切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILT法は私達にとっては定番の手術です。確かに結果がいい。なのに、他院で受けて「効いて無ーい!」と訴えて来院される患者さんが増えました。患者さんは調べて、さすがに本家の当院を知る機会があるようです。
症例は51歳、女性。これまでいくつかの美容外科医院で治療を受けています。今回の診断は見ての通りです。内側の瞼縁が挙がっていない吊り目型。二重を拡げたいが余計に吊り目になるし、眠そうになる。二重を拡げたい希望には黒目整形が必須といえる。前頭筋収縮が顕著で、特に外側の眉が挙がっている。どうにか開いて若返りを図ろうということになりました。
手術は、内側のNILT法で、瞼縁を挙げて、重瞼も広げる。右側の重瞼も広げる予定としました。ところが右は内側と外側だけだ
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学
切らない鼻翼縮小術はサイズが決めてですが、手術法の適応も大事です。
あぐら鼻の修正は、縮小に限ります。切除ではなく縮小が適応の症例がほとんどです。今回は術後2週間の経過画像をご紹介します。記載内容の一部は前回のコピペになっていますが、適応について記載を追加します。
症例は46歳、女性。今回の画像提示は部分に限りますが、実は美しい顔立ち(輪郭と目、口元)の患者さん。鼻だけ残念なので治す価値が高いと考えられ、私が依頼をされ請け負いました。このブログを見て参考にされたそうです。加齢と共に鼻が広がって来たようで、実際の最大幅のサイズは36㎜です。
上画像が術前。正面と下から。
上画像は予定通り31㎜まで締めました。糸が掛かっている両側2点がまだ赤く見えます。これでは赤点ですが、翌日には目立たなくなります。掛ける位置はやや下部としてあぐらを改善す
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美容医療の神髄-歴史秘話第62話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その38”「相模原編4」
本題に戻り、私達の研究の話題です。研究とはいえ、美容医療の臨床に活かせる有益なテーマです。眼瞼の検体を7体いただけることになりました。それをどう研究に活かすかを、教授と共同研究者の山本先生と議論しました。山本先生は8年目に茅ヶ崎徳洲会総合病院でレジデントとして一緒に働いた四年下の医師で気心が通じていて、願っても無い共同研究者です。解剖学教室を使わせてもらうのと人員を借りるので解剖学教授も共同研究者として申請します。
では眼瞼の検体を使って何をするのか?。こういうときは論文の書き方を使います。目的(仮説)、方法、結果、考察、結論という流れで考えていくことになります。つまり予めシナリオを頭に浮かべてみる。先に結論まで想定することで、そこまでの道筋を設定していくことになります。相手は科学です
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片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された。蒙古襞の拘縮が目立つからいつものやつ。当然両側したくなります。
何故この手術の組み合わせばかり多いのか?、理由は二点あります。まず結果がいいから。そしてその中期的経過をブログで提示してきて、皆さんがご覧になり、経過も理解して来院されるから。もう一つこの組み合わせでは、保険診療での眼瞼下垂手術に、自費の目頭切開の組み合わせなのです。料金的にサービス出来ます。ブログ提示の承諾をいただくとさらにプライスダウン出来るからです。ここだけの話ですが、保険3割で約5万円+自費で28万円+消費税が21万円+消費税くらいにまで下げます。
敢えて言うなら組み合わせ手術をすると、私も患者さんも楽です。約1時間半+45分の手術が2時間位でできますから、時間短縮効果があるためサービスできるのです。さらに道具や材料や薬の用意も一回で済むから料金をサービスできるのです。その結果
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生涯一美容外科医が天命の切開法に眼頭切開=蒙古襞の拘縮解除術に邁進しています。脂肪処理後の経過。
いつものやつ、切開法による眼瞼下垂症手術とZ−形成法による目頭の蒙古襞拘縮解除術を併施しています。ご覧の通り、Puffy eye ですから、どうやって処理するかも加わります。とにかく開瞼を向上させることが求められます。今回は1週間の経過画像を提示したく前回のコピペで説明します。
一重瞼による皮膚性眼瞼下垂症が主体です。厚ぼったいのは皮膚眼輪筋では無く、眼前に被さっているからです。横径は小さく、蒙古襞も被さり、目頭から斜め上に突っ張っています。さて脂肪ですが、二種類あります。皮下の脂肪はありません。眼輪筋下の脂肪をSOOFといいます。厚い人(約5㎜)から薄い人(筋膜上の繊維だけ)まで個体差は大きいです。少なくとも手術時には眼輪筋と一緒に切除します。眼窩脂肪は眼球を包んでいる脂肪です。上
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