カテゴリー別アーカイブ: 美人学

2024 . 10 . 7

いろいろやっても、やはり広範囲皮下剥離Jowl Lift(MACS liftの切開)が効果的です。

昨今TVCMでも電車内広告でも、インターネット内のSNS等の広告(現在HP.もYouTubeもインスタグラムも医療広告”宣伝”と見做されるがブログは違う)でも、リフト手術が載っています。広告宣伝とは誘引を目論むものですから、テキトーな内容が横行しています。何がテキトーかというと、説明書きが細かくて読めない。または画像だけだったり、関係ない画像だけだったり、画像を加工してあったりしている広告が横行しているのです。例えば糸リフトは必ずすぐ後戻りするのに、その説明がない。それどころか、それを見てクリニックを訪れて、カウンセラー(本来診察とは、カウンセリングではなく、コンサルテーション)と称する非医療者に薦められて手術を受けたら、すぐ効果が無くなったと訴える患者さんが、ちょくちょく私を訪れます。
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2024 . 8 . 30

ギューっと目を閉じたら浅くなった二重瞼。前回の切らない眼瞼下垂手術の効果=目の開きは保たれていますからMT法で可能です。

人間は類人猿から枝分かれしたのですが、現世の人間はホモサピエンスという種類で、特徴的な構造を作る基本的な遺伝子は皆同じです。ちなみにチンパンジーとホモサピエンスは、1%も違いません。でも遺伝子は一定のインターバルで突然変異します。交配もします。だから基本的な構造は同じでも、個人的な形態と機能は皆微妙に違います。 これまで何度か触れてきた話題です。類人猿の時代から、いやその前に枝分かれした哺乳類も多くは二重瞼でした。哺乳類が進化するに従って視機能が高まったのは、生存に優位だからです。少なくともホモサピエンスがアフリカで発生した際は、皆二重瞼だったと考えられています。二重瞼は視界が広い分、視機能の利用に有利です。 約2万年前は最終氷河期で、北東アジアは極寒で、しかも砂漠化していたので
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2024 . 8 . 2

外国人もJowl Lift :引き上げて若く、ついでに鼻唇溝に入れた異物も目立たなく。お隣の国はやはり美容医療後進国ですね。

皆さんは興味がなくてご存知ないのか?、嫌いだから忘れたいのか?、本邦の美容医療の歴史は古いのに認識していません。日本国では既に、先の戦争の前後に美容医療が行われ、学術的発表も為されています。とは言っても他科からです。重瞼術は眼科医が、隆鼻術は耳鼻科医が書いています。お下の治療は当然泌尿器科が書いています。戦後すぐに美容医療を進めたのは十仁病院ですが、実は戦前は泌尿器科でした。結構流行っていたそうです。戦後に占領軍のGIにぶら下がる女性を対象に、外人にモテる様に変える美容整形が興隆しました。その後の高度成長期には、雨の後の竹の子の如く美容整形医院が林立しました。昭和30年代の東京では、山手線の各駅に美容整形医院がありました。駅の看板も必ず掲げられていました。私は電車通学でしたから、毎日窓から目
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2024 . 7 . 5

今回は2vectorこめかみリフト。Malar,ゴルゴ線方向とJowl,Buttress方向へ。時間を用意して長くなくても超広範囲剥離で、ドッグイヤー修正も必要。

こめかみリフトの3部作が載っています。そして遂に、今回は複数方向への剥離操作が加わりました。リフト手術は切開線の長さでフルフェイスリフトとかミニリフトとか呼びます。当院で定番のMACS lift (私はJowl liftと呼んでいます)は切開線の長さが中ぐらいです。主に下顔面を目的にします。結果的にこめかみ部からの中顔面へのリフト効果を追加したくなります。ただし剥離方向で中顔面と下顔面を使い分けることが出来ます。 でも患者さんは、「何故バラバラにリフト手術を執り行うのか?。」と訝るでしょう。 二つのポイントがあります。一つは、長い切開のリフト手術では、全身麻酔が必要だからです。全身麻酔や静脈麻酔は設備と道具を要します。当院にも備えていますが、専門に麻酔に携わる人が必要です。しかし
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2024 . 5 . 21

若くして上白唇が長いのですが、上口唇短縮術は周囲の構造と関連します。

上口唇短縮術は、流行っています。欧米では、実際はもう25年以上前から発表されています。ですが鼻の下を切除する上口唇短縮術は、本邦では論文を渉猟する限り10年前からです。実は日本語には、”鼻の下が長い。”という揶揄があります。内面的人格に繋がる外面的形態と捉えられます。毎回私が書いて来た美容医療の基本的概念に合致します。ですから私は積極的に施行しています。 ですが、鼻翼間を切開して白唇を短縮する手術は、美容形成外科手術の中でも数少ない、顔の前面を切開縫合する手術です。顔の前を切る主なものとしては、黒子切開ですが、これは必要なら致し方ないと言えます。リフト手術は顔の横の耳前や髪の前の切開ですが、丁寧に縫合すれば傷跡は見えなくなります。眼瞼の切開は二重の線なので目を開いていれば見えません。ま
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