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2022 . 4 . 26

いくつかの美容医療を私に託して来た患者さんですが、いよいよ口周りの手術を受けたくなりました。

おっとりとして優しい物腰の患者さん。この一年以内にいくつかの美容医療手術をさせて頂きました。実は当院に来院後、手術の得意でない形成美容外科医では無い医師に罹り、物足りない経過で私の方に移って来たのです。その際私が前医を批評して、患者さんに「ディする記事は面白いけれど大丈夫ですか?」と問われた事があります。いや〜私は、一般論を述べただけです。 美容医療を診療するのは、日本では美容外科と形成外科の二つの科目で、最近では厚労省が細分化して、美容皮膚科も”標榜科目”(脚注)に入りました。さすがに美容整形は診療科目名としては標榜禁止です。戦前は眼科医や耳鼻科医が細々と手を付けていた美容医療を、戦後(美容)整形外科と称して多くの医師が参入しました。GI相手の女性向けに始まり、芸能人が皆当然の如く受
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2022 . 4 . 18

年月を経ての上白唇短縮術の2回目が続々希望されています。ブログに多数載っているし、一回良くなるとさらに求めます。

外科系の医師は複数回手術をポリサージェリー,Poly surgery と言います。いろいろな部位を次々にする場合。一回目手術で上手く行かなかったから、直ぐ二回目をして治そうとする場合。更に上手く行かなくてもう一回と、どつぼに嵌る事もあり得ます。 いくつかのデメリットがあります。先ず創跡の瘢痕が成熟していない3か月以内の手術は、切りにくいし、創傷治癒過程も不良の可能性があります。ですから二回目の手術は必要性に依ります。麻酔は、局麻なら数時間で回復しますが、全身麻酔は回復に数日を要します。内臓への影響です。もちろん費用や手術スケジュールの負担も重なります。何れにしてもポリサージェリーは医療資源を消費するので、患者さんの利益とリスクのバランスに依存します。 そう考てみれば、年単位(4半
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2022 . 4 . 18

鼻先とか鼻の頭とか呼ばれる鼻尖形成は耳介軟骨移植が自然です。今回は鼻唇溝上三角にプロテーシスを同時に入れます。

このところ、外鼻形成の希望者が多く来院されます。私は約10年間は定番の手術をお奨めしてきました。鼻尖には耳介軟骨移植。鼻翼軟骨の縫合に依る縮小術。鼻梁(鼻スジ)にはプロテーシス。鼻唇角にもプロテーシス。鼻翼縮小術は外側切開と内側皮弁法を使い分けてきました。鼻唇角プロテーシスは鼻の為ではありませんが、必要な患者さんが居ました。 定番と言っても、何種類もの方法を駆使してきました。何故なら、患者さんの生来の形態は千差万別です。同じ顔の人は二人と居ません。だから丁寧に診察して、患者さんの希望も汲みつつ、敵する手術法を見つけていく手順が必要です。美容形成外科は医療ですから、診療が重要です。診療は診察と治療(多くは手術)です。診察の結果の診断は治療方針を提示する為のあります。値段を決めるためではあ
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2022 . 4 . 2

幾つかの下眼瞼形成術をしてきても、逆さまつげには皮膚側切開が効果が得られます。

これまでの多くのブログには、前振りを長々と書いてきましたが、今回は症例説明の中に詳しく書きます。経緯と経過を読めば手術の意味が解るからです。では症例の説明と手術内容の説明を兼ねて書いていきます。 症例は、何回か登場して下さったゴージャスな容姿と、美しく明るい容貌の38歳女性。彼女の画像を視て来院し、「あのゴージャスな美人!。」の手術を希望する患者さんがひっきり無しです。感謝に堪えません。今回は美容的目的と機能的目的を50%:50%兼ねる手術です。 これまでに何回か下眼瞼下制術等を繰り返してきました。ご覧の様に、右下眼瞼の外側が下がっています。前にブログにも書きましたが、白人の様なゴージャスな顔立ちの美人ですから、アジア人と違って瞼裂が吊り目で無い方が似合う女性です。本症例は吊り目
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2022 . 3 . 19

なんとも難しい下眼瞼リフト。本当のHamra変法=眼窩脂肪移動術(再配置)で注入脂肪や溶解した部を治してみましょう。外眼角部骨膜への吊り上げも当然に併施します。

本当のHamra 法を出来る医師は余り居りません。ナンチャってならゴロゴロ居て、広告宣伝にハムラ法を載せているクリニックもよく見掛けます。概ね非形成外科の美容整形屋は後者で、形成外科出身で美容外科経験が長い医師だけが、本物のHamra 法を出来ると言えます。 何故なら、この手術を行うには、専門的な解剖学的知識と、形成外科分野の手術経験に基づく技術を要します。また、Hamra 法はUSAのテキサス大学のSam Hamra が考案した手術法ですから、英語論文を読み尽くしていないと手術法を理解、記憶出来ません。また実は、白人とアジア人では微細構造や皮膚の質が違いますから、学会活動で本邦でHamra 法を試行した美容形成外科の医師と情報交換しなければ、その効果と適応を理解出来ません。 H
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