2014 . 3 . 1

顔の輪郭を分析します。—次に正面輪郭を—

正面輪郭は、黄金比率に支配されています。

レオナルドダビンチが提唱したあれです。長方形の縦横の比率として最も美しいというか、安定感がある比率。5対8をいいます。よくあるのは煙草の箱、コピー用紙なんかも近似値です。いろんなものが近い比率です。

顔の正面輪郭を長方形で囲んだら、黄金比率になるのが美しいとされています。つまりやや面長、でも長すぎない。その中に収まる顔がバランスがいいというものです。

さて、顔が長い短いは、身体の大きさつまり身長との比率ですよね。顔の上下長には頭も含むので、人種による差が少なく(頭が小さければ知能が低いということになる。)、身長との比率が、顔の相対的上下長として見られますよね。日本人をはじめとしたモンゴロイド系人種では、平均身長が男性で170cm未満ですから6頭身で、白人(コーカソイド)では平均身長が180cm近いので8頭身なのは当然です。

ですからむしろ、顔の大きさは顔の縦横のバランスが重要だと思います。日本人では、先程の5対8の比率の人は珍しく、顔の横幅が大きい人が圧倒的に多いのです。何故でしょう。側面輪郭の際に述べるべきでしたが、アジア人は前後長も短いからです。横から見れば、アジア人は鼻が低く、ホリがなく、上顎から目の下までも平板です。そのため、上顎洞が確保できないと呼吸に支障を来すので、頬骨が横に張り出しています。そのため縦横の比率として顔が横広です。

正面輪郭でもうひとつの要素は、カーブです。こめかみから、頬骨、エラ(人間には鰓はないが、下顎角をこう呼ぶ。)への輪郭のカーブが逆卵形に美しいカーブを描いていると、女性は美しいとされます。昔から、卵瓜実(うりざね)と、美人の典型的正面輪郭を表現していきました。実際に卵を長方形で囲んでみると5対8に近いと思います。卵のようなつるつるの肌とよく言い表しますが、輪郭も言い表せるのです。

次回以降、数字的に示し、改善点と方法について詳述していきます。

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