当院では口周りの手術が流行っています。それはこのブログが評判だからの様です。しかも、経時的に中長期的経過を追って画像提示しているから、患者さんも取り組みやすいと云われました。最終結果はどれもこれも、文句無しの出来です。創跡の綺麗度は最良を目指しています。それだけ真面目に、真剣に手術していますから!。今回は術後3ヶ月までの経過の画像を載せますから、みなさんの参考になるでしょう。患者さんの為にこのブログはあります。
症例は21歳、女性。これまでにいくつかの美容医療を受けている美人。口元だけは手を付けていない。こうなるとやはり私としては、バランスを取って行きたいから計測値から提示します。
先ず横の比率、内眼角間30㎜、鼻翼幅30㎜と小顔の上に部品も幅が無い。口唇幅も45㎜で、目の間=鼻
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カテゴリー別アーカイブ: 縫合
口唇短縮術には口角挙上術を組み合わせる症例がほとんどです。
本症例はいくつかの手術を受けていて、やはり最終兵器の一つとして口周りの愛らしさを求めた患者さんです。
症例は27歳、女性。上下骨切り術を受けて硬組織が短縮後退させたら、軟部組織が余ったと感じた。鼻柱基部~cupid's bowの底までの長さ17mm。外反も少ない。内眼角間39mm、鼻翼幅36mm、口唇幅45mmと比率的に口が小さい。
いろいろ評価してもやるしかない訳ですが、デザインの微調整に反映されます。切除は白唇部(鼻翼基部~鼻柱基部)を切除5mm。裏返りを求めて皮下脂肪中間層まで切除。口角は45度斜めに5×5mmの三角を切除して、5/√2≒3.5mm上と横に引くデザインを提案した。術直前に相談して40度方向とし、上に挙げることを優先しました。
今回は各方向で術前、術直後
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男性は目つきで社会的に向上します。
人生変わったかとお喜びの症例です。ほんとうですかと言われそうですが、社会的態度が変わるから、適応性が高くなります。少なくとも画像上の顔つきに出ています。
先ずは画像を見ましょう。上段は眼瞼部の術前と術直後です。下段は術後48時間と術後1週間です。定番の手術となりましたが、これが自然な形態と機能を作り上げるからです。機能とは身体機能と社会的機能を含みます。
そして術後3週間を経ました。
症例のご紹介を致します。31歳の男性です。先天性一重瞼=皮膚性眼瞼下垂症。何年か前に埋没法を受けているがすぐ戻った。この機能と形態では埋没は保てません。挙筋筋力(=挙筋滑動距離)は12mmと正常下限値。眼裂横径25mm、内眼角間36mm、角膜中心間距離60mmと目の位置は離れて
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この子は可愛い。口周りは大事です。
口周りの手術が続いています。口唇の手術に到る患者さんは、他部位の治療を経てきた人が多いのです。そのような訳で、口周りの手術は最終兵器になりますが、本症例は予め赤唇部切除術を受けています。そして今回白唇短縮術に到りました。今回は口角挙上術は二次的になります。鼻柱も検討の余地があります。アレッ、白唇部短縮術が最終兵器ではなかったみたいですが、いくつかの点については今回の術前診察中にも話しました。術後の診療中にも検討していきましょう。それに白唇部短縮術の結果赤唇部の左右差も顕在化しました。
症例は26歳の女性。鼻中隔延長術と鼻プロテーシス挿入術は受けている。他にも改善する希望点がある。だが相談してもこちらの手術時間が限られるので、今回は白唇部短縮術単独をすることとなったのです。眼瞼は診察時に
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口周りの手術の印象は3次元で診たい!
口周りの手術を行なう際には周囲の形態とのバランスが重要です。本症例では正面画像ではいい感じの経過が見られます。そして側面像ではどうでしょうか?。誰もが認識出来る様に下顎後退症です。白唇部切除と口角挙上術がどれだけの影響を及ぼすかが面白い症例です。この点は結果を診ていきましょう。
症例は30歳の女性。白唇長(鼻柱基部〜弓の底)21㎜と長い。内眼角間距離31㎜、鼻翼幅31㎜、口唇幅41㎜と横幅のバランスは取れている。顔面縦比は上顔面(生え際〜眉下)60㎜:中顔面(眉下〜鼻下)60㎜:下顔面(鼻下〜頤先)65㎜と下顔面が長い。下顎長は無いので口唇(白唇+赤唇)が長い為に違いない。歯は下げたが歯槽の前突は残り、上口唇の前傾も残る。ただし歯を下げて歯槽が突なため、口唇は前屈形となっている。この場
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