今回の症例はPuffy eye の典型例で、しかも眼窩隔離気味。目が離れていると目が開く訳がないという典型的な症例です。
症例は、25歳の女性。先天性一重瞼で数年前に埋没法をして一応ラインは決めている。とにかく目が離れていてだから開きにくい。二重のラインも自然なカーブに出来ない。2年前に切らない眼瞼下垂手術を受けたがラインは気に入らない。そりゃあそうです。内側がカクっと曲がっている。 今回重瞼線を平行にしたい。下垂は再発したから開きたい。切開してPuffy eyeを解消したい。目頭の拘縮が強いため目頭部が縦に突っ張るのを治したい。いくつかの点を同時に治すなら、やはりいつものやつが適します。
理学所見を提示します。内眼角間40mm、眼裂横径24mm、角膜中心間63mm。挙筋
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カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
美容医療の神髄-歴史秘話第87話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その62”「銀座から地方都市へ4:美容形成外科学医」
16年目に医局を辞して開業するにあたり、E先生のクリニックを居抜きで継いだのですが、開業した結果私も臨床形成外科医会に加入しますし、学会の世界でも人脈が広がります。また父は元美容整形の非形成外科の美容外科医として昭和36年以来の開業歴ですから、一匹狼なのに人脈は広かったし、美容医療の世界でも顔役でした。しかもOm.先生とも交流があったのです。そしてE先生とも交流を深めていきました。話題は続き、そこから再開します。
私が北里大学に入局して2年目に、日本美容外科学会JSAPSを北里大学形成外科が箱根で主催したのですが、父も参加しました。Om.先生は特別講演を依頼していたのですが、空気が薄いせいか噴火の煙のせいか、冠動脈疾患が悪化したのです。とにかく運ばなければまずいと、形成外科医の伝説の人
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上口唇(白唇部)短縮術=鼻下切除術が流行です。2週間の経過を魅せます。
1年程前から流行となった上口唇短縮術の画像だけ羅列します。何故流行なのかの分析は次回に。
下に術前の正面層と右側面像。デザイン図=切除は4㎜です。
さすがに一言症例紹介をします。50歳代の女性。加齢に伴い弛緩し、口唇長18㎜となる。口角が余り下がっていない 。デザインは鼻翼基部〜鼻翼基部で可能。裏返りを僅かに求めて皮下脂肪層半層まで切除のプランとしました。
下に術直後の画像。創は目立ちます。腫脹も起きます。
下に術翌日の画像。腫脹が亢進します。併して運動障害も生じます。でも静的形態は良好化しています。
1週間で抜糸しました。まだ創跡は赤い線です。腫脹の改善は早いで方です。運動障害は解消しつつあります。
術後2週間ではメイクして来院さ
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美容医療の神髄-歴史秘話第86話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その61”「銀座から地方都市へ3:美容形成外科学医」
16年次に美容外科クリニックを請け負いました。A美容外科グループといいます。主宰者のK氏は、本来美容外科院の事務を執っていましたが、一般男性と違って診療内容に興味を持ち、徐々に勉強していきました。学んでいきました。勉強というのは一から始めて積み重ねていかなくては理解できません。学生の勉強でも、一度つまづくと派生する知識が理解出来ないため進みませんよね。狭い領域である美容外科医療の知識でも深くしなければ仕事になりませんし、個々の症例に対処出来ません。要は経験がものを言います。座学での知識がないと新しい知識は吸収出来ませんが、それは専門用語の問題です。Technical Term といい、専門用語の特に洋語は医学知識には欠かせません。それがないと最先端の医学を学べないのです。しかし臨床医療に於い
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若返り手術の第一段階は黒目整形から。やはり黒目整形は機能的手術です。形態的には皮膚の余剰を除去しないと・・
まずは画像を提示します。
上の画像は、上左が術前、上右は切らない黒目整形手術後、下左が眉下切開直後、下右がその後微調整した後です。
上は現在の近接画像です。とにかく目が大きくなって二重はよくある幅で若々しい像です。
症例をもう一度説明します。58歳、女性。先天的には奥二重だった?。一度埋没法で二重を広げている。ハードコンタクトを30年、ソフトコンタクトを10年装用してきた。LF:挙筋筋力(滑動距離)13mmと先天性筋力低下ではなく、後天性腱膜性眼瞼下垂症である。シミュレーションしてみると、重瞼線を1mm挙げれば弛緩した皮膚を持ち上げられるし、形態的にやり過ぎ感も呈さないことが見て取られた。本症例は切らない眼瞼下垂手術が黒目整形として有用な患者さんだと判断しま
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