上(白)唇短縮術で富士山型(赤)唇を造られた症例が、たまに来院されます。これまでこのブログで修正法を載せているからでもあり、さらに鼻翼横のドッグイヤーの消去法も載せているから、頼まれるのでしょう。
上口唇短縮術は、この数年多く行われてきました。私は10年以上前に初回例を手術して、その内の多くをブログに載せていましたから、患者さんがひっきりなしでした。数年前に学会で発表してからは、他の美容外科でも手術し始めたので、私の症例は若干減っていました。逆に、S.などの粗製濫造のチェーン店系クリニックでは、手間暇をかけて手術できないから、まずい症例が多発したため手を引きました。
チェーン店系や、若い医師。形成外科の経験がないかまたは短い医師は医学的見地を持ち得ません。これは何度も書いてきたこ
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カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
齢を重ねても眼瞼手術で元気に若々しく。本来小さい目の窓を大きくすれば、明るく暮らせます。
何回も書いてきましたが、形成外科医療と美容外科医療は、美容外科医療の車の両輪に例えられます。そして形成外科医療と美容外科医療は共に、形態を治すという目的を持っています。違いは、機能的改善をも目的とするかです。形成外科医療は、先天性でも後天性でも、または外傷や腫瘍などの原因がある疾患に対して、機能的な損失を改善することが必要とされると同時に、形態的な損失も取り戻すことが目的とされます。身体機能は形態的な良否と表裏一体だからです。対して美容外科医療では、正常範囲の形態をより向上させることが目的とされます。逆に結果として機能的損失を生じない様に治療するのは当然です。
こう考えてみると、身体機能に対しては、治すか壊さないかの逆の方向性ですが、どちらにしても身体機能の、解剖学的または生理学的な構
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上(白)口唇短縮術が再び増加中。毎日です。今回はなんと、久し振りに鼻唇角プロテーシスの併施も。
”最近美容医療が流行ってきた”。と感じている国民が増えてきました。聴く度に私「エ〜!、そんなあ〜?!。」と叫びます。私は37年間美容形成外科医として邁進してきました。長男として美容整形屋の父に仕込まれた65年間も知っています。昔小学生時に、祖母は音楽教師だったのに逆に反発して音楽に縁がない父が、突然大きなステレオセットを購入しました。しかもその後毎日の様にシングルレコードをお土産に持って帰りました。”ブルーライトヨコハマ”など流行りの曲でした。今思えば患者さん自身から貰ったのだったのでしょう。父は流行っていたのです。
本邦では、戦後直ぐから美容医療が興隆しました。当初はGI相手のパンパンさんが、対象患者さんでした。高度成長期に入ると、銀座のホステスを代表とする水商売の女性が、こぞって来
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可愛くて美人の女子なんですが、人中部を中心とした白唇だけが長い。上歯槽が前突なら私の出番です。
美容医療は知的作業の集約です。知性と教養の賜物です。知性は人が生きるために有用ですが、人が生物として生きる為にあるのではありません。知性は豊かに生きる為にあると思います。ただし”豊かさ”とは、経済的な豊かさだけではありません。心の豊かさです。その意味で美容医療の患者さんは、心の豊かさを求めて診療を受けに来られます。敢えて言えば、美人で可愛がられることで儲かることを目論む患者さんは、目的を達することが出来ないと、医療者の責を問う人がいます。そうなると本末転倒ですから、私はそんな患者さんを、サラッといなします。
人間は唯一知性を持ちます。そこで美容に限らず、医療には知性が利用されます。知性とは、儲けるための道具ではありません。人間を豊かにするための脳の働きですから、美容医療に携わる医師は、
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ギューっと目を閉じたら浅くなった二重瞼。前回の切らない眼瞼下垂手術の効果=目の開きは保たれていますからMT法で可能です。
人間は類人猿から枝分かれしたのですが、現世の人間はホモサピエンスという種類で、特徴的な構造を作る基本的な遺伝子は皆同じです。ちなみにチンパンジーとホモサピエンスは、1%も違いません。でも遺伝子は一定のインターバルで突然変異します。交配もします。だから基本的な構造は同じでも、個人的な形態と機能は皆微妙に違います。
これまで何度か触れてきた話題です。類人猿の時代から、いやその前に枝分かれした哺乳類も多くは二重瞼でした。哺乳類が進化するに従って視機能が高まったのは、生存に優位だからです。少なくともホモサピエンスがアフリカで発生した際は、皆二重瞼だったと考えられています。二重瞼は視界が広い分、視機能の利用に有利です。
約2万年前は最終氷河期で、北東アジアは極寒で、しかも砂漠化していたので
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