私はもう10年以上前から、口周りの手術を多数例手術してきました。ただしただ手術してきただけではありません。細かい診察に基づいて手術プランを立ててから、手術時間を充分に用意して、丁寧に手術してきました。
私の手術デザインには、いくつかの優位な特徴があります。1、鼻柱基部だけを短縮するのではなく、両側鼻翼基部まで短縮して、富士山型を防ぐ。2、鼻孔底隆起の下の折れ返り線を切開します。3、患者さんの元の形態と希望に依りますが、両側鼻柱基部と人中陵の縫合時に寄せて、人中をはっきりと狭くし、Cupid's bow 赤唇縁の弓型を強調し、赤唇中央の丸み、口唇結節を前向きにして、セクシーにします。
私は形成外科と美容外科を37年間診療してきました。形成外科領域では口唇裂を診療します。何度も書きま
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カテゴリー別アーカイブ: 美人学
このところブログ掲載をサボっていた訳ではないのですが、減っていました。ですが最近、また鼻口周りが増えました。=これまでの結果を観た患者さんが感動して、今回は耳介軟骨移植に依る鼻尖増高術=
題名にある様にブログ掲載が少なくなっていました。何故でしょう?。いわゆるモニターですが、毎回最下段に書いている様に、正規料金から20%安くしています。ところで正規料金とは当院で決めた額です。美容を唯一の目的とする治療は自由診療(保険適応ではない自費診療)ですから、料金設定は自由でばらばらです。経費や人件費から損益を計算して、設定します。もう一つチェーン店では、経費の内訳の中でも、広告費が売り上げの半分を占める料金設定が横行しています。そこでブログ掲載が減った理由を考えると、昨今物価が上昇して経費が上昇しているから、料金設定を変える対処法も考えられます。結果的に、医療者側がモニター割引を躊躇する傾向もあったかも知れません。いや但したまたま、受けてくださる患者さんが減っただけかも知れません。
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人中を含む上口唇短縮術は私の得意分野です。とは言ってもやはり他医が手術した後の修正です。
何度も書きますが、上口唇は赤い部分だけでなく、その上の皮膚の部分も”口唇”です。アジアの一般人だけが知らない用語で、日本では赤唇を”くちびる”と、白唇を”鼻の下”と俗称します。これでは医学用語になりません。さらに言えば、完全口唇裂(みつくち)は、赤白とも割れている病名です。解剖学的にまたは発生学的に、赤白の口唇は一体です。両側から伸びてきて、人中で合体します。神経血管の支配も一体です。違いは赤唇は消化管(口腔)が捲れて、前突した表面に薄い皮膚が張ったので、血管が透けて赤く、白唇は皮膚ですが、深部は口腔内です。
そしてこれも何度も書いてきましたが、人中とは呼んで字の如く人の真ん中です。具体的には白唇の真ん中の縦の窪みを人中溝といい、その両側の畝を人中稜と言います。ですから巷間の非医学的美
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年始恒例の一流人の手術。今回は大作です。前額リフトと頸部リフト。中顔面はやったから、残りは上と下ってことか・・。
まずは題名の説明です。患者さんは、一流の社会人です。毎年1ヶ月ほど休みを取って、この時期に手術を受けにいらっしゃいます。題名にある様に、いくつかの美容形成外科手術を施行してきました。今回は2回に分けて手術をしますが、一つの版に載せます。
昨今”直美”がキーワードです。医師が国家試験合格後にほとんど研修研鑽を受けないで、美容医療の分野に就職する、または開業する輩を、”直”接!"美”容医療を始めるからこう呼びます。また卒後他科で研修した後に、美容医療に転向するフラフラした医者も似た様な輩です。形成外科・美容外科が開設されている大学病院を含む大病院で、カリキュラムに沿って上級医に指導を受け、一歩ずつ学び取る様な施設で、最低6年間は研修を受けなければ、質の高い研修とは言えません。
当院の
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可愛い女子は何回かの美容医療を受けて来ましたが、経年変化に対して修正術を依頼されました。
Poly surgeryとは読んで字の如く多手術です。同一部位の複数回手術と、数々の部位の手術症例があります。これまで形成外科分野では、Poly surgery症例を好ましくないとされて来ました。その理由の一つには、同一部位を手術する場合には、それまでの治療法(手術に限らず侵襲)が少なからず影響するからです。深部も含む瘢痕(傷跡)が硬くて切りにくかったり、剥離(皮膚ならず内部の組織を剥がす事)の際に引っ掛かって力加減が難しかったりで、私に手間が増え、又は結果の良否に影響する可能性さえあり得ると言えます。もう一つの理由として前医が不明だったり、覚えていなかったり、少なくとも前の治療法が解らないことが多く、私が手術時に開けてびっくり玉手箱状態のことも少なからずあるから、私は術中に”どうしよう?!
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