症例は58歳女性(えエ〜ッ!私より一つ下)。これまでにいくつもの美容医療を受けてきている。今回は、眼瞼のお治しから提示させてもらうことになりました。もちろん他の部位の相談も受けましたが一つ一つ取り組んでいきます。実は他の手術も同時にします。
切らない眼瞼下垂手術をこれまでに3回受けて来ました。どうしても後戻りし、画像でご覧の様に瞼縁が黒目に架かるので、フェニレフリンテストをしてみると充分に挙がるので、今回は私が精一杯挙げる様に気合いを入れて手術しました。ラインも若干広げたい希望でした。
術前と術直後の画像を並べます。
開瞼を強化しました。やり過ぎですが後戻りを計算しての事です。重瞼は狭くなります。でも目力が入っています。重要なのは瞼縁の形です。これまでの手術の写真を
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カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス
頤プロテーシスもデザイン次第だ!
今回は難しい症例です。難しいというのは結果が悪いということではなく、形態的変化が解りにくいかもしれないと言う意味です。量的変化は少なく、形態的に自然にというか美しくしたのですが、一般人にはそうすれば美容的に良いかを説明しなければわからないと思います。
一言でいえば前医の作り方が下手だったのです。それはこのあと説明しますが、要するに個体に合わせた医療をしていないからです。しかも患者さんの希望なんか汲んでいないし、訊いてもいない様です。私は医師です。美容外科医は医師です。患者さんを診察して治療法を検討するのが仕事です。残念ながら、美容医療の医師の多くは稼ぐのが仕事になっていて、診察のスキルを身に付けていないものが横行しています。
何がおかしいのか?。頤とは、「アゴで使う。」の慣用句の
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上口唇短縮術単独=人中だけ短縮ではありません。術後3ヶ月で完成!
上白唇短縮術を施行する際に口角が相対的に下がるので、同時に挙上術をした方が適当です。近年私は口周りの手術の先走者として、最多の症例を手術しているでしょう。その結果他院での好ましくない結果に対する二次手術も増加傾向です。
例を挙げれば、富士山型!、後戻り!、創跡が拡がり目立つ。口角が下がった等々枚挙に暇がありません。中でも富士山型は人中部だけ多く切除して鼻翼基部を取っていないからです。そうすると確かに、鼻翼横の創を短く出来てDog earも減らせるし、創の縫合に自信がない非形成外科医がやりそうな事です。口角挙上術は創跡があるのですが、口紅でカムフラージュ出来るので併施する事をお奨めします。
数年前には白唇短縮術の切開を鼻翼を超えて鼻唇溝(法令線は人相学用語です。)まで切除して口角を
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満を辞して口周りの手術。定番の人中部白唇短縮術と口角挙上術
本症例は典型的な美容上のいくつもの問題点を解消したという面でわかりやすい症例です。術後3ヶ月がきましたので、再掲します。画像を並べて比較説明します。
一目見て長い症例です。初診は昨年秋で授乳中でしたが、診察だけしました。
症例は39歳女性。人中部白唇長(鼻柱基部~Cupid's bow赤唇縁の弓型の底)21mm。十数年前に他院で眼瞼切開。目頭の蒙古襞は拘縮し、眼裂横径25mm:内眼角間37mm:角膜中心間64mmと数字的に離れていて、吊り目になっているため治すべきだとサジェストした。白唇は15mmを目標に6mm切除を希望。E-ラインは下口唇が5mm前方。上口唇はE-ライン上だが薄くなった。赤唇はバランスが取れている。外反は軽度希望。人中と弓は明瞭で結節もある。顔面部品横サイズが内
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鼻の手術は部位ごとにいろいろ!。使い分けて本症例にはこの結果が自然に作り上げられました。
これまでにも美容外科治療を受けて来た患者さんです。眼瞼は見事に出来ました。綺麗です。あくまでも違う板に載っています。本症例は鼻の手術経過後良好な結果を得られたので再掲します。
当初から、鼻根が低く・・、1年前から当院でヒアル、糸を入れてみたが消失。 鼻尖二分軟骨。縫合要。鼻稜の延長線上に高くしたいので軟骨2枚。鼻稜はプロテーシスを鼻根まで欲しい症例。
顔の部品は、両側から内側へ向かって移動して作られていきます。胎児の成長は動物の進化に沿ってくるのはご存知でしょう。魚類から爬虫類、哺乳類、霊長類と進化していく課程を追って人間になっていきます。お魚は目が両側にあります。もっともヒラメとカレイは片側にあってこれは進化です。爬虫類、哺乳類になると目は前に来ます。でも草食動物は肉食動物から
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