カテゴリー別アーカイブ: 眼瞼下垂

2025 . 9 . 3

眼瞼は機能と形態が連携します。男性でも治すべきです。一重瞼は先天性前葉性眼瞼下垂症です。蒙古襞の拘縮は一重瞼に伴いますからZ-形成に限ります。

いまだに目頭切開、いや目頭形成の本来の目的と意味を知らない医者が多くて、患者さんが可哀想です。特に昨今は、患者さんがインターネットでSNSを覧て来院されることが多く、ビジネス的チェーン店系の非形成外科医の美容整形屋は、そこに非医学的情報ばかり載せていますから、間違った見解が横行しています。 まず第一に、蒙古襞は被さりですが拘縮です。巷間の美容整形屋は蒙古襞を切除する手術しかできません。どのSNSにも載っています。ところが蒙古襞は切除しても、被さりは除去できますが、拘縮は解除出来ません。つまり挙がりません。この点が結果として不自然感を醸し出します。非形成外科医の美容整形屋で目頭切開術を受けたら、不自然な結果を呈するのはそのためです。かといって形成外科医はそんなことを怖がって、目頭切開術を
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2025 . 8 . 29

切開リフトと非切開リフトは、ほぼ同数施行していますが、なぜかスレッドリフトのブログが続きました。同時進行の眉下切開リフトも丁寧に手術して載せさせてもらいます。

何故スレッドリフトと切開リフトがブログに載るのかは、モニター価格(20%オフ)だからでしょう。ですが、スレッドリフトは持続性がない為、年単位で繰り返すから、実は負担が増えるのです。少しでも負担を減らすために、モニターを申告される患者さんが多いのでしょう。なお、さらに今回は、眉下切開も載せます。保険の手術で3割負担ですが、今回混合診療を避けて、保険手術の翌日に自費手術を行いました。同時にブログ提示をさせてもらえることになりました。 糸によるリフトは多種の方法があります。糸の種類も多様です。まず二つに分けます。リフト効果を求める方法と、張りを造る方法です。前者は始点を顔の上方のどこかに置いて、下方に向かって入れた糸に棘などの引っ掛かりが着いていて、それで持ち上げる方法です。後者は更に二つの
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2025 . 5 . 3

4年前に切開法と埋没法。掛け足します。それより、剣状強皮症に対するPRPを気に入ったから、2回目。

PRP療法が騒がれています。bFGF, basic Fibroblast Growth Factor(塩基性線維芽細胞成長因子)の製剤を添加したら、硬結(しこり)が出来て吸収が遷延したので、有害事象とされたのです。予め説明していなかったことが医療法上に問題視された結果、そのクリニックは責任を取りました。昨今は説明義務違反で問題が生じるケースが多くなっています。 PRP, Platelet Ridh Plasma療法は、自己採血を、遠心分離機で分けて、血小板だけを濃度を約2〜4倍にして取り出して、局所に注入する治療です。血小板は様々な成長因子を分泌します。成長因子とは、各組織の細胞の分化を促進して、細胞を増やすかまたは組織の構成物質を増やす作用のある蛋白質です。 PRPが含有する成
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2025 . 3 . 18

目元を若返らせる美容治療。切らない眼瞼下垂手術で窪み目解消。下眼瞼目袋は切開手術の適応ですが、今回はPRP注入で。

最近マスコミで”直美”という言葉が流れています。医学部を出て直ぐに、美容外科医となる医師をそう呼んでいます。造語したら判りやすいので、それは良しとしますが、私に言わせればそんな事は、30年以上前からの問題で、今更感に堪えません。そもそも直美が起きるのは、日本に於ける美容外科の特殊性、さらに言えば、国民の無知が呼んだ原因の一端を掘り起こさなければならないのではないでしょうか?。 本邦では昭和36年,1961年に国民皆保険制度が成立しました。たった63年前です。実は戦前に保険制度は一部で発足していましたが、一部に限られていて、敗戦後増加が進みませんでした。ほとんどの医療は自費診療で行われました。高度成長期にやっと成立しました。そう言えば、美容整形屋の父が昔言っていました「ひどい医者は、払え
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2024 . 12 . 28

10年ぶりの切らない眼瞼下垂手術。前回満足したけれど窪み目も進行して、修正したい気持ちは理解できます。

なんとも素敵で真面目な患者さんです。10年前には難しい状態をうまく治して、お喜び頂けました。その結果を覚えていて、今回もまた治すなら、私に頼みたいと言って再来されました。実はその間、何人かの患者さんも紹介して下さいました。優しい患者さんです。 この様に、患者さんと医療者である私が、人と人として付き合えるのは、美容形成外科医、いや医師としての幸せです。もちろん日常的に付き合っている訳ではありません。特に、今や美容形成外科医の中の多くは、ビジネスに徹しています。医療の目的が金儲けで、資本主義に毒されています。難しい言い方になりますが、アベノミクス後から、儲けることが良いと捉えられ、その上その頃から、政治家が嘘を吐きまくるから、国民も追従して、特に美容形成外科の世界では、SNS上や広告で間違
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