カテゴリー別アーカイブ: 鼻孔底隆起

2020 . 12 . 14

加齢顔貌の二つに上白唇の伸展と口角下垂があります。口周りの定番の手術が適応します。人中と弓と結節も造りましょう。

私は人中を含む上白唇短縮術の専門家ではありませんが、毎週何例も施行しています。何故か考えてみたら、ブログの御陰であるのは確かです。でももう一つ、他院での施行症例が増えて来たのも確かで、その画像も横行しているからでしょう。ただし余り好ましくない結果も多く載っています。他院で受けたお直しを時折患者さんから頼まれます。 更に他院ではあくまでも広告で誘引していますから、医学的に正しくない言葉が横行しています。一般人は広告でしか情報を得られませんから、騙されてしまいます。 先ず人中短縮術と言うのは大間違いです。人中だけ短縮したら富士山型になります。実際よく造られていて、お直しを頼まれます。何でそうしてしまうのかと考えたら、結局形態を無視して創跡を短くした方が受けがいいからでしょう。創跡は短
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2020 . 12 . 5

口周りの手術はセットがお勧めです。未だにあまり為されないのが残念です。私の行なう上(白)唇短縮術に口角挙上術の併施は定番で有用で好結果が証明されています。

現今の美容外科医療は医学に基づいていないで、ビジネスが深化してしまっています。形成外科と美容外科は政府が認めた標榜科目です。ちゃんとした医療です。ですが、昭和53年(42年前)に美容外科が標榜されてから、さらにビジネス化が進んだのです。その前から、美容整形と称して医学部卒業後の医学的トレーニングを受けないで開業する者、他科からの転向する医師が横行していました。彼らの多くは美容医療を食い物にしていました。 形成外科、美容外科、美容皮膚科等の標榜科目は、法律上広告が認められる科目名ですが、インターネット上のSNSは広告とみなされなかったために縛りがかかりませんでした。例えば美容整形などと称するのは違法ですが、横行しています。一昨年法律が改正され、インターネットも広告と認定されましたが、現在
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2020 . 10 . 22

口周りは口から鼻まで。骨、口、鼻翼、鼻尖、鼻唇角プロテーシスの順に来て、白唇短縮術を追加しました。

本症例は上の題名にある様に口周りの手術に邁進してきました。それもこれも上下顎分節骨切り術の影響で、バランスが崩れた口元を治したかったからです。口はストン、ペタンっとするし、頤は前にあるのですがE-ライン的に鼻の高さが足りない。鼻翼は骨切りの結果弘がった。バランスを取るのが難しい症例です。でも一つ一つ治して来て、今や素敵な中下顔面を造り上げられました。その一部始終を魅せていってくれる。それより何より、私が行う白唇短縮術の結果に満足しているから、今回追加切除を希望された訳で、では人中を含めた白唇短縮術の説明を下に加えます。 これまでの手術経過から載せます。当初口周りの手術3点セットも適応でしたが、初回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除
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