美容医療に於いて形態的な理想を求めて外鼻の手術を行ないます。鼻の中と外は担当科が別で、鼻の中は耳鼻咽喉科ですが、鼻の外の形態は美容形成外科です。今どきは間違う人は少ないでしょうが、戦前の昔は耳鼻科医が外鼻も手術していました。まあどうでも良いことですが・・。
しかし外鼻の美容形成外科は多彩です。形態的な理想像といっても、アジア人は特徴的で、鼻が低く大きい。でも平均的に身長が低く、その割には顔の幅がある短頭ですから、比率的には鼻が余り大きく見えない。ただし逆に顔面の前面が平板でそこに鼻が乗っかっているから大きい鼻が目立つ人も居ます。何回も強弁してきましたが、美容形成外科に於いて形態の評価は夫々の部品だけでなく周囲の部品とのバランス、顔面と体幹の形態と、三次元的な比率を考慮しなければなりませ
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カテゴリー別アーカイブ: 外側切除法
鼻翼縮小術の外側三日月型切除は適応が限られますが、鼻翼鼻背溝までの切除で鼻翼吊り上げも加えられます。
アジア人は身体に特徴があります。一説に因ると、アフリカで発生したホモサピエンス(現存人類種)がシナイ半島を経て旅立った後に、寒冷地のヨーロッパでは身長が高くなり(ベルクマンの法則といって、例えば白熊の方が南方の熊より大きいのがそれです)、更に冷たい空気を暖める為に鼻が高くなりました。白人の皮膚や目や髪の色素が少ないのは、日照が少ないから無駄な材料(メラニン色素は重要な栄養素から作られる.)を消費しない様になったからです。アジア人は進出時に中間の気候地を経由してきたので、黒人よりは黄色くなり、鼻は大きくなっても高くならなかったのです。更に2万年前の最終氷河期に東アジアに進出した集団は、寒冷地適応で一重瞼となりました。この遺伝子は大多数の日本人に混じっていて、日本人の半数は発現し一重瞼です。
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鼻尖の手術は細かく調整して面白いけれど難しいよ!
症例は24歳男性。2年半前に鼻翼縮小術と鼻尖形成術を施行しました。その前には上歯槽分節骨切り術。鼻中隔延長術。鼻翼切除術。鼻翼外側切除。
鼻尖がオウムで丸かった。前回手術は鼻尖に10×15mmの耳介軟骨。鼻翼三日月型に最大幅3.5mm切除。形は格好よく、満足だった。
昨年末に来院。鼻柱が鼻中隔延長術で下がり、鼻尖は軟骨移植で前に下からその中間が平ら。でもそこに足したら長すぎる。鼻柱に入っている縦の軟骨を短くして取ったものを鼻尖に入れて1mm高くするプラン。鼻翼はさらに外の張り出しを取りたい希望。
その後もう一度診察し相談。鼻尖の移植軟骨が反ってきたのが見える。縦に沿って横に丸まった模様。鼻中隔軟骨の修正時には私の軟骨を一度外すので形を修正出来る。
多岐に渉り細かい点を
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口周りの手術の際には鼻の修正も。
口周りの手術が流行中です。でも今回の症例はオプション付きです。多く行われてきたのは上口唇(白唇部)短縮術と口角挙上術の併施ですが、最近では口角挙上術単独からの方が受け易いので、何例か画像提示もしました。上口唇短縮術単独症例も少なからず行いました。そして、鼻翼縮小術を同時施行する症例もあります。鼻翼縮小術は外側切除の適応と、糸だけによる埋没法と、内側切除法の適応をよく検討する必要があり、他院で間違えられている症例が散見されました。本症例はその一例です。その理由はこれから書いていきます。鼻は口の上ですから、セットで形態を考えるべき部位なのです。
症例は28歳、女性。上口唇短縮の希望が主訴です。既往歴として、他院で鼻中隔延長術を受けたら曲がったので修正した、ら今度は結局鼻尖が上方に戻った。顔
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美しい人は口周りで品性を挙げて、振る舞いも艶やか
口周りの手術が多くて楽しいです。ブログに載せる症例が多いからです。ブログを見て、患者さんが安心して落ち着いて術後をやり過ごせるから経過が早いのです。最近術中から言い含めますが、精神的な安心感は体調を安定させて、術中の出血や術後の腫脹を軽減させます。そして術後2週間に本症例の患者さんは美しく装って来院されました。今回術後2か月を経ましたが、更に美しい。内面的に美人で、毎回美しい所作で来院されます。外面的な美人度は75点だったのが、現在75+5×4=95点とします。現時点での5点マイナスは、創跡が落ち着いていない分を引いています。
口周りとは、口の上と下ですが、口の上は言うまでもなく白唇部で、毎日の様に白唇部切除術を行なっています。口角は付随して同時に挙上する事がほとんどです。更に白唇部は
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