しましょう。 Vectorは、中学校で矢印の向きを示して習いますよね。そこで辞書を引くと、いきなりカタカナでベクトルと出ます。訳語では、方向、進路、動径とあります。動径ってあまり使わない用語なので、国語辞典を引くと、角を回転で表す場合の、回転する半直線のことです。なんだ、意味は方向のことでした。ついでに派生語として、媒介生物があります。これは医学的にはベクターと読んでいます。”こっちの方”へ菌などを持っていくという意味でしょう。で、題名に視る2Vectorは、単純に2方向に向けて引く事でした。 JowlやMalarは美容医療=美容形成外科, Aesthetic Plastic Surgeryの用語です。 実はJowlは一
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2025 . 1 . 9

ブログで評判のこめかみからの2Vector,広範囲リフト。ここはSMAS下の剥離は不可で、皮下剥離します。。

ブログは画像を載せられ、経時的に経過を追えるので、患者さんにとって有用です。説明も詳しく書きます。美容医療では宣伝広告が必要です。本来の意味の口コミが難しいからです。 ところで美容医療とは、美容外科と形成外科が標榜科目です。最近では美容皮膚科という科目も標榜できます。その違いは何でしょうか?。 形成外科は、形態的異常と機能を治す医療となっています。もっとも、形態を”治す”だけの場合もあります。”治す”の言葉がポイントです。つまり原因がある形態的異常を正常化することが形成外科医療です。原因は先天的異常や腫瘍。外傷や病気など多様ですが、異常である形態が形成外科治療の目的です。なお異常とはどこで線を引くのかと言うと、所謂偏差値で決めます。単なる遺伝的な美容的差とは違います。英語では、P
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2024 . 7 . 26

こめかみリフトの複数回でJowl方向を挙げるのが流行っています。組み合わせをブログに載せたからですかね?。

昨今TVCMやSNSで、リフト手術と称した広告が横行しています。あくまでもビジネスで、要するにコマーシャリズムです。非形成外科医の経営するチェーン店は、資金力があるから、政治献金に勤しみ、この10年間で医療広告内容の規制が緩和されました。結果的にやはり、あるべきでない間違った方向へ向かって来てしまいました。 特にTVCMが目に着きます。S.やT.が沢山流していますね。私も昔CMを打っていたことがあります。銀座美容外科では、全くもって医療法で規制される名刺広告とイメージ画だけでした。それが今や、間違った売り文句で、嘘の医療内容が流れています。T.の気持ち悪いイメージ広告も横行しています。ちなみに、ゴールデンタイムの15秒スポットCMは、未だに一本100万円が相場です。彼らは1日30本とし
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2024 . 7 . 5

今回は2vectorこめかみリフト。Malar,ゴルゴ線方向とJowl,Buttress方向へ。時間を用意して長くなくても超広範囲剥離で、ドッグイヤー修正も必要。

こめかみリフトの3部作が載っています。そして遂に、今回は複数方向への剥離操作が加わりました。リフト手術は切開線の長さでフルフェイスリフトとかミニリフトとか呼びます。当院で定番のMACS lift (私はJowl liftと呼んでいます)は切開線の長さが中ぐらいです。主に下顔面を目的にします。結果的にこめかみ部からの中顔面へのリフト効果を追加したくなります。ただし剥離方向で中顔面と下顔面を使い分けることが出来ます。 でも患者さんは、「何故バラバラにリフト手術を執り行うのか?。」と訝るでしょう。 二つのポイントがあります。一つは、長い切開のリフト手術では、全身麻酔が必要だからです。全身麻酔や静脈麻酔は設備と道具を要します。当院にも備えていますが、専門に麻酔に携わる人が必要です。しかし
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