今週は、眼瞼の手術の画像提示許可さんが続いています。
症例;21歳女性 眼裂横径25㎜/内眼角間距離36㎜ 重瞼はこれまでに埋没法を受けているが、弱って来ているし、狭いのがつまらないとの事。これまでのラインより1.5㎜挙げる希望。
こうなると単なる埋没法=当院ではMT法や、スクエアー法を使い分けていますが、それだけではまた取れますよね。広い重瞼設定では、持ち上げる量が増えるので、負け易いのです。
埋没法とは、糸で眼瞼の裏側と表を繋ぐ事で、開瞼時の挙上力を皮膚に伝える手術です。二重まぶたと一重まぶたは構造が違うので、一重まぶたや狭い二重まぶたを適切な二重まぶたに、構造改革する手術です。筋力の伝達を行うには糸で充分です。半永久的に糸はあります。
しかし、皮膚側が弱いのです
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カテゴリー別アーカイブ: まぶたの美容と機能
黒目整形だけでもアーモンドアイの3か月後
3ヶ月前に黒目整形=切らない眼瞼下垂手術=NILT法を受けた症例の患者さんが来院されました。まずは画像をご覧ください。
術直前
術直後
術後1週間
そして現在術後3ヶ月です。
患者さんの弁によると、「周りには気付かれなかったけど、『なんか、はっきりしたね!』とか言われたし、写真見ると自分でも良く判る。」との事。「ブログに載せてもらった写真で比べたらよーく判るの。」とも言ってもらえました。
「ブログ見てくれているのですか?、有り難うございます。」私は礼をいい筒。「とにかくキラキラして可愛いですね。」と褒めておきました。「アッそれじゃあ自画自賛というものか。」と添えたら、「上手に出来ましたね。」と褒められました。なんだか面映い会話に終始して、「とにかく長持ちす
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お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅵ
お勉強シリーズも、6回目になりましたが、遂に、Full Text;全文を手に入れられる事になりました。当院に美容外科研修(バイト)に来られている大学病院の形成外科医の方にお願いして、大学図書館から取り寄せられる事になりました。
そう言えば、私も北里大学医学部形成外科を12年前に退職する際に図書館の利用権のIDを貰っていたんだ。どこに行ってしまったのでしょう。もう無くなってしまいました。
今や、インターネットで図書館の所蔵論文を見つける事は容易です。これまで載せて来た抄録はUSA のNIH, National Institute of Health 訳すと国家健康研究所とでも言いますか?がインターネット上に提供しているPubmed というオンライン図書館検索システムから取って来たも
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黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!の2週間後
先々週の症例;黒目整形=切らない眼瞼下垂手術;NILT法とZ−形成法による目頭(蒙古襞)拘縮解除術=当院の目頭切開手術の2週間後の経過です。
まず術前
術直後
一週間後
そして、2週間後の第一眼位と第二眼位(上方視)
2週間の経過を見て来たら、徐々に和らいでいます。術前の開瞼の弱さでは、精気がなく眠そうな雰囲気がします。3回目なので、気合いを入れてもらうように頼まれました。また、目頭部の蒙古襞の被さりと突っ張りが、開瞼を阻害しているのは明らかですから、これを同時に改良すれば、より強い開瞼が得られるとの期待がありました。
結果として、気合いを入れすぎたため、術直後は睨んでいる様な開瞼が得られ過ぎ、目頭も尖った感じの開きになっていま
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お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅴ
最近続けている論文の参照。私達が科学的な正統性を持って美容医療を行っているとの証明をお見せしてきました。
ところで4回目までPubmedというUSAの(つまり科学の世界では国際的な)図書館からCitation(引用のための見出し)と抄録(抜き書きと言うか要点)を載せて説明してきましたが、今回図書館で論文の全文を手に入れることができることになりました。注文しようと思っていましたが、その到着に時間がかかるため、全文は次回以降として、再開します。
Arch Ophthalmol. 1977 Aug;95(8):1437-41.
The levator aponeurosis. Attachments and their clinical significance.
Anderson R
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