口周りの切開手術は得意分野です。加齢で長くなると顔面の縦の比率(バランスと安易に言わない))が崩れます。顔が長く下がった感じを呈します。品性が落ちます。
人中短縮術との術名は、非形成外科医と漢字が読めない韓国人が使います。間違いです。人中だけを短縮したら、富士山型となるに決まっています。私は上白唇短縮術と呼びます。ついでに言えば、口唇は赤い部位だけでなく、鼻の下の皮膚もです。赤唇と白唇と呼びます。そうでなければ口唇裂の治療が出来ませんよね?!。そうです。口周りの手術は形成外科医の十八番の筈です。
いくつかのポイントがあります。1、両側鼻翼間を全て同じ幅切除して富士山型を防ぐ事。2、口輪筋を切除したら口唇神経を痛めるから縫縮に留める。それでC-カールも造れる。3、鼻翼横の傷は創縁が
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 上口唇(鼻下)切除術
口角挙上術を立て続けに2回しました。デザイン追加です。効果ありました。
今回の患者さんとも話題になりましたが、口角部は後に隠れていて、赤唇縁の畝,うね=土手状の膨らみ,Mucocutaneus rigdeが見えませんから、赤唇縁を切開切除しても良いのです。でも口角より内側へ向かうとリッジがあります。ただしその範囲は個体差があります。昔に父が、赤唇縁全長を切除して口唇短縮術をした患者さんが何人か居ます。確かに効果はありますが、赤唇がベタっとして貧弱になります。今でも診ている患者さんも居ますが、その内のある患者さんは、アートメイクして誤魔化しています。
私は未だに口角挙上術を、下図の様なデザインで行なっています。ただし最近色々な手術法が考案されています。多くは、赤唇縁を切開しない方法で、口角分の口唇の裏側を操作しています。それでは少なくとも、口角の上の白唇を切
▼続きを読む
▼続きを読む
口周りの手術は得意分野。ブログを覧て、久し振りの掲載。丁寧に創痕が見えなくします。形態は特に綺麗と云われます。。
私はもう10年以上前から、口周りの手術を多数例手術してきました。ただしただ手術してきただけではありません。細かい診察に基づいて手術プランを立ててから、手術時間を充分に用意して、丁寧に手術してきました。
私の手術デザインには、いくつかの優位な特徴があります。1、鼻柱基部だけを短縮するのではなく、両側鼻翼基部まで短縮して、富士山型を防ぐ。2、鼻孔底隆起の下の折れ返り線を切開します。3、患者さんの元の形態と希望に依りますが、両側鼻柱基部と人中陵の縫合時に寄せて、人中をはっきりと狭くし、Cupid's bow 赤唇縁の弓型を強調し、赤唇中央の丸み、口唇結節を前向きにして、セクシーにします。
私は形成外科と美容外科を37年間診療してきました。形成外科領域では口唇裂を診療します。何度も書きま
▼続きを読む
▼続きを読む
人中を含む上口唇短縮術は私の得意分野です。とは言ってもやはり他医が手術した後の修正です。
何度も書きますが、上口唇は赤い部分だけでなく、その上の皮膚の部分も”口唇”です。アジアの一般人だけが知らない用語で、日本では赤唇を”くちびる”と、白唇を”鼻の下”と俗称します。これでは医学用語になりません。さらに言えば、完全口唇裂(みつくち)は、赤白とも割れている病名です。解剖学的にまたは発生学的に、赤白の口唇は一体です。両側から伸びてきて、人中で合体します。神経血管の支配も一体です。違いは赤唇は消化管(口腔)が捲れて、前突した表面に薄い皮膚が張ったので、血管が透けて赤く、白唇は皮膚ですが、深部は口腔内です。
そしてこれも何度も書いてきましたが、人中とは呼んで字の如く人の真ん中です。具体的には白唇の真ん中の縦の窪みを人中溝といい、その両側の畝を人中稜と言います。ですから巷間の非医学的美
▼続きを読む
▼続きを読む
人中を寄せて可愛くする上白唇短縮術。真摯な診察で丁寧な手術でいつも患者さんに喜ばれます。
口周りの手術は減りました。多くの患者さんが受け終えたのか、それとも他院が増えたのか、他医が手を出しているのか解りません。最近"直美"が増えて真似されているのかも知れません。いずれにしても、今から10年以上前からコロナ間までは、私が日本一多くの口周りの手術をしていたかと思われます。学会発表の為に症例数を数えたら、確かに一番でした。そこには美容形成外科医出身の、私の優位性があるからです。
口周りの手術の重要点は二つあります。
一つは口周りの解剖学的構造を熟知している事。口唇は口腔の入り口で、摂食や咀嚼、構語の為に運動が激しい部位です。従って深部の筋、血管や神経の走行も複雑です。ですから口唇は赤い部分だけでなく、上下の皮膚にも構造が連続しているので、いつも強調している様に、赤い部位を赤
▼続きを読む
▼続きを読む