またまた話が飛んでしまいますが、なぜか私の発明した?手術を行う患者さんが続いたので、提示してみたいと思います。2000年(平成12年)に日本美容外科学会(JSAPS)で発表し、論文にも書いた方法です。
「後天性耳垂裂に対する手術法」副題:懸垂型ピアスにより慢性的に生じた耳垂裂をピアス孔を同時に作成しながら修復する方法。よくある誰それ式何々法とは違い、本当にオリジナルな手術法です。
欧米では懸垂型ピアス,dangling pierceを着けることが多いのです。耳飾りは有史以来の欧米での文化です。ですから、欧米では、耳垂(耳たぶ)が重さに耐えきれずに、ピアス孔が徐々に伸びてしまい、しまいには割れてしまう=後天性耳垂裂が多いのです。したがって、修復手術法も多く報告されています。
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昭和62年北里大学医学部卒業。同年北里大学形成外科入局。形成外科、美容外科研修の他、麻酔科、一般外科、整形外科、救命救急科をローテーション研修。平成6年日本形成外科学会認定専門医を取得。
平成10年には銀座美容外科医院副院長として父、森川昭彦とともに診療した。翌年は北里大学で研究し、医学博士取得。平成12年日本美容外科学会認定専門医を取得。平成14年からは多くのクリニックで院長を務める。
平成20年かねてから診療方針に共感していたDr.池田欣生総院長の銀座いけだ・クリニックと大阪池田クリニックに勤務。