カテゴリー別アーカイブ: 人中部を含む白唇短縮術

2025 . 10 . 17

何点かの手術を施行してきましたが、ついに口周り。人中だけでない上白唇短縮術。

口周りの切開手術は得意分野です。加齢で長くなると顔面の縦の比率(バランスと安易に言わない))が崩れます。顔が長く下がった感じを呈します。品性が落ちます。 人中短縮術との術名は、非形成外科医と漢字が読めない韓国人が使います。間違いです。人中だけを短縮したら、富士山型となるに決まっています。私は上白唇短縮術と呼びます。ついでに言えば、口唇は赤い部位だけでなく、鼻の下の皮膚もです。赤唇と白唇と呼びます。そうでなければ口唇裂の治療が出来ませんよね?!。そうです。口周りの手術は形成外科医の十八番の筈です。 いくつかのポイントがあります。1、両側鼻翼間を全て同じ幅切除して富士山型を防ぐ事。2、口輪筋を切除したら口唇神経を痛めるから縫縮に留める。それでC-カールも造れる。3、鼻翼横の傷は創縁が
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2025 . 5 . 30

人中を含む上口唇短縮術は私の得意分野です。とは言ってもやはり他医が手術した後の修正です。

何度も書きますが、上口唇は赤い部分だけでなく、その上の皮膚の部分も”口唇”です。アジアの一般人だけが知らない用語で、日本では赤唇を”くちびる”と、白唇を”鼻の下”と俗称します。これでは医学用語になりません。さらに言えば、完全口唇裂(みつくち)は、赤白とも割れている病名です。解剖学的にまたは発生学的に、赤白の口唇は一体です。両側から伸びてきて、人中で合体します。神経血管の支配も一体です。違いは赤唇は消化管(口腔)が捲れて、前突した表面に薄い皮膚が張ったので、血管が透けて赤く、白唇は皮膚ですが、深部は口腔内です。 そしてこれも何度も書いてきましたが、人中とは呼んで字の如く人の真ん中です。具体的には白唇の真ん中の縦の窪みを人中溝といい、その両側の畝を人中稜と言います。ですから巷間の非医学的美
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2024 . 12 . 20

可愛くて美人の女子なんですが、人中部を中心とした白唇だけが長い。上歯槽が前突なら私の出番です。

美容医療は知的作業の集約です。知性と教養の賜物です。知性は人が生きるために有用ですが、人が生物として生きる為にあるのではありません。知性は豊かに生きる為にあると思います。ただし”豊かさ”とは、経済的な豊かさだけではありません。心の豊かさです。その意味で美容医療の患者さんは、心の豊かさを求めて診療を受けに来られます。敢えて言えば、美人で可愛がられることで儲かることを目論む患者さんは、目的を達することが出来ないと、医療者の責を問う人がいます。そうなると本末転倒ですから、私はそんな患者さんを、サラッといなします。 人間は唯一知性を持ちます。そこで美容に限らず、医療には知性が利用されます。知性とは、儲けるための道具ではありません。人間を豊かにするための脳の働きですから、美容医療に携わる医師は、
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2024 . 12 . 16

上白口唇短縮術を人中部だけ挙げて富士山型になりました。両側鼻翼基部だけを三日月型に切除追加します。

上(白)唇短縮術で富士山型(赤)唇を造られた症例が、たまに来院されます。これまでこのブログで修正法を載せているからでもあり、さらに鼻翼横のドッグイヤーの消去法も載せているから、頼まれるのでしょう。 上口唇短縮術は、この数年多く行われてきました。私は10年以上前に初回例を手術して、その内の多くをブログに載せていましたから、患者さんがひっきりなしでした。数年前に学会で発表してからは、他の美容外科でも手術し始めたので、私の症例は若干減っていました。逆に、S.などの粗製濫造のチェーン店系クリニックでは、手間暇をかけて手術できないから、まずい症例が多発したため手を引きました。 チェーン店系や、若い医師。形成外科の経験がないかまたは短い医師は医学的見地を持ち得ません。これは何度も書いてきたこ
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2024 . 4 . 12

久し振りに富士山型口唇の修正術。やはり韓国は不親切です。それでは口周りのいつものセットですが、切除幅を調整して静脈麻酔下で施行します。

相変わらず、韓国で手術を受けた患者さんが来院されます。怖くないんですかね。だってえ〜、まず第一に言葉が通じないですよ。術前も術後も説明が理解できない訳です。通訳は居ても医学的専門用語は伝わらないし、医療側は一通りの内容しか説明する気がないのです。次に、安すぎませんか?。安売りは危ないと思いませんか?。しかもやはり、逆にトッピングも強制される場合がある様です。今や一人当たりのGDPで比べると日本と韓国は同レベルです。なのに安いのは怪しいに決まっているのです。あえて言えば確かに、日本は美容医療に対してまだ忌避観念がある為、誘引のために広告に費やしている国であるのに対して、韓国では国を挙げて美容医療を勧めているから、広告費に多額を費やすこともなく、ITやSNSを利用していると支出が少ないから、安く
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