私は医師ですから、診察に時間を掛けます。美容形成外科医を金儲け主義だと思っている国民が多いのですが、実際に自費の美容医療は料金が自由で同様の保険診療の2〜3倍の価格設定が大多数です。それに、患者さんは広告やインターネットの情報(あくまでも情報で知識ではありません。)を視て来院され、載っている情報は、料金表と画像と説明だけですから、価格は視ていても、診療レベルは知り様がありません。画像は私の様に操作がなくして、多くの症例をブログに経過を順に追って載せているクリニックは少なく、説明も手前味噌なクリニックが多く、診療レベルを知る当てにはなりません。
なお保険診療では価格は国が決めていますから、費用対効果は逆にばらばらです。もちろん医師や医療者のレベルはマチマチですからです。国家試験に受かって
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士
本当のHamra法は大変な手術です。筋皮弁法も併用しました。注入手技よりも確実です。
これまで何回か登場して下さった患者さんです。この度久し振りに本当のHamra,ハムラ法=Orbital fat Repositioning, 眼窩脂肪移動術を施行しました。吊り上げは筋皮弁法を使います。手間と時間が大変に必要な難しい手術です。
この手術はUSAでも有名なリフト手術の得意なAesthetic Plastic surgeon であるSam Hamra が考案した方法です。本来Composite Face lift としてFace lift と下眼瞼からのmid Face lift を組み合わせた手術法ですが、日本では下眼瞼の瞼頬溝,Tear Trough の改善法だけを応用した手術をハムラ法と呼んでいます。因みに下眼瞼から上顎骨と頬骨へのアプローチは、頬骨骨折整復術や頬骨骨
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白人の様に顔面輪郭が美しい女子にはJowlは大敵。下顎のカーブを逆さ卵型にしてゴージャスに。
副題を書こうと思いましたが長いのでまずお題目から載せます。スレッドリフト(糸リフト)と言ってもただの糸ではありません。コーンの付いた3DリフトでJowl Fatを挙げて!+棘の付いたコグリフトで皮膚の裏から張りを!=この様な手術手技を私は、Jowl Lift と名付けました。実は手技の名称ではありません。要するにJowlに直接引っ掛けて挙げる,Lift だからこの手術名を使います。
Jowl は医学用語ではなく、一般英語です。辞書にも載っています。引くと‘動物のような垂れた顎‘とあります。下顎の輪郭線は卵型なのですが、口角から斜め下に走る溝=マリオネットライン(操り人形の割れている線)の外側がカーブより膨らんでいる部分を言います。日本では、ブルドッグと称します。犬も動物ですよね。
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幾つもの手術を受けてきた患者さん。今回鼻尖形成術に至りました。順番があるのです。
症例は42歳女性。何年かに亘って私にかかってきた楽しい患者さんです。鼻尖から白唇、鼻翼に対しては当初から言及していました。ただし私の得意分野であるほかの面から進めてきました。実は私顔の全体像を掴みながら美容医療をしています。顔面全体像ならず、眼瞼や鼻や口や前後関係も得意分野です。
カルテを見ると、本年に入ってから鼻唇角プロテーシスの件と同時に鼻尖を治す様に書かれています。6月には鼻尖鼻柱への軟骨移植と鼻唇角プロテーシスとだけ記載されていて、7月に入って具体的なプランを検討し始めました。計測値から載せています。鼻翼幅38mm:鼻尖幅23mmだが、鼻翼は財布に凝らしているので寄せたくない。エ~!、知らなかった。かといって鼻翼軟骨が大きい。鼻柱も幅がある。鼻翼軟骨縫合+軟骨移植2枚と決めて、
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私の口周りの手術は最終兵器として利用されます。上白唇短縮と口角挙上術は適正なデザインで丁寧に!。
題名にある様に、ポリサージェリー(複数回手術)の患者さんで満足な結果を得られていない患者さんが、何とかしたくて、やっと私を見つけ出したのです。やはり、最終的に満足な結果を得る為には私に罹る患者さんが何人もいらっしゃいます。私は最終兵器として利用されています。
この様な患者さんは、これまでの美容治療の経過=手術歴が重要です。アナムネーゼと言って病歴ですが、既往歴とも言います。美容医療以外では、アナムネが大事で診断に半分以上寄与します。診断は治療方針を決めるためにあります。診断の目的は、カルテに書いて費用を決めるためではありません。美容外科手術に於いては、これまでの手術歴と施行者が解らないと、私の治療プランが立てられません。これまでに何が為されているか判らないと、解剖学的な構造がどのように
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