カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2021 . 5 . 23

鼻は口周りですが、当初から改良の希望でした。何十年前のシリコンプロテーシスは危なくなくてもショートノーズ変形を来したのです。

シリコンプロテーシスによる隆鼻術は定番でした。アジア人は鼻が低く、戦前から数少ない耳鼻科医に手を着けられていました。象牙がよく使われました。私は抜いたことがあります。その後もアクリルや、他種の骨なども使われましたが、逆に人の生体に親和性があるものは中長期に合併症を起こすのです。1960年代半ばにシリコンプロテーシスが使われ始めました。シリコンはケイ素=石ですから、身体に対する物質的な障害は起こしません。逆に身体に癒着しないから動くという問題はあります。また加齢による経年変化で皮膚に負担がかかることがあります。 私の父は遅くとも50年前にはシリコンインプラントによる隆鼻術の名人として、特別な集団(芸能界と銀座のクラブ)のには有名でした。外人顔に近づける中心分野でした。戦後進駐軍のGIにぶ
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2021 . 5 . 23

ゴージャスな女子に7年振りの上白唇短縮術の追加は効果的!。その切開部から鼻唇溝プロテーシスの追加修正も初めてトライしました。

よく登場してもらう患者さんです。長年診てきました。題名でお分かりのことと思います。とにかく可愛い女子で、振る舞いも可愛い。性格が良いというかキャラクターが明るい。言ってみればタレント性が高いのです。周囲のみんなを楽しくさせます。しかも身体がゴージャスで格好いいから見ているだけでこちらが高揚します。 ただしと言っては申し訳ないのですが、身長が高く、スタイルがいい人は、往々にして顔面も長いことが多く、言ってみれば白人的(チビデブ短足のアジア人の逆)です。日本人の社会では異端的な顔貌となります。特に下顔面が長いと目立つのです。そして下顔面の中でも、上口唇が長いと間延びしてバランスが崩れます。したがって本症例は二回目の上白唇短縮術を施行しました。 鼻唇溝は法令線と呼ばれます。人相学でも占
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2021 . 4 . 20

いろいろな美容医療を受けてきても、上白唇が長いのは明白で、今回二段階で短縮しました。

私は粗製濫造しません。丁寧に手術します。ところで、手術に臨む前段では広告やSNSが誘引する手段ですが、私は唯一ブログだけで紹介しています。そこでは詳しい説明と歴史まで記載して、真面目な啓蒙活動をしています。本来美容医療は患者さんのためになる筈ですが、間違った情報は患者さんの為になりません。何故そうなるかと言うと、美容外科の患者さんは本当の意味での口コミ(オープンにして伝える)を控える人がほとんどですから、美容医療クリニックは自らの優位性を広告して誘引するしかないのです。その中で、私はちゃんと学会でも認められた医学情報をブログで提示してきました。 こうしていざ患者さんが来院したら、多くの患者さんは私のこのブログを視ているから、知識を持ってきます。でも患者さんは一人一人違う顔です。私は理想
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2021 . 4 . 15

人により鼻の形態は様々です。長年の懸案の隆鼻術。鼻稜はシリコンプロテーシスが定番。学会でも定式とされます。今回は短いL型でスペーサーの役目。鼻翼縮小術皮弁法も併施しています。

ご存知の通り、昨年3月以来約1年間は外国人が来院しませんでした。渡航制限は水際対策としてもうっとも有用だからです。ましてや本邦には外国客船が最初の発生源だったので、厳しくなりました。敢えて見直したら、一昨年までは主に中国人患者の売り上げが当院の売り上げの約三分の一以上を占めていました。どこもかしこも経済的に厳しい中、当院でも新型コロナ,covid-19に大きく影響されました。逆に今考えれば、むしろ何とかミクスはお札を沢山刷って、円安で外国人を呼んだだけの政策だったのかと言えます。 ただし私に関しては、口周りの手術がマスク義務化のため減らずに、私は自粛に応じて、一応勤務日数減少していたため、仕事の多くが口周りになりました。鼻もです。さらにリモートワークの会社員は眼瞼の手術後も目立たないの
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2021 . 4 . 14

切れ長整形は弱くなる事があります。再固定する際に眉下切開(切除)をして目元を更に明るく!

自粛宣言中は顔の下半分の手術に有用でした。私自身も就労回数を自粛し、手術枠を2/3にしていましたが、そのうち半分以上が口周り(鼻尖、鼻翼、白唇、口角、頤等々)でした。解除されてから出掛ける人も増えましたが、マスク装用はまだ義務化されてます。それならついでに眼鏡で隠して眼瞼形成もしようと考える人が居ても良いのでしょう。でも通常の眼瞼形成術切開法後は、眼鏡では隠せない程のダウンタイムです。サングラスを要します。私も「サングラスにマスクでは怪しくないですか?。」と訊いてしまいます。余計なお世話でした。ダウンタイムをどうやり過ごすかは患者さん次第です。しかも個体差があり、ダウンタイムが社会生活に支障を来たす程の困る事のない人も居ます。本症例はその点で良好な経過でした。患者さんとの信頼関係が深いからで
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